2026年5月16日土曜日

不登校


不登校気味でも、学びを止めないために。
30年見てきた「学校以外の居場所」と
「学習」の守り方

トライプラス諸口校|大阪市鶴見区

教室長

トライプラス諸口校 教室長

大阪市鶴見区で30年、地域の子どもたちの学びを見守り続けています

「朝、起きてこない日が続いています」
「学校には行けないけれど、勉強だけは止めさせたくなくて」

そんな一言を、ここ数年、以前より多く聞くようになりました。

あなたが今、朝のリビングで子どもの部屋のドアを眺めながら、どうすればいいのかわからずにいるなら——

まず言わせてください。あなたの育て方のせいではありません。

学校に行きにくくなっているのは、この地域だけでも、うちの塾だけでも起きていることではない。
全国的に、不登校や「グレーゾーン(遅刻・欠席が増えている状態)」の子どもたちが、急増しています。

我が子も小学校の時は不登校でした。
1週間に2~3日登校できるかどうか。

10日連続で行けたのは、小6生の3学期。卒業間近のときでした。

中学生になってからは、毎日登校できています。


そして、30年間この仕事を続けてきた経験から言えば——
今、学校に行けないことが、その子の未来を決めることにはならない。


1

「学校」が唯一の正解ではない、と気づくまで

30年という長い時間、さまざまな子どもたちを見てきました。

中学のとき、ほとんど学校に行けなかった子が、高校では水を得た魚のように通えるようになる。
高校で一度立ち止まって、通信制に転じ、自分のペースを見つけて就職した子。
一時期まったく外に出られなくて、でも塾だけは週に1〜2回来続けて、気づいたら大学に合格していた子。

人生には、「立ち止まっていい時間」があります。

大切なのは、その時間に「自分はダメだ」という気持ちだけを積み上げてしまわないこと。
心を少し休ませながら、小さな学びだけは続けていけると——後で再始動するときの、大きな自信になります。

「細々とでも続けていた」という事実が、
子どもの中に静かに残っています。
それは、動き出すときの「自分はやれる」という感覚の種になる。

2

塾を「第三の居場所」として使ってほしい

学校はハードルが高い。
クラスに入ること、友達の目、先生との関係——いろんなことが重なって、足が向かなくなることがある。

でも、個別指導の塾は少し違います。

先生と1対1か少人数。
決まった時間に来て、決まったことをやって、帰る。
それだけでいい。

「週に2回、外に出る」という小さなリズムが、生活の中に残っているだけで——子どもの心は、想像以上に支えられています。

諸口校で実際に起きていること

学校は休んでいるけれど、塾には来ている——そういう生徒が、今も複数います。
塾の先生との会話が、その子にとって「外とつながる唯一の時間」になっていることも。

「家と学校」だけが選択肢ではない。
安心できる第三の居場所が一つあるだけで、子どもの世界は少し広がります。


3

「勉強しなさい」より「今日はこれだけ、やってみようか」

心が疲れているとき、人は命令に動けません。
大人だって、そうですよね。

心理学的にも、「自分で決めた」という感覚——
自己決定感が、人を動かす最も強い力だとわかっています。

だから諸口校では、こんなふうに声をかけます。

「今日は、これだけやってみようか。
できたら、それで十分だよ。」

小さなゴールを一緒に決めて、できたことを一緒に確認する。
その繰り返しが、「自分はやればできる」という感覚(自己効力感)を少しずつ取り戻させてくれます。

保護者の方にもお伝えしていること:

家での関わり方のヒント

「なんで学校行かないの」より「今日、体はどう?」

責めるのではなく、状態を聞く。
勉強の話は、塾に任せてもらって構いません。
家では、安心できる場所であり続けてほしい——それだけで、子どもは十分に守られます。


4

30年間で見てきた「その後」の話

中学時代に週1回しか塾に来られなかった子が、今は仕事をしながら夜間の学校に通っています。
高校で半年間ほとんど外に出られなかった子が、大学に進んで今は友達も多いと聞きました。

全員がスムーズにいったわけではありません。
遠回りした子も、時間がかかった子も、たくさんいます。

でも共通して言えるのは——

「あのとき、完全に止まらなかった」
という小さな事実が、ずっとその子を支えていた、ということ。

学びを止めなかったのは、頑張ったからではなく、
続けやすい環境と、続けていいと言ってくれる人がいたから。

私たちは、その環境と言葉であり続けたいと思っています。

「うちの子、塾に行けるかな」と思ったら——まず一度、お気軽に電話でご連絡ください。

体験授業や相談だけでも、もちろん構いません。
お子さんの現在の状態を教えていただければ、一緒に考えます。

あなたが一人で抱えている必要はありません。

トライプラス諸口校|大阪市鶴見区
https://www.kobetsu-morokuchi.com/

2026年5月15日金曜日

【東北大学の「衝撃のデータ」から】スマホによる学力低下

 

東北大学の「衝撃のデータ」——睡眠時間は関係なかった

「スマホを使えば成績が下がる」——そう言われても、 多くの保護者はこう思うかもしれません。

「うちは夜11時にスマホを預かっているから、睡眠はとれている。だから大丈夫では?」

残念ながら、それだけでは不十分です。

📚 東北大学 研究結果

「スマホの使用時間が長いほど、睡眠時間に関係なく、学力が下がる」

東北大学加齢医学研究所が、仙台市の小中学生約7万人を対象に15年以上にわたって追跡した大規模調査。 スマホを1日3時間以上使用する子どもは、勉強を頑張り睡眠時間を確保していても、成績が平均以下になるという結果が出た。

出典:東北大学加齢医学研究所・川島隆太教授ら「学習意欲の科学的研究に関するプロジェクト」/ 榊浩平『スマホはどこまで脳を壊すか』(朝日新書)

なぜ、睡眠時間を確保しても成績が下がるのでしょうか。

研究者が注目したのは、「脳の発達への影響」です。 スマホの使用頻度が高い子どもほど、3年間のMRI追跡調査で脳の発達に遅れが見られた。 特に記憶や言語を司る領域への影響が確認されています。

⚠ 重要な事実

スマホは「勉強時間を奪う」だけでなく、脳そのものの「集中する回路」を変えてしまう可能性がある。 これが最大の問題です。「寝る前だけ使っている」「勉強の合間に少しだけ」では対策として不十分です。


「ながら勉強」は、勉強ではない

「スマホを手元に置きながら勉強しています」という生徒に、こう聞くことがあります。

「勉強中、スマホを触りましたか?」

ほぼ全員が「少しだけ」と答えます。

この「少しだけ」が問題です。 人の脳は、一度別のことに注意を向けると、 元の作業に戻るまでに平均23分かかるという研究があります。

10分勉強して3分スマホを見ると、 集中力が戻るのはさらに23分後。 これでは「2時間勉強した」と思っても、実際の集中時間は数十分に過ぎません。

「ながら勉強」は、勉強している気分になるだけで、脳はほとんど働いていないのです。

教室長が思うこと

塾に来ると「なぜかよく集中できる」と言ってくれる生徒がいます。
理由は単純です。スマホが近くにないからです。
意志の力ではなく、環境が集中力を作るということを、子どもたちが身体で知ってくれている。
それが私にとって一番うれしい瞬間のひとつです。


「使うな」より「見えない場所に置く」——環境設計という解決策

では、どうすればいいのか。

答えは意外にシンプルです。 「意志」に頼るのをやめ、「環境」を整える。

研究でも明らかになっていることがあります。 スマホが机の上に置いてあるだけで、 たとえ電源が切れていても、脳の一部が常にスマホを気にし続ける。 目に見えるだけで、集中力は下がるのです。

💡 今日からできる「環境設計」

「使うな」と言わずに、「見えない場所に置く」。これだけで集中力は変わります。

具体的には——
・勉強中は、別の部屋・カバンの中・引き出しの中へ
・「充電は居間でする」ルールを作る
・夜の充電場所は、子ども部屋の外に固定する

「取り上げる」のではありません。 「勉強する間だけ、物理的に遠ざける」のです。

この違いは大きい。 取り上げると反発を生みます。 遠ざける仕組みを一緒に作るのは、子どもも納得しやすい。


「自習室」を使うということ——物理的な距離が集中力を作る

諸口校の自習室には、スマホを持ち込まないルールがあります。

これは管理のためではありません。

スマホと物理的な距離を作ることが、集中力の土台になるからです。

家で勉強するのが難しい理由は、意志の弱さではなく、 環境に問題があることがほとんどです。

  • スマホが手の届く場所にある
  • リビングにはテレビの音がある
  • 友達からのLINEがいつ来るかわからない
  • 「勉強モード」に切り替えるきっかけがない

自習室という「勉強のための場所」に来ることで、 脳が「ここは集中する場所だ」と切り替わります。 習慣というのは、場所の力を借りて作られます。

📌 諸口校の自習室について

トライプラス諸口校の自習室は、授業がない日でも自由に使えます。 「家だとどうしても集中できない」というお子さんのための空間です。 スマホから離れて勉強する習慣を、まずここから始めてみてください。


保護者の方へ——責めるより「仕組みを作る」パートナーとして

子どものスマホ問題で、保護者が「管理が甘い」「もっと厳しくすべきだった」と 自分を責める声を聞きます。

でも、そうではありません。

スマホは、私たち大人でさえ使いすぎてしまう道具です。 意志の力だけで制御するのは、大人でも難しい。 子どもに「やめなさい」と言うだけで解決できる問題ではないのです。

大切なのは、責めることではなく、仕組みを一緒に作ることです。

  1. スマホの仕組みを子どもと一緒に学ぶ。
    「なぜやめられないか」を脳科学の言葉で説明することで、子ども自身が「自分のせいじゃない」と気づき、解決策に前向きになれます。
  2. ルールではなく「習慣」を設計する。
    「21時以降はリビングで充電」など、守れるシンプルな仕組みから始める。禁止より環境設計。
  3. 勉強場所を家の外に作る選択肢を持つ。
    家ではどうしても難しい場合は、塾の自習室など「スマホのない空間」を活用することが有効です。
  4. 親も「スマホを手放す時間」を作る。
    子どもは大人を見ています。食事中や会話中のスマホを親が手放す姿が、静かな説得力を持ちます。

▶ この記事のまとめ

  • スマホ依存は「意志の弱さ」ではなく、脳科学的な仕組みの問題
  • 全国の約半数の学校でスマホ依存が疑われる生徒が報告されている(2025年)
  • 東北大の調査では「睡眠に関わらず、使用時間が長いほど学力が低下」と判明
  • スマホが視界に入るだけで集中力は下がる——「物理的な距離」が鍵
  • 自習室という「スマホのない空間」を使うことで、集中の習慣が生まれる
  • 解決策は「禁止」ではなく、「一緒に仕組みを作ること」

30年前の子どもたちが特別に意志が強かったわけではありません。 ただ、環境が違った。

今の子どもたちは、かつての子どもたちが経験したことのない、 強力な「注意を奪う装置」と毎日戦っています。 そのことをまず、大人が理解してあげてほしいと思います。

スマホとの付き合い方を整えることは、成績を上げるための手段であると同時に、 子どもが「自分で集中できる」という自信を取り戻すことでもあります。

お子さんのスマホや学習環境のことで気になることがあれば、 いつでもご相談ください。一緒に考えます。

2026年5月14日木曜日

「口出し」を「応援」に変える魔法の距離感

 

「口出し」を「応援」に変える魔法の距離感

30年見てきた、伸びる子の親御さんの共通点

 

私も30年、多くの親子を見てきましたから、お気持ちは痛いほど分かります。

「また怒ってしまった」「うちの子、なんでやらないんだろう」
——寝る前にそう自分を責めている保護者の方が、本当にたくさんいらっしゃいます。

でも、最初にはっきりお伝えしたいことがあります。

 

 

お子さんが動かないのは、やる気がないからではありません。 親御さんの愛情ある言葉が、プレッシャーとなって「動き出す力」を奪っているだけです。

 

これは責めているのではありません。心理学の研究でも、「命令・指示の言葉は、自分から始める力を削ぐ」ということが繰り返し示されています。

「勉強しなさい」という言葉がお子さんに届いた瞬間、「自分でやろうとしていた気持ち」がしぼんでしまう——そういうことが、実際に起きているのです。


「戦場」ではなく「安全基地」に

30年間で、合格を掴んだ家庭に共通することが一つあります。

 

 

家が「安全基地」になっている、ということです。

 

成績が伸びる子の親御さんは、結果よりもプロセスを見ています。

2分だけ机に向かった。それだけで十分なんです。

よくある声かけの差

結果を見ている

 「テスト何点だった?」

 「もっと頑張らないとダメでしょ」

プロセスを見ている

 「今日も机に向かえたね」

 「あの問題、自分で考えたんだね」

 

「頭がいいね」という能力への言葉より、「やり方がいいね」「粘り強く取り組んだね」というプロセスへの言葉のほうが、子どもの自己効力感を育てます。これは心理学でも繰り返し確認されていることです。


今日から使える「声かけの言い換え」

卒業したい言葉

代わりに使いたい言葉

勉強しなさい

今日はどんなことがあった?

なんでやらないの

何か手伝えることある?

この成績じゃ困る

最近、何が一番難しい?

ちゃんとやってる?

今日もお疲れ。何か食べる?

 

「そんな簡単なことで変わるの?」と思われるかもしれません。でも、子どもにとって家は一番安心できる場所であるはずです。そこが「圧迫される場所」になってしまうと、勉強どころではなくなってしまいます。

小さな言い換えが、家の空気を変えます。


反抗期と受験期が重なる家庭へ

「最近、子どもと全然話せなくて……」という声も、本当によく聞きます。

反抗期の子どもが求めているのは、「放っておいてほしい」ではなく、「見ていてほしいけど、口は出さないでほしい」という気持ちです。

    目が合ったら、一言「お疲れ」と声をかける

    食事の場では、勉強の話を意識的にしない

    「信頼している」という言葉を、照れずに伝える

    塾のことは、塾に任せる。家では親でいる

 

 

親御さんの役割は「管理すること」ではなく、「帰ってくる場所でいること」だと、私は30年間見てきて、そう確信しています。

 

育て方が悪かったなんて、思わないでください。

こんなにもわが子のことを考えて、悩んでいる。それ自体が、すでに立派な応援です。

一緒に、お子さんの「安全基地」をつくっていきましょう。


https://www.kobetsu-morokuchi.com/


PVアクセスランキング にほんブログ村


にほんブログ村 教育ブログへ
にほんブログ村

2026年5月13日水曜日

大阪の高校入試は「情報戦」?

 


C問題・英検・内申計算迷子にならないための優先順位


「大阪の入試制度って、なんでこんなに複雑なんですか?」

――毎年、面談でこう聞かれます。

A問題・B問題・C問題の3種類の難易度、英検の読み替え制度、

学校ごとに異なる内申と当日点の比率、さらにチャレンジテストと自己申告書……

確かに、一度に全部を理解しようとすると、頭が混乱するのは当然です。

 

このブログでは、30年間現場で見てきた視点から、

「まず何を押さえれば迷子にならないか」をお伝えします。難しい話を、できるだけシンプルに。

 


1. 大阪の入試制度――まず「骨格」を把握する

大阪府公立高校の一般入学者選抜は、大きく「内申点」と「当日の学力検査点」の合計で合否が決まります。どちらも450点満点(合計900点)の土俵で戦う仕組みです。

ただし、この「比率」が学校によって違います。

タイプ(当日点:内申点=73)からタイプ37)まで5段階あり、北野・天王寺・大手前といった上位の文理学科はほぼタイプ

――つまり当日点が合否を決める構造です。

「うちの子、内申が低くて」と気にされる保護者の方は、まず志望校がどのタイプかを確認してください。意外と当日点で逆転できる学校が多いことに気づくはずです。

 

学年

倍率

満点

1

×2

90

2

×2

90

3

×6

270

※9教科(国・数・英・社・理・音・美・体・技家)を5段階で評価。合計450点満点に、志望校のタイプ係数(×0.6×1.4)をかけて総合点を算出。

次に「内申点はどう決まるか」ですが、大阪は絶対評価です。他のクラスメートとの競争ではなく、定期テストの得点・授業態度・提出物などで評定がつきます。

ここに「チャレンジテスト」が関わってきます。これは年1回、府内統一で実施されるテストで、学校間の評定のばらつきを補正するための仕組みです。

定期テストで点を取り、チャレンジテストに真剣に臨み、提出物を丁寧に出す。これが内申点を積み上げる、もっとも確実な方法です。

 


2. C問題」とは何か――難しさの正体

大阪府公立高校の一般選抜では、国語・数学・英語の3科目に「A(基礎)・B(標準)・C(発展)」の3種類の問題が存在し、各高校が事前にどれを使うかを公表しています。2026年度入試でも、C問題を1科目以上採用する高校は26校。文理学科を持つ上位校はほぼ全教科でC問題を選択しています。

英語のC問題は特に有名です。250350語の長文が5題連続で出題され、リスニングと英作文を合わせると「聞く・書く」が配点の50%以上を占めます。問題文の指示も含めてすべて英語で書かれており、時間的なプレッシャーが非常に大きい構成です。ある年の合格者平均点は100点換算で60点前後という記録もあり、合格した生徒でも取れない問題が含まれているのが実態です。

 

C問題で問われているのは「知識量」ではなく、

「英語を読み続ける体力と、考えながら書く力」です。

 

数学のC問題も同様で、平面図形・空間図形の応用や、関数の複合問題など、難関私立高校レベルの問題が出題されます。ただし、前半の大問は基礎的な内容が多い。つまり、C問題で戦うためにも、まず基礎の徹底が前提です。

 


3. 英検読み替え制度――賢く使うための注意点

大阪府の公立高校入試には、英語の外部検定を活用できる制度があります。英検2級を持っていれば英語の得点として72点(満点の80%)が保障され、準1級なら100点(満点)扱いになります。これはABC問題のすべてが対象です。

英語C問題の合格者平均点が60点前後という現実を見ると、英検2級の保障点72点は相当なアドバンテージです。実際、文理学科の志願者では過半数が英検2級相当以上を保有しているという状況も生まれています。

 

諸口校からのひとこと

ただし、ここで一つ釘を刺しておきます。英検2級に合格したとしても、高校入学後の英語の授業では実践的な力が求められます。「試験を乗り越えるための英検」と「実際に使える英語力」は、必ずしも一致しません。英語C問題が問う「長い英文を速く読む力」「自分の意見を英語で書く力」は、高校・大学でも直結して必要になる力です。英検の級を取ることと、実際の英語力を伸ばすことを、切り離して考えないようにしてください。

 

英検は「合格の手段」としては有効です。しかし、リスニングや英作文の実力を伴わせながら取得することが、長い目で見てお子さんの財産になります。「英検があるから英語は大丈夫」で思考停止してしまわないよう、ご注意ください。

 


4. 制度の「根っこ」は一つ――自走する力

内申の計算方法、C問題の難易度、英検の読み替え……これらは確かに別々の話に見えます。でも、30年間現場にいると、すべてに共通する「合格した子の特徴」が見えてきます。

「自分で考えて、自分で問題を解き直せる子」が、最後に合格をつかむ。

 

内申点を積み上げるのも、チャレンジテストで結果を出すのも、C問題の長文を読み切るのも、英検の記述問題を乗り越えるのも――すべて「自走する力」の上に成り立っています。塾で解き方を教わっても、家に帰って自分で解き直さない子は伸びません。

情報が多い時代だからこそ、「何をすれば合格に近づくか」という情報収集に多くのエネルギーを使われます。それ自体は大切なことです。ただ、情報の波に飲まれて、今日の一問をおろそかにしないでほしいのです。

「わからない問題を放置しない」「解けた問題も解き直す」「基礎を丁寧にやり続ける」――この3つの原則は、私が塾を始めた30年前から、何一つ変わっていません。

 

まずはこれをチェックしましょう

学年別・今すぐできること

1 志望校のタイプを調べる(中1〜中3共通)

 大阪府教育委員会のサイトで、志望校が「タイプ」のどれかを確認。内申と当日点のどちらが効くかで、今後の優先度が変わります。


2 提出物と授業態度を「今学期」から整える(中1・中2

 中1・中2の内申は合計180点分(全体の40%)。「まだ1年生だから」は禁物。今の通知表がそのまま入試の数字に入ります。


3 英語C問題校を志望するなら英検準2級から準備(中2〜中3

 英検2級は高校卒業程度。中2から計画的に準備すれば、中3の夏までに2級取得は現実的です。リスニングと英作文の対策を並行させてください。


4 解き直しノートをつくる(全学年)

 どんなに良い問題集を買っても、解き直しをしない子は伸びません。「間違えた問題を翌日もう一度解く」だけで、基礎の定着率は大きく変わります。


5 チャレンジテストを「模試」として活用する(中1・中2

 チャレンジテストは結果が内申に影響します。同時に、自分の実力を府全体の中で測る貴重な機会です。事前に5教科の基礎確認をするだけで、結果が変わります。

 

 

無料相談受付中お気軽にお問い合わせください

「うちの子の内申で、どの高校が狙えますか?」「英検、今から間に合いますか?」

そんなご相談、お気軽にどうぞ。お電話またはHPからご予約ください。


https://www.kobetsu-morokuchi.com/




PVアクセスランキング にほんブログ村


にほんブログ村 教育ブログへ
にほんブログ村

2026年5月12日火曜日

AI時代の教育と塾選び

 

塾長ブログ

AI時代、わが子の学力はどう変わる?
30年見てきたプロが教える「最新の塾選び」と「親の役割」

トライプラス諸口校 教室長 / 2026年5月

「AI が進化したら、勉強ってどうなるの?」

最近、体験授業にいらっしゃる保護者やお子さんから、こんな言葉をよく聞きます。

不安になるのは、当然です。
情報があふれていて、何が正しいのか分からない。
そんな時代に、わが子の勉強をどう考えればいいか。

30年間、この仕事をしてきた私なりの答えをお伝えします。
結論から言えば、「本質は変わっていない」のです。


PART 01

AIは「武器」。使いこなす人が、次の時代を生きる

電卓がなかった時代から、だんだんと電卓が普及し始めました。
その時は、
「計算できなくなる」と心配する声があったそうです。

でも実際はどうだったか。
電卓を使いこなせる人が、より多くの仕事をこなせるようになった。
そして、計算の意味を理解している人が、使いこなせた。

AIも、同じことだと思っています。

AIに「良い答え」を出させるには、「良い問い」が必要です。
何を聞けばいいかを考える力。
出てきた答えを正しく評価する力。
これはすべて、論理的思考と読解力の話です。

2026年以降の入試が求めているのは、まさにこの力です。
知識の暗記ではなく、「考えるプロセス」を見せられるか。
記述問題や思考力型問題が増えているのは、偶然ではありません。

文部科学省が示す方針も、「知識の活用」と「判断力・表現力」を重視する方向に動いています。
お子さんが受ける入試は、すでにそのフェーズに入っています。


PART 02

AIにできないこと。それは「その子を動かす」こと

AIは、知識を届けることが得意です。
24時間、何度でも、丁寧に説明してくれます。

でも、こんな経験はありませんか?

子どもが「もう無理」と言って、机に伏せてしまった。
テストで点が取れず、「自分はバカだ」と思い込んでいる。
そんな時、画面の向こうの AI は何もできません。

諸口校の講師が大切にしているのは、「その子がどこで詰まっているか」を、
顔の表情や声のトーンも含めて読み取ることです。

授業の中で、ふと「分かった」という顔をする瞬間があります。
あの瞬間を一緒に喜べるのは、その場にいる人間だけです。

やる気は、説明から生まれません。
「この先生は、自分のことを見ていてくれる」という信頼から生まれます。

対面授業の熱量は、テクノロジーが変わっても変わらない。
30年前も、今も、それは同じです。


PART 03

「考える力」をどう育てるか。諸口校の3つのこだわり

こだわり 01

答えではなく「なぜ」を問い続ける授業

正解を教えるだけの授業は、しません。
「なぜその式を使ったの?」「他の解き方はある?」と問い続けることで、思考の筋道をつくります。これが、記述問題で自分の言葉で書ける力につながります。

こだわり 02

AIツールを「体験」させる授業

AIを闇雲に禁止するのではなく、「どう使うか」を一緒に考えます。AIの出力を検証し、「この答えは正しいか?」と問うことで、批判的思考を自然に育てます。

トライプラス諸口校では、AI授業を導入しています。

どこが苦手か得意なのかをきちんと分析し、それを元に授業の設計なども行います。

こだわり 03

入試傾向を毎年アップデートする講師研修

2026年以降の入試問題を分析し、記述・思考力問題の対策を講師全員で共有しています。お子さんが受ける入試に合わせた指導ができるよう、常に情報を更新しています。


PART 04

保護者の方へ。今、親にできること

「親として、何をすればいいか分からない」
そう感じている方も、多いと思います。

一つだけお伝えするとすれば、「失敗を責めない環境をつくること」です。

考える力は、間違えることで育ちます。
間違えても安全な場所でないと、子どもは考えることをやめてしまいます。

テストの点数だけを見るのではなく、
「どこで考えたか」「どこで詰まったか」を一緒に振り返る。
その習慣が、思考力の土台をつくります。

塾が「考える練習の場」なら、家庭は「考えることを楽しむ場」であってほしい。
そのナビゲートも、私たちの役目だと思っています。


変化の激しい時代だからこそ、焦ってしまう気持ちは分かります。

ただ、30年間この仕事をしてきて言えることは、
「本物の力をつけた子は、どんな時代も自分で道を開く」ということです。

最新の情報は、私たちが常に追いかけています。
ご不安なことがあれば、いつでも相談してください。
一緒に考えましょう。

「うちの子に合った学習って、どんな形だろう?」
そんな疑問も、まずはお気軽にお話しください。
無料の教育相談を随時受け付けています。

不登校

不登校気味でも、学びを止めないために。 30年見てきた「学校以外の居場所」と 「学習」の守り方 トライプラス諸口校|大阪市鶴見区 教室長 トライプラス諸口校 教室長 大阪市鶴見区で30年、地域の子どもたちの学びを見守り続けています 「朝、起きてこない日が続いています」 「学校には...