2026年9月14日月曜日

ケアレスミスだから仕方ない」で 終わらせてはいけない本当の理由

 

TRY PLUS MOROGUCHI|MISTAKE ANALYSIS

ケアレスミスだから仕方ない」で
終わらせてはいけない本当の理由

そのミスは「うっかり」ではなく、次の失点を防ぐための大切なヒントかもしれません。

ケアレスミスを減らす方法を、原因分析の視点から解説します。定期テストで計算ミスや読み間違いを繰り返す中学生と保護者に向けて、テストの見直し方や勉強方法を具体的に紹介します。大阪市鶴見区・諸口の個別指導塾、トライプラス諸口校が解説します。

「ここは本当は分かっていた」「計算ミスだから大丈夫」「問題を読み間違えただけ」「次は気をつける」。テストが返ってきたあと、こうした言葉を口にする中学生は少なくありません。

本人に知識があったとしても、テストの答案に正解として出せなければ、得点にはつながりません。これは、本人の努力や理解を否定する話ではなく、テストという形式の中で起きる事実です。

そして、「ケアレスミスだったから理解不足ではない」と安心して終わらせてしまうと、同じ失点を次のテストでも繰り返してしまうことがあります。今回は、ケアレスミスを減らす方法について、原因の見つけ方から具体的な練習方法まで整理します。

ケアレスミスを「仕方ない」で終わらせてはいけない理由

  • ミスは完全な偶然ではなく、起こりやすい場面や癖があります
  • 知識があっても、正確に答案へ反映できなければ点数にはなりません
  • 原因を特定しない「次は気をつける」は、具体的な対策にはなりません
  • ミスを放置すると、難しい問題より先に基本問題で点数を失うことがあります
  • 失点の記録は、成績を安定させるための重要な学習材料になります

問題なのは「ミスをしたこと」ではなく、「ミスを分析せずに終えること」です。この違いを意識するだけで、次のテスト勉強の進め方が変わってきます。

「ケアレスミス」という一言にまとめない

ひとくちにケアレスミスといっても、中身はさまざまです。まずは、よくある5つのパターンに分けて考えてみましょう。

① 問題文の読み落とし

よくある例:「正しくないもの」を選ぶ問題で、正しいものを選ぶ

考えられる原因:条件や指示語を確認せず、途中で答えを予測している

② 計算・符号のミス

よくある例:マイナスの付け忘れ、小数点の位置、繰り上がりの間違い

考えられる原因:途中式を省略している、数字を小さく乱雑に書いている

③ 写し間違い

よくある例:問題の数字や文字を、途中式や解答欄へ誤って写す

考えられる原因:視線の移動が多い、一度に複数の情報を覚えようとしている

④ 単位・解答形式のミス

よくある例:単位を書かない、記号で答える問題を言葉で答える

考えられる原因:答えを出した時点で作業が終わったと思っている

⑤ 時間配分・焦りによるミス

よくある例:終了直前に急いで解き、簡単な問題を落とす

考えられる原因:難しい問題に時間を使いすぎる、見直し時間を確保していない

「分かっていないミス」と「実行上のミス」の違い

ミスには、知識そのものが不足している場合と、分かっていたのに実行段階でつまずいた場合があります。この違いを整理すると、対策が見えてきます。

項目 分かっていないミス 実行上のミス
状態解き方自体を理解できていない解き方は分かっていた
間違えた主な理由公式や文法、考え方を知らない確認不足、写し間違い、時間不足
解き直しで見るポイント解説を理解できているかどの行動が抜けたか
必要な対策基礎に戻って学び直す確認動作をルール化する
次回の確認方法類題を自力で解けるか確認する決めたルールを実行できたか確認する

「解説を見れば分かる」というだけでは、本当に理解していたとは限りません。時間を置いて、何も見ずに自力で正解できるかを確認することが大切です。

ケアレスミスを減らすための4ステップ

STEP1 ミスの事実を書く

「どの問題で、何を間違えたか」を具体的に記録します。

STEP2 原因を一段深く考える

「計算ミスだった」で止めず、「途中式を省いた」「符号を確認しなかった」など、行動まで分解します。

STEP3 次回の行動を一つ決める

例:「負の数には丸を付ける」「設問の最後に線を引く」「単位を答案の確認項目に入れる」。

STEP4 似た問題で再現できるか確認する

時間を置いて類題を解き、同じミスが起きないかをチェックします。

ミスの記録
原因の特定
行動ルールの決定
類題で確認

教科別に見る「よくあるミス」と対策

数学

符号の付け忘れ、途中式の省略、単位の書き忘れ、答え方の形式ミスが起こりやすい教科です。

テスト中の確認動作:負の数に丸を付ける、答えを出した後に単位と形式を確認する

英語

三単現のs、時制、スペルミス、疑問文の語順の間違いが多く見られます。

テスト中の確認動作:主語を確認してから動詞の形を見直す、書き終えた文をもう一度声に出さず読む

国語

抜き出す文字数の指定、文末表現、設問の条件を見落とすことがあります。

テスト中の確認動作:設問の条件に線を引く、書き終えた後に文字数と文末を数える

理科

単位、化学式、グラフの軸の読み取り、計算結果の間違いが起こりやすいです。

テスト中の確認動作:グラフの軸ラベルを最初に確認する、計算後に単位を書いたか見直す

社会

漢字の誤り、人物名や用語の混同、資料の読み取り条件の見落としが起きやすいです。

テスト中の確認動作:資料の注釈や条件を先に読む、漢字指定の有無を確認する

効果の薄い見直しと、点数につながる見直し

効果の薄い見直し

  • 答案を最初から眺めるだけ
  • 解き方を頭の中でもう一度考えるだけ
  • 「たぶん大丈夫」と感覚で判断する
  • すべての問題を同じように確認する

点数につながる見直し

  • 自分が起こしやすいミスを優先して確認する
  • 問題文の条件と自分の答えを照合する
  • 数字、符号、単位、スペルなど項目を決めて確認する
  • 計算は同じ方法で眺めず、逆算や代入で確かめる
  • 見直す問題に印を付けておく

見直しは、テストの余った時間に行うものではなく、最初からテスト時間に組み込むものとして考えることが大切です。

自分専用の「ミス対策表」

下の表を参考に、自分だけのミス対策表を作ってみましょう。

間違えた問題 ミスの種類 本当の原因 次回の行動ルール 類題で確認した日 再発したか
数学 大問2(3) 符号ミス 途中式を省略した 負の数に丸を付ける    
英語 大問4(1) 三単現のs抜け 主語を確認しなかった 主語→動詞の順で見直す    
           

テスト前に使えるチェックリスト

□ 問題文の「正しい・正しくない」に印を付ける

□ 数学の符号と単位を確認する

□ 英語の主語・時制・語順・スペルを確認する

□ 国語の文字数と文末条件を確認する

□ 理科・社会は用語と資料の条件を照合する

□ 分からない問題に時間を使いすぎない

□ 見直したい問題に印を残す

□ 最後の5〜10分を確認時間として確保する

すべてを一度に意識しようとせず、まずは自分に多いミスを2つ選んで取り組んでみましょう。

保護者ができる声かけ

子どもがケアレスミスをしたとき、声かけの仕方によって、その後の取り組み方が変わります。

避けたい声かけ

  • 「また同じミスをしたの?」
  • 「ちゃんと見直しなさい」
  • 「注意力が足りない」
  • 「こんな問題を落としたらダメ」

おすすめの声かけ

  • 「どのタイミングで間違いが起きたと思う?」
  • 「次に同じ問題が出たら、何を確認すると防げそう?」
  • 「今回一番多かったミスはどの種類かな?」
  • 「次のテストで意識することを一つ決めようか」

保護者の役割は答えを教えることではなく、子どもが自分のミスを言葉にする手助けをすることです。

トライプラス諸口校でできること

トライプラス諸口校では、講師1人に生徒2人までの担任制個別指導で、60分の個別指導と40分の演習を組み合わせています。授業当日にはミニテストを実施し、80点を一つの目安として、理解が不十分な場合は解説と再テストを行います。

教室長が学習の進捗、課題、ミスの傾向を管理し、茨田中・茨田北中・横堤中など、学校ごとの定期テスト対策にも対応しています。開校時間中は自習室を無料で利用いただけます。

「教えてもらって分かった」で終わらせず、演習と確認を通して、自分で正解できる状態を目指す指導です。一人ひとりのミスの傾向に合わせて、学習方法を一緒に整えていきます。

まとめ

ケアレスミスは、才能や性格だけで決まるものではありません。「気をつける」ではなく、ミスが起きたときの行動そのものを変えることが、再発を防ぐ近道です。

ミスは失点の記録であると同時に、次に伸びるための大切なヒントでもあります。まずは一番多いミスを一つ選び、具体的な確認動作を決めることから始めてみましょう。

直近のテストからミスを3問選び、
"なぜ起きたか"と"次に何をするか"を書いてみましょう。

同じミスを繰り返さない勉強法を、
一緒に見つけませんか?

トライプラス諸口校では、ケアレスミスの傾向や勉強方法について、無料体験授業・学習相談で個別にご相談いただけます。

無料体験授業・学習相談 実施中

トライプラス諸口校

0120-177-202

まずは現在の答案や勉強方法について、お気軽にご相談ください。

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2026年9月13日日曜日

学校ワークを3周しても点数が上がらない子に足りないもの

 

TRY PLUS MOROGUCHI|TEST STRATEGY

学校ワークを3周しても
点数が上がらない子に足りないもの

大切なのは"何周したか"ではなく、
"何も見ずに解けるようになったか"です。

中学生・保護者のための定期テスト対策コラム

学校ワークを3周しても点数が上がらない原因と、間違い直しや解き直しの正しいやり方を、大阪市鶴見区の個別指導塾トライプラス諸口校が解説します。

「学校ワークを3周したのに、テストの点数が上がらなかった」「ワークではほとんど正解できていたのに、本番では解けなかった」。中学生の保護者の方から、このような声をよく聞きます。

「同じ問題を何度も解いたはずなのに、少し形が変わると分からなくなった」「これ以上、何周すればよいのか分からない」と悩む生徒も少なくありません。

学校ワークを3周することは、決して簡単ではありません。時間を使い、最後まで繰り返し取り組んだ努力そのものには価値があります。

ただし、ワークを進める目的が「3周すること」になってしまうと、回数を増やす作業になり、できない問題をできるようにする工程が抜け落ちてしまうことがあります。

学校ワークを3周しても点数が上がらない子に足りないのは、努力や回数ではなく、"本当に解けるようになったかを確認する工程"です。

ワークを何周したかではなく、次の流れを何回通過したかが重要です。

問題を解く
丸付けをする
間違いの原因を分ける
答えを閉じて解き直す
時間を空けて再確認する
形の違う問題でも使えるか試す

「3周した」と「3回できるようにした」は違う

学校ワークを3周することは手段であり、目的ではありません。同じ3周でも、中身によって結果は大きく変わります。

3周した状態

・最初から最後まで3回進めた

・正解した問題も毎回解いた

・間違えた問題へ使う時間が少ない

・答えや解法の位置を覚えている

・ノートや解説を見ながら解いている

・終了の基準が「最後のページまで進んだ」

3回できるようにした状態

・間違えた問題を中心に繰り返した

・間違えた理由を確認した

・答えを閉じて解き直した

・翌日や数日後にも解いた

・類題でも同じ考え方を使えるか確認した

・終了の基準が「何も見ずに解けた」

3周しても点数が上がらない子に足りない5つのもの

01

間違えた原因の分析

丸付けをして正しい答えを赤ペンで書いただけでは、同じ間違いを防ぐ方法は分かりません。間違いは次の5種類に分けて考えることができます。

・知識不足:公式、英単語、漢字、用語を覚えていない

・理解不足:解き方や考え方を理解できていない

・判断不足:どの公式や文法を使うか選べない

・作業ミス:計算、符号、つづり、写し間違い

・時間不足:解く順番や時間配分に問題がある

原因によって、覚え直す、前の単元へ戻る、類題を解く、見直し方法を決めるなど、対策は変わります。

02

答えを見ない「自力再現」

2周目や3周目に、前回の答えや解説を見ながら解くと、分かったように感じやすくなります。次の条件で解けるかを確認してみてください。

・答えを隠す ・解説を閉じる ・ノートを見ない

・最初の式から自分で書く ・なぜその解き方になるか説明する

完成の基準は「見れば分かる」ではなく、「何も見ずに最初から解ける」ことです。

03

時間を空けた確認

解説を読んだ直後は解き方が頭に残っているため、すぐに正解しやすくなります。一例として、次のようなタイミングで確認する方法があります。

・解説を確認した直後:答えを閉じて解く

・翌日:もう一度自力で解く

・3日後:間違えた問題だけ確認する

・テスト前:時間を測って最終確認する

すべての問題を毎回解き直すのではなく、間違えた問題や不安な問題を中心にすることが大切です。

04

少し形が変わった類題への対応

同じ問題を繰り返すと、問題文や答えを覚えて正解できる場合があります。しかしテストでは、数字が変わる、問題文の表現が変わる、複数の単元が混ざる、使う公式や文法を自分で判断する、理由や途中式を説明することが求められる場合があります。

同じワークの反復後は、類題や単元が混ざった問題でも解けるか確認する必要があります。

05

時間制限と本番形式の練習

家では時間をかければ解けても、テストでは限られた時間内に解く必要があります。次のような工夫で少しずつ意識してみてください。

・ワーク1ページの目標時間を決める ・大問ごとに時間を測る

・分からない問題で止まりすぎない ・後回しにする問題へ印を付ける

・見直し時間を残す ・複数単元を混ぜて解く

速く解くことだけを目的にせず、正確さを確認しながら少しずつ時間を意識することが大切です。

「周回作業」と「点数につながる勉強」の比較

項目周回作業点数につながる勉強
目標3周を終える自力で解ける問題を増やす
対象毎回すべての問題間違い・不安な問題を優先
丸付け答えを書いて終わる間違いの原因を分ける
解説見ながら解く閉じて最初から解く
タイミング続けて3周する翌日や数日後にも確認する
問題同じ問題だけ類題や混合問題も解く
時間制限なし時間を測って確認する
完了基準最後のページまで進んだ何も見ずに正解できた

同じ3周でも、各周の目的を変えることで学習の質は大きく変わります。

点数につながる「学校ワーク3周」の使い分け

1周目|できる問題と、できない問題を分ける

目的は、全体の理解度を確認することです。

・まずは答えを見ずに解く ・分からない問題に印を付ける

・正解でも自信がない問題に△を付ける ・間違いの原因を短く書く

・解説を読んでも分からない問題を質問する

1周目で完璧を目指しすぎず、課題を見つけることを優先してください。

2周目|間違えた問題を自力で解けるようにする

目的は、理解を自力再現へ変えることです。

・1周目で間違えた問題を優先する ・答えと解説を閉じて解く

・途中式や理由を書く ・解けなければ前の単元へ戻る

・質問した後、必ず自分で解き直す

正解した問題を機械的にすべて解き直す必要はない場合もあります。

3周目|時間を空け、本番に近い条件で確認する

目的は、テストで使える状態か確認することです。

・翌日または数日後に取り組む ・問題の順番を変える

・複数単元を混ぜる ・時間を測る

・ノートやヒントを見ない ・まだ間違える問題だけを最終課題にする

3周目は、記憶した答えを再現する回ではなく、定着を確認する回です。

「本当にできる」を判定する4つのチェック

CHECK1 答えを見ずに解ける

解説や前回の答えを隠しても、最初から解ける。

CHECK2 理由を説明できる

なぜその公式・文法・考え方を使うのか説明できる。

CHECK3 類題でも解ける

数字や問題文が変わっても、同じ考え方を使える。

CHECK4 時間内に解ける

正確さを保ちながら、テストを想定した時間で解ける。

4つのうち一つでも不足している場合は、「できた問題」ではなく「もう一度確認する問題」にしましょう。

教科別に足りなくなりやすい確認

数学

同じ計算結果や途中式を覚えるのではなく、どの公式や解法を使うか、なぜその式を立てるのか、数字が変わっても解けるか、途中式を自力で書けるかを確認します。

英語

単元別のワークで正解するだけでなく、英単語を日本語から書けるか、文法を自分で判断できるか、並べ替えだけでなく英作文ができるか、複数の文法が混ざっても解けるか、教科書本文や重要表現を確認できているかを見ます。

国語

答えを覚えるのではなく、本文中の根拠を見つけられるか、問いが求めている内容を理解できるか、記述問題を自分の言葉でまとめられるか、漢字・語句・文法を問題形式で答えられるかを確認します。

理科・社会

用語を眺めるだけでなく、何も見ずに答えられるか、図・表・資料と関連づけられるか、原因と結果を説明できるか、記述問題で必要な言葉を書けるかを確認します。

テストまで時間がない場合の優先順位

テストまで時間がない場合、無理に全ページを3周するより、次の順番で進めましょう。

1.提出が必要な範囲を終える

2.基本問題の間違いを解き直す

3.得点できそうな問題を確実にする

4.暗記内容を小テスト形式で確認する

5.まだ間違える問題だけを再確認する

6.余裕があれば類題や発展問題へ進む

「3周」という回数を守ることより、取るべき問題を自力で正解できるようにすることを優先してください。難問へ時間を使いすぎず、基本問題の取りこぼしを減らすことも大切です。

保護者が確認したいこと

避けたい声かけ

「3周したのに、なぜこの点数なの?」

「本当にちゃんと3周したの?」

「次は5周しなさい」

「もっと長時間勉強しなさい」

「やり方が悪いから伸びないのよ」

代わりに使える声かけ

「3周の中で、間違えた問題はどれ?」

「答えを見ずに解けた問題は増えた?」

「翌日にも同じ問題を解けた?」

「数字や形が変わった問題も解けた?」

「どんな間違いが多かった?」

「先生に質問したい問題は残っている?」

「次は各周の目的をどう変える?」

保護者が周回数だけを確認するのではなく、間違えた問題がどう変化したかを見ることが大切です。

学校ワークの使い方チェックリスト

□ 1周目は答えを見ずに解いた

□ 間違えた問題に印を付けた

□ 間違えた原因を分類した

□ 正解でも自信がない問題を区別した

□ 解説を読んだ後、答えを閉じて解き直した

□ 分からない問題を先生に質問した

□ 質問後に自分でもう一度解いた

□ 翌日または数日後にも確認した

□ 数字や形が違う類題を解いた

□ 複数単元が混ざった問題を解いた

□ 時間を測って確認した

□ 何も見ずに解けたかを基準にした

チェックが少なくても、努力が無駄だったわけではありません。次のテストでは"周回数"に加えて、"何も見ずに解けたか"を確認してみましょう。

まとめ

学校ワークを3周した努力には、確かな価値があります。ただし、3周すること自体が目的になってしまうと、点数にはつながりにくいこともあります。

必要なのは、間違いの原因を見つけること。解説を見た後は答えを閉じて自力で解き直し、翌日や数日後にも解けるかを確認することです。

同じ問題だけでなく類題や混合問題にも取り組み、テストを想定して時間を測ることも欠かせません。「何周したか」より、「できない問題が何問できるようになったか」を重視してみてください。

時間がない場合は、基本問題と間違えた問題を優先すれば十分です。今まで積み重ねてきた3周の努力は、使い方を少し変えるだけで、これからの点数につながっていきます。

"3周した"を、"自力で解ける"に変えませんか?

トライプラス諸口校では、1対2の担任制個別指導で、60分の個別指導に加えて40分の演習を行っています。演習ではその日に学んだ内容を自力で解けるかを小テストで確認し、80点以上を合格の目安とします。合格点に届かなかった場合は、その場で説明と再確認を行います。

教室長が生徒ごとの進度や課題を管理し、学校ワークの進み具合と間違いの原因も一緒に確認します。必要に応じて、現在の単元より前まで戻って学習することも可能です。茨田中・茨田北中・横堤中など、学校別の定期テスト対策にも対応しています。自習室は開校中いつでも無料で利用できます。

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2026年9月12日土曜日

苦手から始める?得意から始める?ーテスト勉強の正しい順番

 

TRY PLUS MOROGUCHI|TEST STRATEGY

苦手科目から始める?得意科目から始める?
ーテスト勉強の正しい順番

正解は"どちらか一方"ではありません。目的に合わせて順番を組みます。

中高生・保護者のための定期テスト対策コラム

テスト勉強の順番に迷う中学生・高校生は多くいます。得意科目から始めるか苦手科目から始めるかは、性格ではなく目標点・締め切り・残り日数で決めるのが、大阪市鶴見区の個別指導塾トライプラス諸口校の考え方です。

テスト勉強は何から始める?迷う理由

「苦手な数学から始めると、時間がかかって他の教科ができない」「得意な英語から始めると、それだけで勉強した気になってしまう」。教室でも、こうした声をよく聞きます。

「提出物を優先すると、暗記科目が直前まで残る」「5教科すべて勉強しようとして、結局どれも中途半端になる」という悩みも同じくらい多いです。

「得意科目から始めるべき」「苦手科目から逃げてはいけない」など、テスト勉強の順番にはさまざまな考え方があります。ただ、すべての生徒・すべての時期に共通する一つの正しい順番があるわけではありません。

大切なのは、勉強を始めるための順番点数を上げるための優先順位テスト期間全体の順番を分けて考えることです。

結論:始め方と、力を入れる科目は別に考える

その日の最初は"始めやすい科目"、学習時間の中心は"点数を上げたい科目"にするのが基本です。

得意科目・暗記などで短く始める
集中力があるうちに、優先度の高い苦手科目
提出物や標準レベルの科目
暗記の確認・解き直し
翌日の課題を決める

ただし、これは基本の型です。生徒の理解度、提出期限、テストまでの日数によって、実際の順番は調整します。

得意科目から勉強するメリットと注意点

メリット

勉強を始める負担が小さく、短時間で問題を進められます。勉強のリズムを作りやすく、「今日もできた」という感覚を持ちやすいのも利点です。

注意点

得意科目だけで学習時間を使ってしまう、できる問題ばかり解いて満足する、苦手科目を後回しにする理由になりやすいという面もあります。点数が伸びにくい部分へ時間を使えなくなるのが弱点です。

得意科目から始める場合は、最初の5〜15分程度をウォーミングアップとして使い、その後に優先科目へ移る方法がおすすめです。この時間はあくまで一例で、生徒の状況に合わせて調整してください。

苦手科目から勉強するメリットと注意点

メリット

集中力があるうちに難しい課題へ取り組め、早い段階で分からない問題を見つけられます。質問や解き直しの時間を確保でき、点数の伸びしろがある部分へ時間を使えます。

注意点

最初の問題で止まり、勉強全体が進まないことがあります。始める負担が大きく先延ばしされやすく、難しすぎる問題へ時間を使いすぎて「今日もできなかった」という感覚で終わる場合もあります。

苦手科目から始める場合は、次の方法を試してみてください。

最初に取り組むページを決める。基本問題から始める。悩む時間の区切りを決める。分からない問題に印を付けて次へ進む。そのうえで、後で学校や塾の先生へ質問することが大切です。

正しい順番を決める4つの判断基準

01.締め切り

提出日が近い学校ワークや課題は、得意・苦手に関係なく優先します。ただし、提出するために答えを写すだけにならないよう注意してください。

02.目標点との差

現在の点数と目標点の差を確認し、伸ばしたい教科へ時間を配分します。

例:現在60点、目標70点。基本問題の取りこぼしが多く、解き直せば取れそうな問題がある。このような科目は優先度が高いといえます。

03.理解度

「苦手」という感覚だけでなく、実際の状態を確認します。基本問題から分からないのか、基本は解けるが応用で止まるのか、解き方は分かるがミスが多いのか、暗記が不足しているのか、時間が足りないのか。

状態によって、必要な勉強内容と時間配分が変わります。

04.テストまでの日数

3週間以上前:苦手単元の理解と学校ワークを進める。

2週間前:全教科の1周目と苦手の解き直し。

1週間前:間違えた問題、暗記、混合問題。

3日前:まだ取れていない基本問題を優先。

前日:新しい難問より、覚えた内容とミスの確認。

「いつでも苦手科目から」という単純な順番ではなく、時期に合わせて変えることが重要です。

優先順位を決める4象限

「苦手か得意か」だけでなく、「目標点」「伸びしろ」「必要時間」で判断しましょう。

優先度A:苦手で、点数を上げたい

学習時間を最も多く配分。基本理解、質問、解き直しを行う。

優先度B:得意だが、維持したい

短時間で確認し、取りこぼしを防ぐ。

優先度C:苦手だが、今回は優先度低

基本問題と取るべき範囲に絞り、難問に時間を使いすぎない。

優先度D:得意で、安定している

確認時間を短くし、余った時間を優先度Aへ回す。

おすすめの1回の勉強順

STEP1 始めやすい課題でウォーミングアップ

英単語、漢字、計算、得意科目の確認など。長く続けず、勉強を始めるきっかけとして使う。

STEP2 最優先の苦手科目

集中力が残っているうちに、点数を上げたい教科へ取り組む。基本問題から始め、分からない問題には印を付ける。

STEP3 提出物・標準レベルの課題

学校ワークや期限のある課題を進める。提出するだけでなく、間違えた問題を確認する。

STEP4 暗記科目

英単語、漢字、理科・社会の用語などを、問題形式で確認する。見て覚えるだけでなく、何も見ずに答える。

STEP5 解き直しと翌日の確認

その日に間違えた問題を1〜3問解き直し、翌日に取り組む内容を決める。

勉強時間別のモデルプラン

以下の時間配分は絶対的な正解ではなく、あくまで一例です。定期テストの時間配分を考える際の参考にしてください。

60分 90分 120分
10分:得意科目または暗記でスタート
30分:最優先の苦手科目
15分:提出物または別教科
5分:解き直しと翌日の確認
10分:ウォーミングアップ
35分:最優先の苦手科目
25分:学校ワーク・提出物
15分:暗記科目
5分:振り返り
10分:ウォーミングアップ
40分:最優先の苦手科目
10分:休憩
30分:2番目の優先科目
20分:学校ワークまたは暗記
10分:解き直しと計画

休憩時間や集中できる長さは、生徒によって調整してください。

タイプ別のおすすめ順番

なかなか勉強を始められない子

短い得意科目または暗記から始め、開始後に苦手科目へ移る。

得意科目ばかり勉強する子

最初の得意科目に終了時刻を設定し、その後の苦手科目を先に予定表へ入れる。

苦手科目で止まってしまう子

基本問題へ戻り、分からない問題に印を付けて、質問する内容を整理する。

提出物がたまっている子

締め切りの近い課題を優先しながら、毎日短時間でも暗記と解き直しを入れる。

5教科すべてが不安な子

全教科を均等に勉強せず、最優先教科・維持教科・最低限取る教科に分ける。

よくある失敗

・得意科目だけで勉強時間を使う

・最も難しい問題から始めて動けなくなる

・苦手科目へ毎日長時間を割り当てる

・5教科を毎日均等に勉強しようとする

・提出物を終わらせることだけを目標にする

・暗記科目を前日まで残す

・計画どおり進まないと、すべてを諦める

予定が崩れたときは、勉強をやめるのではなく、優先順位を付け直すことが大切です。

自分の正しい順番を決めるチェックリスト

□ 提出期限の近い課題を確認した

□ 教科ごとの目標点を決めた

□ 現在の点数と目標点の差を確認した

□ 基本問題から分からない教科を把握した

□ 得意だが維持したい教科を決めた

□ 今回、最優先にする教科を1つ決めた

□ ウォーミングアップの終了時刻を決めた

□ 苦手科目で悩む時間の区切りを決めた

□ 質問する問題に印を付けた

□ 暗記科目を前日まで残さない予定を作った

□ 解き直しの時間を確保した

□ 予定が遅れた場合の予備日を決めた

迷ったときは、"短い得意科目で始める→最優先の苦手科目→提出物→暗記→解き直し"の順から試してみましょう。

保護者ができる声かけ

避けたい声かけ

「苦手科目からしなさい」

「得意な教科ばかりしても意味がない」

「5教科を全部同じ時間勉強しなさい」

「一番難しい問題から逃げないで」

「計画どおり全部終わらせなさい」

代わりに使える声かけ

「今回、一番点数を上げたい教科はどれ?」

「最初に短く始めるなら、何がよさそう?」

「集中できる時間に、どの教科を入れる?」

「提出期限が近いものはある?」

「分からない問題を先生に聞く時間は取れそう?」

「予定が遅れているなら、何を優先し直す?」

保護者が順番をすべて決めるのではなく、子どもが優先順位を言葉にできるよう支えることが大切です。

まとめ

得意科目と苦手科目のどちらから始めるかに、全員共通の正解はありません。勉強を始めにくい子は、得意科目や短い暗記から始めてもよいですし、学習時間の中心は点数を上げたい優先科目へ配分します。

苦手科目は基本問題から始め、分からない問題で止まりすぎないことが大切です。得意・苦手だけでなく、締め切り・目標点・理解度・残り日数で順番を決め、どちらか一方に偏らないようにしましょう。

計画が崩れた場合は、優先順位を付け直せば大丈夫です。最後に解き直しと翌日の課題を確認する習慣が、次のテストにつながります。自分に合った順番は、少しずつ試しながら見つけていくもの。焦らず取り組んでいきましょう。

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2026年9月11日金曜日

「勉強しなさい」では動かない。ー中学生が自分から始める声掛け

 

TRY PLUS MOROGUCHI|PARENTING & STUDY

「勉強しなさい」では動かない。
ー中学生が自分から始める声掛け

必要なのは、やる気を待つことではなく“始めやすい言葉と仕組み”です。

中学生の保護者のための学習サポートコラム

「勉強しなさい」と言っても勉強しない中学生に、保護者はどう声をかければよいのでしょうか。大阪市鶴見区の個別指導塾トライプラス諸口校の教室長が、中学生への声かけと家庭学習の仕組み作りを解説します。

「あとでやる」の繰り返しに疲れていませんか

保護者:「そろそろ勉強しなさい」
子ども:「あとでやる」
保護者:「あとでって、いつ?」
子ども:「分かってるって」
保護者:「毎日同じことを言わせないで」

こうしたやり取りは、多くの家庭で日常的に起きています。保護者が声をかけるのは、宿題やテストのことが心配だからです。一方で中学生本人も、「勉強しなければならない」と分かっていることは少なくありません。

それでも動けないのは、単純な勉強のやる気不足だけが理由とは限りません。次のような事情が重なっている場合があります。

  • 何から始めればよいか決まっていない
  • 課題が多く、手を付ける順番が分からない
  • 疲れていて、始めるまでの負担が大きい
  • 「勉強」という言葉が広すぎる
  • 声をかけられるたびに、管理されていると感じる
  • 分からない問題が多く、自信を失っている

中学生が動きやすい声かけは、“勉強するかどうか”を迫る言葉ではなく、“いつ・何から・どこまで始めるか”を決める言葉です。

「勉強しなさい」
「何から始める?」
「何時から始める?」
「最初の10分で何をする?」
実際に始める

声かけの目的は、言葉で子どもを動かすことではありません。最初の行動を具体的にすることです。

なぜ「勉強しなさい」では動きにくいのか

「勉強」の範囲が広すぎる

数学、英語、宿題、暗記、テスト勉強など、何から始めるか判断できません。

始める時刻が決まっていない

「あとでやる」という言葉のまま、時間だけが過ぎていきます。

課題が難しすぎる

分からない問題が多いと、始めても進まないことが予想され、手が止まりやすくなります。

会話が注意と反発の繰り返しになっている

内容よりも、「言われたこと」への反応が先に出てしまう場合があります。

「勉強しなさい」という言葉そのものが絶対に悪いわけではありません。ただ、具体的な行動が含まれていないため、開始につながりにくいのです。

中学生が始めやすくなる5つの声かけ

ここからは、中学生への声かけを具体的に見直すための言い換え例を紹介します。

01

「勉強しなさい」から「何から始める?」へ

避けたい言い方

「いつまで遊んでいるの。勉強しなさい」

「勉強」という言葉が広すぎて、何から手をつけるか判断できず、動けなくなってしまいます。

言い換え例

「今日は何を終わらせる予定?」/「最初にするなら、宿題とテスト勉強のどっち?」/「一番短く終わりそうなものはどれ?」/「まず1つ選ぶなら何にする?」

子どもが決められない場合は、保護者が2つの選択肢まで絞ってかまいません。「何でも好きに決めてよい」と丸投げするのではなく、始める課題を具体化することが目的です。

02

「今すぐやりなさい」から「何時から始める?」へ

避けたい言い方

「今すぐゲームをやめて勉強しなさい」

「今すぐ」は具体的な時刻ではないため、いつまでも先延ばしにできてしまいます。

言い換え例

「19時30分と20時、どちらから始める?」/「夕食前に15分する?それとも夕食後に30分する?」/「休憩が終わったら、何時から始める?」/「始める時刻を自分で決めて教えて」

選択肢は増やしすぎず、現実的な範囲で2択にするのがコツです。決めた時刻になっても始めない場合は、感情的に責めるのではなく、事前に決めた約束を短く確認しましょう。

03

「全部終わらせなさい」から「最初の10分」に変える

避けたい言い方

「宿題もワークも、今日中に全部終わらせなさい」

終わりが見えない課題量を提示されると、始める前から気持ちが重くなってしまいます。

言い換え例

「最初の10分で、何をする?」/「数学を2問だけ始めてみる?」/「英単語を10個確認したら、一度休憩しよう」/「まずワークを開いて、今日するページを決めよう」

10分や2問は絶対的な数字ではなく、始める負担を小さくするための一例です。始めた後に続けられそうなら続け、難しければ予定を小さく修正しましょう。

04

「ちゃんとやったの?」から「どこまでできた?」へ

避けたい言い方

「本当にちゃんと勉強したの?」

「ちゃんと」という言葉は基準があいまいで、確認のつもりが問い詰めのように伝わることがあります。

言い換え例

「今日はどこまで進んだ?」/「できるようになった問題はどれ?」/「まだ分からない問題はある?」/「明日に残したものは何?」/「先生に質問したいところはある?」

勉強時間だけでなく、進んだ内容・理解できた内容・残った課題を確認することが大切です。できていない場合も、言い訳を追及するだけで終わらせず、翌日の具体的な修正につなげましょう。

05

「自分で考えなさい」から「どんな助けが必要?」へ

避けたい言い方

「中学生なんだから、全部自分で考えなさい」

突き放すような言葉は、困っていることを言い出しにくくさせてしまう場合があります。

言い換え例

「予定を一緒に整理する?」/「問題の意味と解き方、どちらで困っている?」/「先生に質問する問題を一緒に選ぶ?」/「静かな場所を作るのと、時間を測るのと、どちらが必要?」/「自分でできるところと、手伝ってほしいところを分けよう」

自立とは、最初からすべて一人でこなすことではありません。必要な助けを言葉にし、少しずつ自分で進められる範囲を広げていくことです。

避けたい声かけと動きやすい声かけの比較

避けたい言い方 動きやすい声かけ
「勉強しなさい」 「今日は何から始める?」
「今すぐやりなさい」 「19時30分と20時、どちらから始める?」
「全部終わらせなさい」 「最初の10分で何をする?」
「ちゃんとやったの?」 「今日はどこまで進んだ?」
「もっと頑張りなさい」 「次に変えることを1つ決めよう」
「自分で考えなさい」 「どんな助けが必要?」
「スマホばかり見て」 「勉強中のスマホはどこに置く?」

言い換えの目的は、子どもの機嫌を取ることではありません。行動を具体的にすることです。

声かけだけでは変わらない――必要なのは「始める仕組み」

親の声かけを工夫しても、それだけで勉強習慣が定着するとは限りません。声かけと合わせて、始めやすい仕組みを用意することが重要です。

時刻を固定する

「夕食後」「20時から」など、勉強を始める基準を決めます。

場所を決める

リビング、自室、自習室など、勉強する場所を固定します。

最初の課題を決める

英単語、漢字、計算など、迷わず始められる課題を用意します。

終了条件を決める

「1時間座る」だけでなく、「ワーク2ページ」「間違い3問の解き直し」など、終える内容を決めます。

決まった時刻
決まった場所
小さな最初の課題
始めやすい状態

家庭で使える「10分スタート法」

1.始める時刻を決める
2.スマートフォンやゲームを置く場所を決める
3.最初にする課題を1つ選ぶ
4.10分だけタイマーを設定する
5.終了後に、続けるか短い休憩を取るか決める
6.終わった内容と残った内容を確認する

10分は、すべての家庭に共通する絶対的な時間ではなく、始めるための一例です。長時間続けることよりも、決めた時刻に始める経験を積み重ねることを重視しましょう。

「本人に任せる」と「放置する」は違う

子どもの自主性を尊重することと、何も声をかけないことは同じではありません。任せる部分と確認する部分を分けて考えることが大切です。

本人に任せる部分

  • 取り組む教科の順番
  • 始める時刻の選択
  • 休憩の取り方
  • 先生に質問したい内容
  • 自分で立てた目標

家庭で確認する部分

  • 学校の提出期限
  • 必要な宿題が終わっているか
  • 睡眠を極端に削っていないか
  • スマートフォンなどの家庭内ルール
  • 学習計画が現実的か
  • 困っている状態を放置していないか

保護者がすべてを管理する状態から、少しずつ本人が決める範囲を広げていきましょう。約束を守れなかった場合も、その場の感情で罰を増やすのではなく、事前に決めたルールと翌日の修正方法を確認することが大切です。

声をかけない方がよいタイミング

次のような場面では、すぐに勉強の話を始めず、少し時間を置くほうがうまくいきやすくなります。

  • 学校や部活動から帰宅した直後
  • 親子のどちらかが強く怒っているとき
  • 子どもが別の課題へ集中しているとき
  • 就寝直前
  • テスト結果を見た直後で、気持ちが高ぶっているとき

ただし、タイミングを待ち続けて話を先延ばしにしないことも大切です。「夕食後に10分だけ、明日の予定を確認しよう」のように、話す時刻を具体的に決めておくとよいでしょう。

それでも動かないときに確認すること

□ 何をすればよいか本人が理解しているか
□ 課題の量が多すぎないか
□ 内容が難しすぎないか
□ 分からない問題を質問できているか
□ 始める時刻と場所が決まっているか
□ 睡眠不足や疲れが続いていないか
□ スマートフォンなどのルールが曖昧ではないか
□ 親子で決めた予定が現実的か
□ 学校や塾の予定を把握できているか
□ 声かけだけで解決しようとしていないか

動かない状態が長く続く場合は、叱る回数を増やす前に、学校や塾と現在の理解度・課題量・学習方法を共有することをおすすめします。生活や学習への支障が大きいと感じる場合は、家庭だけで抱え込まず、適切な相談先を検討することも選択肢のひとつです。

今夜から使える声かけテンプレート

「今日の宿題とテスト勉強、どちらから始める?」
「19時30分と20時なら、どちらが始めやすい?」
「最初の10分で終えるものを1つ決めよう」
「分からない問題には印を付けて、明日先生に聞こう」
「終わったら、できたことと明日に残すことを確認しよう」

声をかける回数を増やすより、“いつ・何を・どこまで”を一度決めることが大切です。

まとめ

保護者が「勉強しなさい」と言うのは、子どもの将来を心配しているからです。そして中学生本人も、勉強しなければならないと分かっている場合が少なくありません。

動けないときは、やる気だけでなく、課題の量・時間・難易度を確認してみましょう。「勉強」という曖昧な指示を、具体的な最初の行動へ変え、いつ始めるか、何から始めるかを選べる形にすることが第一歩です。

声かけだけでなく、時刻・場所・最初の課題を固定すること。本人任せと放置を混同せず、家庭で確認する線を決めること。そして一度に自立を求めるのではなく、本人が決める範囲を少しずつ広げていくこと。

保護者も中学生も、どちらも責める必要はありません。明日からではなく、今日から一つだけ、言葉を変えてみませんか。

“勉強しなさい”を繰り返す前に、始められる仕組みを作りませんか?

トライプラス諸口校(大阪市鶴見区)は、1対2の担任制個別指導塾です。60分の個別指導に加え、その日に学んだ内容の定着を確認する40分の演習を行い、演習の小テストで80点に届かない場合は説明と再確認をしています。教室長が生徒ごとの進度や課題を管理し、理解度や学校の予定に合わせて、取り組む内容を具体的に決めていきます。茨田中・茨田北中・横堤中など、学校別の定期テスト対策にも対応しており、自習室は開校中無料で利用できます。

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2026年9月10日木曜日

子どもの点数が下がったとき、保護者が言わない方がいい5つの言葉

 

TRY PLUS MOROGUCHI|PARENTING & STUDY

子どもの点数が下がったとき、

保護者が言わない方がいい5つの言葉

最初のひと言が、次のテストへ向かう気持ちを左右します。

中高生の保護者のための学習サポートコラム

テストの点数が下がったとき、つい出てしまう言葉があります。大阪市鶴見区の個別指導塾トライプラス諸口校の教室長が、子どもの成績が下がった原因の確認方法と、次の行動につながる声かけを紹介します。

「今回のテスト、こんな点数だったの」。子どもが差し出した答案を見て、予想より低い点数に驚いた経験がある保護者は少なくないでしょう。このままで受験は大丈夫なのか、勉強していたはずなのになぜ下がったのか、塾や家庭学習のやり方が合っていないのではないか、本人に危機感がないのではないか。こうした不安が一気に押し寄せてきます。

その不安から、つい強い言葉が口をついて出てしまうことは、決して珍しいことではありません。同時に、子ども自身も点数が下がったことにショックを受けている場合が多くあります。テストが返ってきた直後に必要なのは、責任を追及することではなく、「何が原因だったのか」「次に何を変えるのか」を、親子で一緒に整理することです。

点数が下がったときに必要なのは、反省させるための強い言葉ではなく、原因と次の行動を引き出す会話です。

やさしい言葉をかけるだけで終わり、成績が下がった原因を確認しないままにしてよいという意味ではありません。声かけを変えることと、話し合いをしないことは別のことです。

結果を受け止める
本人の話を聞く
間違いの原因を分ける
次に変える行動を1つ決める
実行できたか確認する

保護者が言わない方がいい5つの言葉

成績が下がったときの声かけを考える前に、多くの保護者が思わず口にしてしまう言葉と、その代わりに使える言い換えを見ていきましょう。

01

「どうしてこんな点数なの?」

避けたい言葉:「どうしてこんな点数なの?」

理由を知りたいという保護者の気持ちから出る、自然な言葉です。しかし返却直後に強い口調で聞かれると、子どもは「怒られている」「責められている」と感じ、言い訳や沈黙につながりやすくなります。

代わりの声かけ:「今回、自分ではどこが難しかったと思う?」/「予想していた点数と比べて、どうだった?」/「どの問題で一番困った?」

確認したい行動:答案を見ながら、知識不足・理解不足・ミス・時間不足のどれに当てはまるかを一緒に確認します。

02

「ちゃんと勉強していなかったんでしょう」

避けたい言葉:「ちゃんと勉強していなかったんでしょう」

机に向かっていた時間があっても、それが点数につながっていないことがあります。教科書を眺めるだけだった、答えを写してワークを終わらせた、間違えた問題を解き直していなかった、暗記したつもりで確認テストをしていなかった、といったケースです。努力の有無を決めつける前に、勉強の中身を確認する必要があります。

代わりの声かけ:「テスト前は、どんな勉強をしていた?」/「一番時間を使った教科はどれ?」/「答えを見ずに解く練習はできた?」

確認したい行動:「次は変えた方がよさそうな勉強はある?」と聞き、次回に活かす方法を一緒に探します。

03

「前はもっとできていたのに」

避けたい言葉:「前はもっとできていたのに」

過去の本人と比較しても、今回のつまずきの原因は分かりません。学年や学期が進むと内容が難しくなったり範囲が広がったりするほか、部活動や学校行事で学習時間そのものが変わることもあります。

代わりの声かけ:「前回と今回で、何が違ったと思う?」/「難しくなった単元はどこ?」/「勉強を始めた時期や時間に違いはあった?」

確認したい行動:「前回うまくいった方法で、今回も使えそうなものはある?」と聞き、過去を責める材料ではなく、うまくいった方法を見つける材料として使います。

04

「このままだと志望校に行けないよ」

避けたい言葉:「このままだと志望校に行けないよ」

受験への危機感を持ってほしいという気持ちから出やすい言葉です。しかし今の点数だけで将来を断定されると、不安ばかりが大きくなり、何から始めればよいか分からなくなることがあります。入試制度や内申点の扱いは地域や年度、学校によって異なるため、確認しないまま合否を断定しないことも大切です。

代わりの声かけ:「志望校に近づくために、次は何点を目標にする?」/「まず伸ばしやすい教科はどれだと思う?」/「今月中にできるようにする単元を1つ決めよう」

確認したい行動:「必要な点数や勉強方法を先生に確認してみよう」と声をかけ、不安を今日からできる小さな行動に分けます。

05

「塾に通っているのに、なぜ上がらないの?」

避けたい言葉:「塾に通っているのに、なぜ上がらないの?」

授業料を払い、送迎や予定調整もしている保護者が結果を求めるのは自然なことです。ただしこの言葉だけでは、子どもが「塾へ行っているのに結果を出せない自分が悪い」と受け取り、授業で分からないことを言いにくくなる場合があります。塾に通うことと、授業内容を自力で使えるようになることは、同じではありません。

代わりの声かけ:「塾の授業で分からないままのところはある?」/「家でもう一度解くときに困る問題はある?」/「次の目標を先生と一緒に確認しようか」

確認したい行動:授業中の理解度、宿題を自力で解けているか、間違いの解き直し、家庭学習への接続、現在の内容が本人の課題に合っているかを、家庭と塾で共有します。

言わない方がいい言葉と言い換えの比較表

成績が下がったときの声かけを変える目的は、子どもの機嫌を取ることではありません。原因と次の行動を、より具体的にすることです。

避けたい言葉言い換え
どうしてこんな点数なの?どの問題が一番難しかった?
勉強していなかったんでしょうどんな勉強をしていた?
前はもっとできていたのに前回と今回で何が違った?
このままだと志望校に行けない次に変える行動を1つ決めよう
塾に行っているのになぜ?授業後、一人でも解けている?
もっと勉強しなさいどの教科を、いつ、何から始める?

テストが返ってきた日の会話3ステップ

STEP1 最初に本人の受け止めを聞く

「自分では今回の結果をどう思う?」「予想と比べてどうだった?」「うまくできた教科はあった?」。点数が下がった教科だけでなく、できた部分もあわせて確認します。

STEP2 答案を見て原因を分ける

間違いを、知識不足(公式・単語・用語を覚えていなかった)、理解不足(解き方や考え方が分からなかった)、判断不足(使う公式や文法を選べなかった)、作業ミス(計算・符号・つづり・読み違い)、時間不足(解く順番や時間配分の問題)の5種類に分けます。「ケアレスミス」でまとめず、何が起きたかを具体的にすることが大切です。

STEP3 次の行動を1つだけ決める

数学の間違えた問題を3問解き直す、毎日英単語を10個確認する、学校ワークを授業に合わせて進める、分からない問題に印を付ける、テスト2週間前までにワーク1周目を進める、塾の先生へ質問する問題を整理する、などが例です。一度に多くの約束を作ると続きにくいため、まず1つに絞りましょう。

会話するタイミングも大切

テストを見た瞬間に、すべてを話し合わなくてもかまいません。保護者や子どもの感情が高ぶっているときは、「結果は確認したよ。今日か明日、落ち着いてから一緒に答案を見よう」と伝え、話す時間を決める方法もあります。ただし先延ばしにしすぎて、振り返り自体をなくしてしまわないようにしましょう。

会話の時間は長くしすぎず、今回の原因、できていたこと、次に変えること、必要なサポートの4点に絞ると、テスト後の振り返りがしやすくなります。

保護者が確認したい「点数以外の情報」

成績が下がった原因を探るとき、点数だけを見ても次の改善策は決めにくいものです。次の情報もあわせて確認してみましょう。

学習を始めた時期

テストの何日前から、本格的に準備を始めたか。

学校ワークの状況

いつ1周目が終わり、間違いを解き直せたか。

自力で解いたか

教科書・ノート・答えを見ずに確認したか。

苦手単元

どの単元から理解が不安定になっているか。

質問の状況

分からない問題を学校や塾で質問できたか。

生活面

睡眠、部活動、学校行事などで学習時間が変化していなかったか。

保護者のための声かけチェックリスト

□ 点数を見た直後に責める言葉を使わなかった

□ 最初に本人の受け止めを聞いた

□ 点数だけでなく答案を確認した

□ できていた部分も確認した

□ 間違いの原因を具体的に分けた

□ 努力不足と決めつけなかった

□ 過去や他の子と比較しなかった

□ 将来の不安だけを伝えなかった

□ 次に変える行動を1つ決めた

□ 必要に応じて学校や塾へ相談する内容を整理した

完璧な声かけをする必要はありません。強く言いすぎたと感じたときは、落ち着いてから話し直すこともできます。

もし強く言ってしまったら

感情的に強く言いすぎてしまうことは、誰にでも起こり得ます。そんなときは、次のように短く言い直すことができます。

「さっきは点数を見て焦って、強く言いすぎた。責めたいのではなく、次にどうすればよいか一緒に考えたい。」

謝ることで保護者の立場が弱くなるわけではありません。むしろ、会話の目的を「反省させること」から「次の行動を決めること」へ戻すことができます。その後は説教を続けず、答案を見ながら一つの原因と一つの行動を確認していきましょう。

まとめ

子どものテストの点数が下がったとき、保護者が不安になるのは自然なことです。子ども本人も、結果にショックを受けている場合があります。強い言葉で危機感を与えるだけでは、成績が下がった原因も改善方法も見えにくいままです。

まずは本人の受け止めを聞き、答案から原因を確認すること。点数だけでなく、準備を始めた時期、学校ワークの進み具合、解き直しの有無、質問できていたかどうかも見ていくこと。そのうえで、次のテストへ向けて変える行動を1つ決めることが、テスト後の振り返りでは大切です。言いすぎてしまった場合も、落ち着いてから話し直すことができます。大切なのは、反省させることよりも、次の行動につなげることです。

点数だけでなく、"次に変えること"を一緒に見つけませんか?

トライプラス諸口校は、大阪市鶴見区(茨田中・茨田北中・横堤中など)の定期テスト対策に対応する個別指導塾です。1対2の担任制で、60分の個別指導と40分の演習を行い、演習の小テストが80点に届かない場合は説明と再確認を行います。教室長が生徒ごとの進度と課題を管理し、テスト結果から知識不足・理解不足・ミスなどの原因を整理したうえで、必要があれば現在の単元より前まで戻って学習します。自習室は開校中いつでも無料で利用できます。

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