最近、大学受験についての話が続いておりましたので、
今回は中学受験の算数について。
中学受験専用の模擬試験を受験した際に、
見たことのないような偏差値をとったことがある方、
いらっしゃいませんか?
学校では100点が多く、
クラスでも最上位に位置しているのに、
模擬試験では、まったくわからずに空白が多い。
考え込んでしまって時間切れ、なんてことも頻繁に起こります。
そして偏差値は35-38の間。
びっくりしますよね。
中学受験の学習においては、
学校での90点以上の得点は最低ライン
とお考えいただいても良いレベルになります。
特に算数での開きは非常に大きいです。
なぜここまで差が広がるのでしょうか?
それは、中受の試験問題は、問題によっては高校レベルのものもあるから。
例えば、中学2年生数学で習う連立方程式。
この問題は、小学生の和差算をはじめとする算数特殊算で解きます。
・・・ということは、
中学生で習う文章問題を小学生が解く
ということですね。
もう一つは、慣れていない会場での受験で、
緊張しすぎるから。
例えば、今までに一度も模試を受けていなかった子で、
いきなり小6の私立中学のプレテストときに、
受験番号と名前を問題用紙に書き、解答用紙に書き忘れた。
や、緊張しすぎて5点しかとれなかった、ということもあります。
子どもの緊張感の影響は、とても大きいのです。
今回は偏差値が35ー38の間の場合にすること
をお伝えしますね。
中受に必要な基本問題ができると仮定して、
1.計算問題の正確性を向上させる
模試であれば大問1番で、5~10問出題されることがあります。
大体1問あたり3~4点の配点が多いですよね。
偏差値が50に届かない場合は、計算間違いをしている可能性が
非常に高いです。
まずは、正確な計算をするようにしましょう。
2.大問2番の徹底対策
大問2番では、中受算数テキストの例題問題に属する
基本問題と標準問題が出題されやすい傾向にあります。
もちろん全ての模試に対応するわけではございませんが、
大問が進むにつれて高難易度の問題が出題されます。
ということは、比較的基礎問題に近い
大問2番の小問をしっかり解ききることが、とても大切です。
大問3番以降の問題は、得点しにくいから、という理由です。
多くは大問2番までで45~60点分の配点となっています。
得点率60~65%が平均と考えると、
大問2番までが完ぺきに仕上がれば偏差値は50近くになる、
ということになります。
もし、もっと得点を重ねていきたい、ということであれば、
大問3番以降、各問にある問1の問題だけを解くと、
さらに10点前後の加算で70点近くになりますね。
その時の問題にもよりますが、
70点も取れれば、偏差値は50を超えることが多いでしょう。
地区の模試などでは、意外に学校の教科書問題も多く含まれています。
その場合は、各問の小問に数問ずつは解ける問題がありますので、
自分が解ける問題から始めてみましょう。
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