2026年10月3日土曜日

テスト結果は点数だけで見ない―「平均点との差」からわかる本当の伸び

 

定期テスト・結果分析

テスト結果は点数だけで見ない

―「平均点との差」からわかる本当の伸び

点数の上下だけでは、見えない変化があります

75点に下がった。本当に成績は下がった?

定期テストが返ってきたとき、まず目に入るのは点数ではないでしょうか。前回80点だったのに、今回は75点。そんな結果を見ると、「成績が下がった」と感じてしまうのは自然なことです。

反対に、前回より点数が上がっていれば、ほっとする方も多いでしょう。

ただ、テストの点数は問題の難しさによって変わります。そのため、点数の上下だけでは、テスト結果の本当の意味をつかみにくいことがあります。

この記事で伝えたいこと

前回より点数が下がっても、実力が下がったとは限りません。点数が上がっていても、周囲との差が縮まっていることがあります。点数に加えて「平均との差」を見ると、変化に気づきやすくなります。

同じ80点でも、意味は同じではない

まず、同じ80点でも価値が変わる例を見てみましょう。

平均点が70点のテスト

80点 → 平均との差 +10点

平均点が50点のテスト

80点 → 平均との差 +30点

どちらも80点です。しかし、テスト全体の難易度や受験した人の出来によって、その点数がもつ意味は変わります。

点数だけでは、今回のテストの中でどの程度できていたのかを判断しにくいのです。

まずは「平均との差」を計算してみる

計算はとても簡単です。自分の点数から、平均点を引くだけです。

平均との差の計算式

平均との差 = 自分の点数 − 平均点

プラスなら平均点より上、マイナスなら平均点より下です。

平均点は、学校から配られる成績表や答案に書かれていることが多いです。まずは、点数と一緒に平均点を確認する習慣をつけてみてください。

点数が下がっても、伸びている場合がある

次の例を見てください。

点数は下がったが、平均との差は広がった例

前回

80点
平均 70点
平均との差 +10点

→

今回

75点
平均 60点
平均との差 +15点

点数:-5点 / 平均との差:+5点広がった

点数だけを見ると、80点から75点へ5点下がっています。しかし、平均との差は+10点から+15点へ広がっています。

今回のテストは全体的に難しかった可能性があります。その中で平均点より15点高く取れているため、点数が下がったことだけを理由に「成績が落ちた」と決めつける必要はありません。

ただし、平均との差が広がったからといって、確実に実力が伸びたとも言い切れません。どんな問題で点を取れたのか、どこで失点したのかも、あわせて確認しましょう。

点数が上がっても、安心できない場合がある

反対のケースも見てみましょう。

点数は上がったが、平均との差は縮まった例

前回

80点
平均 65点
平均との差 +15点

→

今回

83点
平均 75点
平均との差 +8点

点数:+3点 / 平均との差:-7点縮まった

点数は80点から83点へ上がっています。これは、努力が結果に表れた大切な成果です。まずはその頑張りを認めましょう。

一方で、平均点が65点から75点へ大きく上がったため、平均との差は+15点から+8点へ縮まっています。今回はテストがやさしく、周囲も点数を伸ばした可能性があります。

「点数が上がったから問題なし」で終わらせず、取りこぼした問題や周囲との差を確認しておくと、次のテストにつなげやすくなります。

2つのケースを比べてみる

ケース 点数の変化 平均との差の変化 結果の見方
ケースA 80点→75点 +10点→+15点 点数は下がったが、平均との差は広がった
ケースB 80点→83点 +15点→+8点 点数は上がったが、平均との差は縮まった

「前回との差」と「平均との差」の両方を見ると、点数だけでは分からない変化が見えてきます。教科ごとに分けて確認することも大切です。また、1回のテストだけで判断せず、複数回の変化を見るようにしましょう。

平均との差で分かること、分からないこと

平均との差は便利な見方ですが、これだけで成績のすべてが分かるわけではありません。分かることと分からないことを整理しておきましょう。

平均との差から分かること

  • テスト全体の難易度をある程度考慮できる
  • 点数だけでは見えない変化に気づける
  • 前回と今回の相対的な出来を比較できる
  • 教科ごとの変化を確認できる

平均との差だけでは分からないこと

  • どの問題で失点したか
  • 得点の分布
  • 正確な順位や偏差値
  • 知識不足か時間不足かなどの原因
  • 学習方法のどこを変えるべきか

見るときの注意点もあります。

平均点が同じでも、得点の分布は異なる場合があります。また、平均点は受験した集団によって変わります。クラス平均、学年平均、学校平均のどれなのかを確認しましょう。学校やテストが違う場合は、単純に比べることができません。

順位や偏差値が示されている場合は、補助的にあわせて確認すると安心です。ただし、平均との差は偏差値や順位と同じものではありません。数字だけでなく、正答できた問題の種類も見るようにしましょう。

テスト後に見るべき4つの項目

テスト後の復習では、次の4つを順に確認してみてください。

1

自分の点数

前回より何点変わったかを確認します。

例:数学は80点から75点で、5点下がった。

2

平均点との差

今回の点数から平均点を引き、前回の差と比べます。

例:+10点から+15点へ、差が広がった。

3

失点した問題の種類

知識不足、理解不足、演習不足、時間不足、読み違い、計算ミスなどに分類します。

例:失点の半分が計算ミスだった。

4

次回までに変える行動

「もっと頑張る」ではなく、具体的な行動にします。

例:英単語を毎日20語確認する。数学の計算問題を週3回解く。

保護者は、点数を見る前に平均点を確認する

保護者の方へ

点数を見る前に、まず平均点を確認してみてください。

声掛けの例:

「前回より何ができるようになった?」
「平均点との差はどう変わった?」
「次はどこを直せそう?」

結果を見たときは、すぐに「下がったね」と言わず、平均点を確認するところから始めてみましょう。点数が上がった場合も、結果だけを褒めて終わらせず、どの学習が効果につながったのかを一緒に整理すると、次に生かしやすくなります。

点数が下がっても、平均との差や正答できた内容に伸びがあれば、その変化を認めてあげてください。分析のあとは、次に変えることを一つか二つに絞るのがおすすめです。子どもを追い詰めるためではなく、次の行動を見つけるために結果を見る。その姿勢が、前向きな学習につながります。

テスト結果は、次の行動を決めるためにある

この記事のまとめ

1.点数の上下だけで判断しない
2.自分の点数から平均点を引く
3.失点の原因を確認し、次の行動を決める

テスト結果は、子どもを評価して終わるためのものではありません。今の学習のどこがうまくいき、次に何を変えるのかを見つけるための材料です。

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2026年10月2日金曜日

高校2年生の秋が大学受験の分岐点―今から始めるべき3つの準備

 

高校2年生・大学受験準備

高校2年生の秋が大学受験の分岐点―今から始めるべき3つの準備

高3になってから慌てないために、今できること

高校2年生の秋は、学校生活にも慣れ、部活動や行事も一段落しやすい時期です。一方で、「大学受験はまだ先」と感じているうちに、時間は静かに過ぎていきます。

高3の春に入ると、学校の授業は受験を意識した内容に変わり、模試の回数も増えていきます。その時点で「何から手をつければよいのか分からない」という状態だと、貴重な数か月を整理だけで使ってしまうことがあります。

この記事では、高2の秋という今の時期に、無理なく始められる3つの準備をご紹介します。すでに部活動や学校の課題で忙しい高校生でも、取り組める内容に絞っています。

高2の秋に必要なのは、難しい入試問題を大量に解くことではありません。今の学力を知り、必要な科目を決め、基礎学習を日常に組み込むことです。

なぜ「高2の秋」が分岐点になるのか

大学受験は、高3になった瞬間に始まるものではありません。高3の春に演習中心の学習へ進めるかどうかは、それまでにどれだけ土台を整えられたかで大きく変わります。

特に英語と数学は、積み上げ型の科目です。高1や高2の内容に穴が残ったまま演習に進むと、問題が解けない原因が分からず、学習の効率が落ちてしまいます。

高2の秋に始めるメリット

時間に余裕があるうちに現在地を確認できるため、必要な科目や単元を落ち着いて選べます。高3で「やることが多すぎる」と感じにくくなるのも大きな利点です。

高2の秋から高3の春までの流れ

まずは、これから半年間の大まかな流れをつかんでおきましょう。段階を追って進めることで、焦らずに準備できます。

高2・秋

現在地と志望校を確認する

→
高2・冬

英語・数学の基礎の穴を埋める

→
高3・春

演習量を増やし、志望校対策へ進む

大切なのは、秋の時点で完璧を目指さないことです。まず現在地を知り、冬に基礎を固め、春から演習へ進む。この順番を意識するだけでも、学習の迷いは大きく減ります。

今から始めるべき3つの準備

ここからは、高2の秋に取り組みたい3つの準備を、それぞれ詳しく見ていきます。

準備1

志望校・学部・入試科目を仮決めする

  • 興味のある大学・学部を3つ挙げる
  • 入試方式(一般・共通テスト利用など)を確認する
  • 必要な科目と配点を調べる

志望校は、この時点で確定させる必要はありません。「仮」で構いません。大切なのは、目標がまったくない状態から、少しだけ具体的な状態へ進むことです。

学部や入試方式によって、必要な科目は大きく変わります。同じ大学でも、方式が違えば試験科目や配点が異なります。早めに調べておくことで、「どの科目に力を入れるべきか」が見えてきます。

まとめ:仮でよいので、目標と必要科目を言葉にする。

準備2

英語・数学を中心に、基礎の穴を見つける

  • 直近の模試の結果を見直す
  • 定期テストで間違えた単元を確認する
  • 問題集で繰り返し間違える箇所を書き出す

英語と数学は、多くの大学受験で土台となる科目です。ここに穴があると、他の科目に時間を使えても、全体の得点が伸びにくくなります。

まずは、点数の高い低いよりも「どの単元でつまずいているか」に注目してください。英語なら文法事項や長文の読み方、数学なら特定の単元や計算の処理など、原因が分かれば、復習の順番も決められます。

まとめ:苦手単元を具体的に書き出し、復習の優先順位をつける。

準備3

受験勉強を「特別なこと」から「毎日の習慣」に変える

  • 曜日ごとに使える時間を確認する
  • 平日に30分の固定枠をつくる
  • 学習内容は、最初は基礎の復習でよい

受験勉強を「気合を入れて始めるもの」と考えると、忙しい日に後回しになりがちです。大切なのは、短い時間でも毎日の生活に組み込むことです。

たとえば、夕食後や入浴前など、時間帯を決めておくと続けやすくなります。最初の目標は「長くやること」ではなく「途切れさせないこと」です。習慣ができてから、少しずつ時間を延ばしていきましょう。

まとめ:短くても、決まった時間に机へ向かう流れをつくる。

3つの準備を一覧で確認する

ここまでの内容を、表で整理します。「何を確認し、最初に何をして、どんな状態を目指すか」を一目で見返せます。

準備 確認すること 最初の行動 目指す状態
志望校 学部、入試方式、必要科目 候補を3つ調べる 勉強する科目が分かる
基礎学力 模試、定期テスト、問題集の間違い 苦手単元を3つ書き出す 復習の優先順位が分かる
学習習慣 曜日ごとに使える時間 平日30分の固定枠を作る 受験勉強が日常になる

表の使い方:3つすべてを同時に完成させる必要はありません。まずは「最初の行動」の列だけを順に実行してみてください。

今週から始める3ステップ

準備の内容が分かっても、行動に移せなければ意味がありません。今週中にできる、小さな3つのステップに落とし込みました。

STEP 1

興味のある大学・学部を3つ調べる

STEP 2

直近の模試や定期テストから、英語・数学の苦手単元を3つ書き出す

STEP 3

平日に30分から始められる固定の学習時間を決める

保護者の方へ

保護者の方へ

志望校を今すぐ決めさせることより、本人が考え始めるきっかけをつくることが大切です。

高校生のお子さまは、進路について、自分なりに悩んでいることも少なくありません。保護者の方にできるサポートには、次のようなものがあります。

  • 進路について、責めずに気軽に話せる時間をつくる
  • 大学の資料やオープンキャンパスの情報を一緒に見る
  • 模試の結果は、点数より「次に何をするか」を中心に話す
  • 本人が決めたことを、まず受け止める

まとめ

まとめ

高2の秋は、大学受験に向けて動き出すのにちょうどよい時期です。次の3点を意識してみてください。

1志望校と必要科目を仮決めする
2主要科目の基礎の穴を確認する
3短時間でも受験勉強を習慣にする

完璧に始める必要はありません。小さな一歩を今週のうちに踏み出すことが、高3になってからの余裕につながります。

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2026年10月1日木曜日

【我が家の教育―中学受験】送迎できるのは日曜日だけ ―Web授業を中心に進めた、わが家の中学受験

 

息子と歩いた中学受験 #02

送迎できるのは日曜日だけ
―Web授業を中心に進めた、わが家の中学受験

みんなと同じ形ではなく、わが家で続けられる形を探しました。

▭ Web 日 Sun 月に数回

シリーズ「息子と歩いた、二つの受験 ―小学校受験から中学受験、そして合格後へ―」

前回は、小学6年生の9月に公開テストの偏差値が大きく下がった時期と、その後の立て直しについて書きました。

今回は、そこへ至るまでの、わが家の少し変わった通塾スタイルを振り返ります。

一般的な中学受験の家庭とは違い、わが家は対面の授業へ何日も通える状況ではありませんでした。同じように、通塾の形に悩んでいる保護者の方の、何かのヒントになればうれしく思います。

送迎できるのは、日曜日だけだった

私は仕事をしており、息子を塾へ送迎できるのは、基本的に日曜日だけでした。

平日に何日も対面授業へ通わせることは、現実的に難しい状況でした。

中学受験の話題では、「週に何日通っているか」がよく出てきます。中学受験の通塾は、それだけ生活の中心になりやすいものだと思います。けれども、わが家には、同じ形を取ることができませんでした。

これは、仕事と受験のどちらを優先するかという話ではありません。共働き家庭に限らず、仕事、送迎、きょうだい、距離、生活時間など、どの家庭にもそれぞれの条件があります。わが家の場合、その条件の一つが「送迎できるのは日曜日だけ」ということでした。

わが家に必要だったのは、一般的な受験家庭と同じ予定ではなく、実際に続けられる予定でした。

浜学園のWeb受講を、学習の中心にする

通塾できない曜日を補うため、わが家では浜学園のWeb受講を学習の中心にしました。

Web授業は、補助的なものではありませんでした。オンライン受講は、わが家にとって、学習の軸そのものでした。

対面で通えるのは日曜日だけ。それも毎週ではなく、月に数回程度です。毎日、あるいは毎週決まった回数だけ対面授業へ通う受験生活とは、まったく違う形でした。

この形のまま、私たちは中学受験を進めました。

正直に言えば、いくつかの方法を比べて「これが最善だ」と選び抜いたわけではありません。わが家が現実に続けられる方法が、これだったのです。

「一般的な受験家庭」と比べすぎない

中学受験の時期は、周りの通塾日数、授業数、クラス、教材の量など、目に入る情報がとても多くなります。気になるのは、ごく自然なことだと思います。

ただ、他の家庭と同じ予定を組んでも、生活の中で続けられなければ意味が薄れてしまいます。毎日通塾できる家庭には、その家庭に合った形があります。わが家には、わが家の条件に合う方法が必要でした。

家庭に合う受験方法は、一つではありません。周りと同じ形に近づけることよりも、自分たちの生活に置いて無理がないかを考えることのほうが、長い受験期間では大切だと感じています。

できない通塾を数えるより、今ある条件の中で何ができるかを考える。それが、わが家の中学受験の始まりでした。

通塾回数ではなく、「続けられる形」を考える

わが家の経験から、受験の形を考えるときの視点として、次の三つを大切にしたいと思うようになりました。

視点 1

家庭の生活時間に無理がないか

視点 2

子どもが学習を継続できる形か

視点 3

必要なときに見直せる余白があるか

Webと対面のどちらが優れている、ということではありません。受講の形にはそれぞれ向き不向きがあり、子どもの性格、理解度、自学習慣、家庭の支援状況などによって、合う形は変わります。だからこそ、他の家庭の結論をそのまま当てはめず、目の前の子どもと家庭に合わせて考える必要があるのだと思います。

Web中心の学習を考える家庭が、確認しておきたいこと

ここからは、わが家の体験談ではなく、一般的に確認しておきたい点としてまとめます。実際にすべてを行っていたという意味ではありません。

確認しておきたいチェックリスト

□ 決まった時間に受講する仕組みを作れるか

□ 分からない問題を質問できる場所があるか

□ 視聴しただけで終わらず、問題演習まで行えるか

□ 宿題や復習の進み具合を確認できるか

□ 理解できていない単元を発見する機会があるか

□ 模試やテストで、現在地を定期的に確認できるか

□ 家庭の生活や送迎に無理がないか

Web授業を選ぶなら保護者が細かく管理しなければならない、と言いたいわけではありません。必要な支援の量は、子どもによっても、家庭によっても違います。チェックリストは、足りないところを責めるためではなく、どこに支えが必要かを見つけるための目安として使っていただければと思います。

月に数回の、日曜日の対面通塾

対面で通えたのは、日曜日だけでした。その日曜日も毎週ではなく、月に数回程度です。

Webか対面かのどちらか一つを選んだのではなく、可能な範囲で組み合わせていました。「毎日通う」でも「まったく通わない」でもない、その間にあるわが家なりの形でした。

わが家の受験の形ができるまで

他の家庭と同じ通塾回数を目指す

↓

仕事・送迎・生活時間を整理する

↓

Web受講を中心にする
+
可能な日曜日に月数回通う

↓

わが家で続けられる受験の形

※ わが家の実際の流れです。すべての家庭に勧める図ではありません。

それでも受験は、一直線ではなかった

この形で進めてきましたが、すべてが順調だったわけではありません。

小学6年生の夏には、息子はオーストラリアへホームステイに行きました。夏休みの間は、受験勉強をほとんどしなかった時期です。帰国後の9月の公開テストでは、偏差値がおよそ20下がりました。

その後、算数と理科を中心に立て直し、11月のテストで巻き返しました。詳しくは前回の記事に書いたとおりです。

この出来事を、通塾の形と結びつけて「原因」や「おかげ」と語るつもりはありません。ただ、一つの形で進めていても、途中で見直すべき場面は訪れる。それを、わが家は身をもって知りました。

今、振り返って思うこと

当時のわが家には、毎日通塾するという選択肢がありませんでした。できないことを数えるよりも、続けられる方法を組み立てるしかなかった、というのが正直なところです。

中学受験の形は、家庭によって違ってよいのだと思います。通塾日数や教材の量が多いこと自体が、安心の保証になるわけではありません。反対に、Web受講なら負担が少なく、誰でもうまくいくということでもありません。

大切なのは、選んだ方法で理解できているか、学習が進んでいるかを、折に触れて見直すことです。そして、家庭の事情に合わない理想像を、無理に追いかけなくてもよいのだと、今は感じています。

これは、あくまでも一つの家庭の記録です。毎日通塾して頑張っているご家庭を否定するものではなく、その形にも、それぞれの意味と積み重ねがあると思っています。

同じように、送迎で悩む保護者の方へ

送迎できる曜日が少ないというだけで、中学受験をあきらめる必要があるとは限りません。

一方で、家庭だけで無理に抱え込む必要もありません。Web授業、対面授業、質問できる環境、テストなど、使える方法を組み合わせて考えてよいのだと思います。

まずは「一般的な受験の形」ではなく、「この家庭で続けられる形」を考えてみてください。そして、お子さんの理解度を見ながら、合わなければ方法を変えてもかまいません。

「これでよいのだろうか」と迷いながら進むのは、どの家庭も同じです。その迷いも含めて、その家庭の受験の形なのだと思います。

次回予告

次回は、小学6年生の夏、受験勉強から離れてオーストラリアへホームステイに行った時期を振り返ります。

学習方法のご相談をお受けしています

送迎、通塾回数、家庭学習の進め方など、ご家庭ごとの事情に合わせて、学習方法をご相談いただけます。テストの答案や普段お使いの教材を拝見しながら、現在の課題を一緒に整理いたします。

トライプラス諸口校 無料体験授業・学習相談を受け付けております。

電話:0120-177-202

公立か私立か、併願校はどうする? 高校選びで親子が話しておきたいこと

 

高校受験・志望校選び

公立か私立か、併願校はどうする?
高校選びで親子が話しておきたいこと

“合格できる学校”だけでなく、“進学しても納得できる学校”を親子で探しましょう。

公立高校
私立高校
併願校

「公立と私立、結局どちらにするの?」
「まだ分からない」
「併願校も早く決めないと」
「どこでもいい」

大阪府内で高校受験を控えたご家庭では、こうした会話が繰り返されているかもしれません。この状態のまま学校名だけを決めようとすると、偏差値や友人の志望校、保護者の希望だけで選びやすくなってしまいます。

「公立か私立か」という二択から始めるのではなく、まずは「どのような高校生活を送りたいか」を親子で整理することが、高校選びの最初の一歩です。この記事では、公立高校と私立高校を単純に比較するのではなく、親子が納得して志望校・併願校を決めるための考え方をお伝えします。

公立と私立は、単純な優劣では比べられない

「公立は自由」「私立は面倒見がよい」といった一括りのイメージだけで判断するのは危険です。同じ公立、同じ私立でも、学校やコースによって特色は大きく異なります。まずは下の表で、確認すべき視点を整理してみましょう。

比較する項目 公立高校で確認すること 私立高校で確認すること
学校ごとの特色校風・伝統・地域とのつながり建学の精神・教育方針
学科・コース普通科・専門学科の内容特進・進学・総合など複数コースの違い
授業・補習補習の有無・頻度補習・個別フォロー体制
大学進学支援進路指導室・模試の活用指定校推薦・面談頻度
校則・学校生活校則の内容・自由度生活指導の方針
施設・ICT環境図書館・ICT機器の整備状況端末導入・施設の充実度
通学範囲・時間学区・通学圏通学範囲の広さ
必要な費用授業料・諸費用授業料・入学金・施設費
部活動活動実績・加入率強化部の有無・活動頻度
入試方法内申点・学力検査の比重専願・併願・事前相談の有無

先に学校名を決めない

学校名を比較する前に、親子で「何を優先したいか」を決めておくことが大切です。次のような条件の中から、優先順位を考えてみましょう。

大学進学を重視したい/資格や専門分野を学びたい/部活動を続けたい/学校行事を楽しみたい/補習や学習管理が充実した環境を希望する/自分のペースで学びたい/通学時間を短くしたい/校則や学校の雰囲気を重視したい

すべての条件を満たす学校を探すのではなく、「絶対に外せない条件を3つ」「できれば満たしたい条件を3つ」に分けて考えると、候補校を比較しやすくなります。

高校選びで親子が話しておきたい6つのこと

① 高校生活で何を大切にしたいか

子どもへの質問例:「高校生活で一番楽しみなことは何?」

保護者が確認すること:本人の言葉で語る優先順位

学校説明会で確認すること:行事・部活動・校風の実際の様子

② 卒業後の進路をどの程度考えているか

子どもへの質問例:「大学に進みたい?それとも他の道も考えている?」

保護者が確認すること:本人の進路イメージと現実的な選択肢

学校説明会で確認すること:進路指導の時期・面談回数

③ 本人に合う学習環境はどのようなものか

子どもへの質問例:「自分でどんどん進めたい?それとも見てもらいながら進めたい?」

保護者が確認すること:これまでの学習スタイルとの相性

学校説明会で確認すること:補習体制・クラス人数

④ 毎日の通学時間をどこまで許容できるか

子どもへの質問例:「毎日この時間をかけて通うイメージがつく?」

保護者が確認すること:3年間続けられる負担かどうか

学校説明会で確認すること:平日の通学経路・乗り換え

⑤ 家庭として、3年間で必要な費用をどう考えるか

子どもへの質問例:「制服や部活動にお金がかかることも知っておいてね」

保護者が確認すること:授業料以外にかかる諸費用の総額

学校説明会で確認すること:初年度・年間の費用明細

⑥ 第一志望が難しかった場合、どこなら納得して通えるか

子どもへの質問例:「もし第一志望が難しかったら、どの学校なら前向きに通えそう?」

保護者が確認すること:本人が実際に見学した学校かどうか

学校説明会で確認すること:併願での入学者への対応

親子で意見が分かれやすいポイント

子ども

校風を重視/遠くても行きたい/部活動を重視/友人と同じ学校を希望/挑戦校を希望

保護者

進学実績を重視/通学時間を心配/学習環境を重視/本人に合う学校を希望/合格可能性を重視

どちらかをすぐ否定するのではなく、「なぜその条件を大切にしているのか」を具体的に聞くことが重要です。対立しているように見えても、背景にある思いを言葉にすると、案外近い部分が見つかることもあります。

併願校とは何のための学校か

併願校は、「第一志望に不合格だったときだけ行く学校」ではありません。実際に進学する可能性があり、進学しても納得できる学校として選ぶことが大切です。

・第一志望が不合格だった場合に、実際に進学する可能性がある学校
・受験日程と合格後の手続きを確認しておく学校
・合格しやすさだけでなく、進学後の生活も考えて選ぶ学校
・本人が「ここなら通いたい」と思える学校

「偏差値を下げれば安全」と単純に考えず、入試方式、出願条件、過去の受験状況、中学校や塾での進路相談などを踏まえて判断する必要があります。

併願校を決める5つのチェック

□ 第一志望が不合格だった場合、本当に進学できる学校か

□ 希望するコースや学科の内容を確認したか

□ 通学経路を平日の登校時間帯に確認したか

□ 入学後のクラス編成やコース変更の条件を確認したか

□ 合格後の入学手続き、納入期限、必要費用を確認したか

□ 授業、補習、進路指導の内容を確認したか

□ 大学進学実績を人数だけでなく、在籍人数やコース別に確認したか

□ 子ども本人が校内を見学し、雰囲気を確認したか

「合格できそうだから」だけで決めず、進学後の3年間を想像できるかどうかが重要です。

学校説明会で確認したい質問

💬 このコースでは、どのような生徒が伸びていますか?

💬 授業についていけない場合、どのような補習や支援がありますか?

💬 上位コースと他コースで、授業内容や進路指導にどのような違いがありますか?

💬 コース変更の条件と時期はどうなっていますか?

💬 大学進学、専門学校、就職など、希望別にどのような支援がありますか?

💬 授業料以外に、初年度と年間でどのような費用が必要ですか?

💬 併願で合格した場合、入学手続きの期限はいつですか?

💬 部活動と補習、講習を両立できますか?

学校によって回答は異なります。複数校で同じ質問をして、比較しながら検討することをおすすめします。

費用は「授業料」だけで比較しない

確認項目
受験料
入学金
授業料
施設関連費
制服・指定品
教科書・副教材
学習用端末
修学旅行・行事費
交通費
部活動費
講習費・模試代

⚠ 授業料支援制度が利用できる場合でも、すべての費用が対象になるとは限りません。所得要件、居住要件、対象校、対象費用などの条件は制度によって異なり、変更される可能性もあります。最新の制度、対象校、申請条件は、大阪府などの公式情報と各高校の案内で確認しましょう。

通学時間は「片道」だけで判断しない

自宅を出る時間
↓
駅やバス停までの移動
↓
乗り換えと混雑
↓
学校までの徒歩
↓
部活動・補習後の帰宅時間
↓
夕食・入浴・家庭学習・睡眠

学校説明会へ休日に行っただけでは、平日の混雑や実際の負担が分からない場合があります。可能であれば、平日の登校時間に近い時間帯の経路、交通費、最終的な帰宅時刻まで確認しておくと安心です。

偏差値・進学実績を見るときの注意

偏差値は模試会社やコースによって異なります。学校全体の実績と、希望するコースの実績は区別して見る必要があります。合格者数だけでなく、卒業生数や延べ人数かどうかも確認しましょう。指定校推薦については、対象学部、校内選考、評定条件などを確認することが大切です。現在の成績だけでなく、入学後に伸びやすい環境かどうかも合わせて考えましょう。

親子で使える学校比較シート

項目評価(5段階/○△×)
校風 
学習内容 
進路指導 
通学 
費用 
部活動 
学校行事 
施設 
本人の印象 
保護者の印象 
進学してもよいと思えるか 
この学校で一番魅力に感じたこと:__________
気になること:__________
次に確認すること:__________

秋から出願までの進め方

STEP1:親子の希望条件を整理する

STEP2:公立・私立を分けず、候補校を複数挙げる

STEP3:説明会、文化祭、オープンスクールなどで確認する

STEP4:模試、通知表、学校の進路相談を踏まえて候補を絞る

STEP5:募集要項、入試日程、手続き期限を確認して決定する

実際の日程は年度と学校によって異なるため、最新の募集要項を必ず確認しましょう。

保護者が避けたい決め方

・「公立の方が安心だから」と親だけで決める

・「私立はお金がかからないらしい」と費用を確認せず決める

・偏差値が高い学校を無条件に勧める

・友人と同じ学校だから認める、または反対する

・併願校を本人が見学しないまま決める

・不合格になる可能性を避けて、挑戦するかどうかを話し合わない

これらは責めるためのものではなく、「確認する順番を変える」ことで防げるものばかりです。まず親子の希望を聞き、その後に情報を確認する順序を意識してみましょう。

保護者の声かけ

避けたい言葉

「公立に行ってくれないと困る」
「偏差値が高い方にしなさい」
「併願校なんてどこでも同じ」
「友達で学校を選ばないの」
「落ちたらどうするの?」

言い換え例

「高校生活で一番大切にしたいことは何?」
「この学校のどこに魅力を感じた?」
「毎日この通学を続けられそう?」
「第一志望が難しかった場合、どこなら前向きに通えそう?」
「費用や通学は保護者が確認するから、あなたは学びたいことを教えてね」

まとめ

・公立と私立は、単純な優劣では決められません
・学校名より先に、親子の希望条件を整理しましょう
・併願校も実際に進学する可能性のある学校として選びましょう
・費用は授業料だけでなく、3年間に必要な項目を確認しましょう
・通学、コース、進路指導、校風を実際に確かめましょう
・入試制度と支援制度は、必ず最新の公式情報を確認しましょう

「合格できる学校を探すこと」と同時に、「進学後に納得して3年間を過ごせる学校を探すこと」を、ぜひ親子で意識してみてください。

高校選びの相談は、トライプラス諸口校へ

「公立と私立のどちらを第一志望にするか迷っている」「併願校の決め方が分からない」といったご相談も歓迎しています。通知表、定期テスト結果、模試結果、気になる高校の資料などがあれば、現在の状況を整理しやすくなります。

トライプラス諸口校では、講師1人に生徒2人までの担任制個別指導で、60分の個別指導と40分の演習・AI学習を組み合わせた100分授業を行っています。授業当日には確認テストを実施し、80点を一つの目安として、理解が不十分な場合は解説や再テストを行います。教室長が学習進度、苦手分野、学校ワーク、テスト結果を確認しながら、茨田中・茨田北中・横堤中など学校ごとの進度やテスト範囲に合わせて対応します。開校時間中は自習室を無料でご利用いただけ、自習中は5教科の質問にも対応しています。小学1年生から高校3年生まで通っていただけます。

まずは無料体験授業・学習相談からお気軽にお問い合わせください。

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2026年9月30日水曜日

受験勉強と定期テスト、どちらを優先する? -中学3年生・秋の時間配分

 

📘 中学3年生・高校受験

受験勉強と定期テスト、どちらを優先する?
-中学3年生・秋の時間配分

どちらかを捨てるのではなく、テストまでの日数に合わせて配分を変えることが大切です。

受験勉強定期テスト対策

「過去問を進めたいのに、テストが近づくと手が止まる」「受験勉強を優先したら、学校ワークが提出直前になってしまった」——中学3年生の秋は、こうした悩みが一気に増える時期です。

受験勉強を優先すれば内申が心配になり、定期テストを優先すれば過去問や模試の復習が止まってしまう。両方を同時に全力でやろうとして、結局どちらも中途半端になってしまう生徒も少なくありません。予定表を作っても、その日やりたい教科だけをやってしまう、保護者から「内申も大切」「受験勉強も進めて」と言われて、何を優先すべきか本人が分からなくなる——そんな声もよく聞きます。

大切なのは「どちらが大切か」を決めることではなく、「いつ、どれくらい配分するか」を決めることです。この記事では、定期テストまでの残り日数や内申点の重み、生徒のタイプに応じた時間配分の考え方を、具体的に整理していきます。

受験勉強と定期テスト対策は、完全に別物ではない

定期テスト対策と受験勉強は、目的が異なるため別のものに見えますが、実際には重なる部分が多くあります。

定期テスト対策 受験勉強
学校で最近学習した範囲を深く理解する 中1〜中3までの広い範囲を復習する
学校ワーク・プリント・授業内容を仕上げる 複数単元が混ざった問題に対応する
通知表・内申に関わる評価へ備える 初見問題・時間配分・答案作成を練習する
範囲が比較的限定されている 模試や過去問から弱点を見つける

学校で学習中の内容は入試でも使われるため、定期テスト対策を丁寧に行うことは、そのまま受験勉強の一部になります。一方で、定期テスト範囲だけを勉強し続けると、中1・中2の弱点や入試形式への対応が後回しになってしまう点にも注意が必要です。

優先順位を決める4つの判断基準

「何となく不安だから定期テストだけ」「受験生だから学校のテストは気にしない」といった決め方ではなく、次の4つを根拠に配分を考えます。

① 定期テストまで、あと何日あるか

3週間以上あるのか、1週間を切っているのかで、必要な配分は大きく変わります。

② 内申点が志望校選びにどの程度関わるか

内申の重みは都道府県や入試方式によって異なります。自分の状況を早めに確認しておきましょう。

③ 今回のテスト範囲に、大きな苦手単元があるか

苦手単元がある場合、それは受験でも弱点になりやすい部分です。

④ 模試や過去問で、志望校との差がどこにあるか

差が大きい教科・分野が分かれば、受験勉強で優先すべき場所も見えてきます。

迷ったときの判断表

時期 学習の中心 受験勉強で止めないこと 注意点
3週間以上前 学校ワークを少しずつ進める 受験勉強を継続 ためすぎないこと
2週間前 学校範囲の弱点確認 定期テスト対策を徐々に増加 配分を急に変えすぎない
1週間前 提出物とテスト範囲の完成 受験基礎を短時間維持 新しい教材を広げない
前日 学校範囲の最終確認 - 受験教材には手を広げない
テスト終了日 休息を取る 間違いの分類 その日は無理に詰め込まない
翌日以降 受験勉強へ戻す 弱点を受験教材で補強 放置せずすぐ復習

時間配分の目安

以下は絶対的な正解ではなく、計画を立てる際の出発点です。内申点の状況、基礎力、テスト範囲、志望校によって調整してください。

定期テスト3週間以上前
受験勉強 60%
学校内容 40%
定期テスト2週間前
受験勉強 40〜50%
定期テスト対策 50〜60%
定期テスト1週間前
10〜20%
定期テスト対策 80〜90%
定期テスト終了後
受験勉強 70%
解き直し 30%

1週間前の「受験勉強10〜20%」は、英単語、漢字、計算、リスニングなど、短時間で維持できる基礎学習を想定しています。

定期テスト前でも止めたくない受験勉強

すべてを行う必要はありません。1日15〜30分程度で、「忘れやすい基礎」を一つ維持する考え方が現実的です。時間は一例であり、生活状況に合わせて調整してください。

  • 英単語・熟語の確認
  • 漢字・語句・古文単語などの暗記
  • 数学の計算問題
  • 英語の音読またはリスニング
  • 理科・社会の一問一答
  • 模試で繰り返し間違えている問題の確認

定期テスト対策を受験勉強へつなげる方法

STEP1 学校ワークを、提出のためではなく自力で解ける状態にする
STEP2 間違いを「知識不足・解き方不足・ミス」に分類する
STEP3 記述問題や途中式を省略せずに書く
STEP4 学校範囲と関連する中1・中2の内容も確認する
STEP5 テスト後、同じ単元を受験用教材で解き直す

定期テストで終わらせず受験用教材へつなげることで、同じ勉強を二度最初からやり直す負担を減らせます。

タイプ別の優先順位

優劣はありません。現在の課題によって、最適な配分は変わります。

タイプA:内申点を意識したい

学校ワーク・提出物・テスト範囲を早めに仕上げ、評価方法や提出期限を確認する。ただし受験基礎は止めない。

タイプB:中1・中2の基礎に穴がある

テスト範囲と関連する過去単元から復習し、基本問題の自力正解を増やす。定期テスト対策を基礎の立て直しに利用する。

タイプC:定期テストは安定、模試で伸び悩む

学校範囲を繰り返しすぎず、初見問題・融合問題・時間配分の練習を継続し、模試の誤答分析を優先する。

平日3時間を想定した時間割例

通常期(3週間以上前)

30分:学校の宿題・授業の復習

60分:英語または数学の受験勉強

50分:理科または社会の受験勉強

20分:国語・英単語・計算など

20分:間違い直し

定期テスト1週間前

60分:学校ワークの弱点単元

50分:暗記教科

40分:記述・英作文・応用問題

20分:提出物の確認

10分:受験基礎の維持

部活動、通塾日、帰宅時間によって使える時間は異なります。3時間確保できない日は、優先順位の高いものから取り組む考え方で構いません。

休日の使い方

午前

思考力が必要な数学、英語長文、過去問

午後

学校ワーク、理科・社会、弱点単元

夜

暗記、解き直し、翌週の計画

50〜60分学習したら短い休憩を入れるなど、集中力が続く形を意識しましょう。長時間の連続学習を前提にする必要はありません。

よくある失敗

⚠️ 定期テスト前の2週間、受験勉強を完全に止める → 15〜30分の基礎学習だけは残す
⚠️ 受験勉強を優先し、学校ワークを提出直前まで放置する → テスト2週間前から少しずつ進める
⚠️ 勉強時間だけ決めて、教材や問題数を決めない → 「何を、どこまで」で予定を立てる
⚠️ 得意教科に時間をかけすぎ、苦手教科を後回しにする → 苦手分野に先に時間を割く
⚠️ テストが終わった瞬間に、間違えた単元を放置する → テスト後すぐ解き直しの時間を確保する

保護者ができるサポート

監視するのではなく、予定を具体化し、無理な計画を調整する役割が大切です。

避けたい言葉

「受験生なのだから、もっと勉強しなさい」

「内申も入試も、両方落とせないよ」

「○時間では足りない」

「過去問は進んでいるの?」

言い換え例

「テストまでの日数を見て、今週の配分を決めようか」

「今、一番優先したい教科はどれ?」

「受験勉強で止めたくないものを一つ決めよう」

「今週の予定で、無理がありそうな日はどこ?」

1週間の計画チェックリスト

□ 定期テストまでの残り日数を確認した

□ 学校ワークの残りページを確認した

□ 提出期限を確認した

□ 模試や過去問の弱点を1〜2個に絞った

□ 受験勉強で毎日続ける内容を一つ決めた

□ 教科ごとに「時間」ではなく「行う内容」を決めた

□ テスト後の解き直し時間も予定に入れた

□ 睡眠時間を削らない計画になっている

まとめ

・受験勉強と定期テスト対策は、どちらか一方を選ぶものではありません

・定期テストまでの日数に応じて配分を変えましょう

・定期テスト対策を、入試に必要な基礎固めへつなげましょう

・テスト直前でも、短時間の基礎学習は維持しましょう

・テスト終了後は、すぐ受験勉強へ戻しましょう

・自分の内申、基礎力、志望校との差を見て調整しましょう

秋に必要なのは、長時間勉強することだけではなく、時期に合わせて優先順位を切り替える力です。

受験勉強と定期テスト、どちらも一緒に整理しませんか?

「定期テスト前になると受験勉強が止まる」「何を優先すべきか分からない」——そんなご相談も歓迎しています。トライプラス諸口校では、講師1人に生徒2人までの担任制個別指導で、60分の個別指導と40分の演習・AI学習を組み合わせた100分授業を行っています。授業当日には確認テストを実施し、80点を一つの目安として、理解が不十分な場合は解説や再テストで定着を確認します。教室長が学習進度・苦手分野・学校ワーク・テスト結果を確認し、茨田中・茨田北中・横堤中など学校ごとの進度やテスト範囲に合わせて対応します。開校時間中は自習室を無料で利用でき、自習中も5教科の質問に対応しています(通常授業とは異なります)。小学1年生から高校3年生まで対応しています。

通知表や定期テストの結果、模試の結果、志望校の情報があれば、現在の優先順位を整理しやすくなります。無料体験授業・学習相談も承っていますので、お気軽にお問い合わせください。

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