2026年9月22日火曜日

スマホを取り上げても、 子どもが勉強するようにならない理由

 

TRY PLUS MOROGUCHI|STUDY HABITS

スマホを取り上げても

子どもが勉強するようにならない理由

スマホを遠ざけるだけでは、「勉強を始められない原因」まではなくなりません。

スマホばかり見る中学生と、家庭で起きやすいこと

中学生のお子さんをお持ちのご家庭では、次のような場面が珍しくありません。

  • 帰宅すると、すぐスマートフォンを見始める
  • 「勉強しなさい」と言っても動かない
  • 定期テスト前でも、動画やSNSをやめない
  • スマートフォンを取り上げると、怒ったり、寝たり、ぼんやりしたりする
  • 結局、親子で言い争って一日が終わる

こうした毎日が続けば、「スマホさえなければ勉強するのに」と考えるのは自然なことです。保護者の方の不安や苛立ちは、当然の感情だと思います。

スマホを取り上げるという対応が、集中を守るうえで役に立つ場面もあります。ただし、勉強を始められない本当の原因が残っていれば、取り上げたあとも勉強には向かわないことがあります。

この記事の重要メッセージ

「スマホを使えない状態をつくること」と、「自分から勉強を始められる状態をつくること」は、同じではありません。

この記事では、子どもが勉強しない背景と、家庭で今日から試せる工夫を整理します。家庭ごとに事情は異なりますので、合うところを選んで取り入れてください。

スマホは「原因」ではなく「勉強からの逃げ道」になっている場合がある

通知、動画、SNS、ゲームなどが、勉強中の集中を妨げることは確かです。スマホと勉強の集中の関係は、多くのご家庭が気にされている点でしょう。

一方で、勉強に対して次のような気持ちを抱えていると、スマホがなくても別の行動へ逃げてしまうことがあります。

何から始めればよいか分からない 問題が難しくて手が止まる 間違えるのが嫌 頑張っても点数が上がらないと思っている 宿題の量が多く、終わるイメージが持てない 疲れていて集中できない 親に指示されることへ反発している

スマホを取り上げたあとに、テレビ、漫画、睡眠、ぼんやりする時間が増えたなら、それは一つのサインです。道具だけでなく、勉強を避ける理由を見る必要があるかもしれません。

「怠けている」「依存している」と決めつける前に、「何が始めにくくしているのか」を一緒に探してみることが第一歩です。

スマホを取り上げても子どもが勉強しない5つの理由

中学生が勉強しない背景には、いくつかの理由が重なっていることが多くあります。代表的な5つを見てみましょう。

1

何をすればよいか決まっていない

「勉強する」という指示は、範囲が広すぎます。何から手をつけるか迷っているうちに、時間だけが過ぎてしまいます。

最初の行動は、「数学ワークの32〜35ページ」「英単語を20個テストする」のように具体的にしましょう。

2

勉強内容が現在の学力に合っていない

問題が難しすぎる、前学年の内容が抜けている、解説を読んでも分からない。こうした状態では、一人で勉強を始めにくいものです。

この場合は、スマホの制限より先に、戻る単元と質問できる環境が必要です。

3

始めるまでの心理的な負担が大きい

「2時間勉強しなさい」「ワークを全部終わらせなさい」と言われると、量の多さで動けなくなることがあります。

「最初の10分だけ」「最初の1ページだけ」のように、開始のハードルを下げる方法が合う子もいます。

4

一方的な没収に反発している

自分で納得していないルールは、守ることより「取り返すこと」「隠れて使うこと」が中心になりやすくなります。親子の対立が深まることもあります。

ただし、子どもの希望をすべて受け入れるという意味ではありません。保護者が境界線を示すことも大切です。一方的な没収がいつも誤りというわけではなく、安全面や生活面に深刻な問題がある場合は、保護者による利用制限が必要なこともあります。

5

勉強しても成果を感じられていない

頑張っても正解できない、点数が上がらない、注意されることばかり。この状態が続けば、勉強を避けたくなるのは無理もありません。

小さな達成目標と、「できるようになったこと」を確認する仕組みが必要です。

「スマホをなくす」だけでは埋まらないもの

表面に見える問題と、その奥に残る問題を整理すると、必要な対応が見えてきます。

表面に見える問題 取り上げるだけでは残る問題 必要な対応
スマホを長時間見る 勉強の開始時間が決まっていない 帰宅後の行動順序を決める
勉強中に通知を見る 集中できる環境がない 学習中だけ別室や共有スペースへ置く
動画をやめられない 終了時刻が決まっていない 視聴開始前に終了時刻を決める
勉強を嫌がる 内容が難しすぎる 現在の学力に合う問題へ戻る
親の注意に反発する ルールが一方的 親子で目的と例外を確認する

スマホを取り上げる前に確認したい4つのこと

取り上げる前のチェックポイント

今日勉強する内容は、具体的に決まっているか

子どもが一人で解ける難易度か

分からないときに質問できる相手がいるか

勉強の終了条件が決まっているか

「スマホを置きなさい」と言う前に、「置いたあとに何をするか」を準備しておくことが大切です。

家庭学習と勉強習慣を支える、5つの仕組み

意志の力に頼らず、勉強を始めやすくする仕組みを整えましょう。

1.開始時刻ではなく「開始の合図」を決める

時刻だけで決めると、守れない日が出てきます。生活の行動と勉強を結びつけると、始めやすくなります。

  • 夕食後に15分休憩したら始める
  • 入浴前に学校の宿題をする
  • 机に座ったらタイマーを25分に設定する

2.最初の課題を小さくする

最初から大きな課題を示さず、始められたら追加する形がおすすめです。

  • 英単語10個
  • 数学の計算5問
  • 学校ワーク1ページ
  • 漢字10問

3.「時間」と「終了条件」を両方決める

  • 25分間で数学ワーク2ページ
  • 英単語20個を、日本語から英語で書けるまで
  • 理科の重要語句15個を何も見ずに答える

机に座った時間だけでなく、できるようになった内容も確認しましょう。

4.分からない問題を止まる理由にしない

  1. 3〜5分考えて分からなければ、印を付ける
  2. 次の問題へ進む
  3. 学校や塾で質問する
  4. 質問する問題をまとめる

5.終わったあとに達成を確認する

「何分したか」だけでなく、次の3点を短く確認します。

  • 今日できるようになったこと
  • まだ分からないこと
  • 明日最初に行うこと

スマホルールは「禁止」より具体化する

「使いすぎない」といった曖昧なルールは、解釈が親子でずれやすく、言い争いのもとになります。

曖昧で争いになりやすいルール 具体的で確認しやすいルール
  • スマホを使いすぎない
  • 勉強中は絶対に触らない
  • テスト前は禁止
  • 親が必要だと思ったら没収する
  • 19時30分から20時30分まではリビングの充電場所へ置く
  • 学校ワーク2ページが終わったら15分使える
  • 就寝30〜60分前は共有スペースで充電する
  • 連絡・辞書・学習アプリで使う場合の扱いを決める
  • ルールを守れなかった場合の対応を事前に決める
  • 1週間試して、日曜日に見直す

大切なのは、罰を重くすることではなく、ルールを具体的にし、毎日同じ基準で運用することです。基準が日によって変わると、子どもは「ルール」ではなく「親の機嫌」に反応しやすくなります。

親子で決めたいスマホルール6項目

スマホルールは家庭ごとに違って当然です。次の6項目を、親子で確認してみてください。

使ってよい時間帯と、使わない時間帯

勉強中に置く場所と、就寝時に置く場所

学習目的で使う場合の扱い

ルールを守れなかった場合の対応

例外を認める場面

ルールを見直す日

親だけ、子どもだけで決めるのではなく、保護者が必要な境界線を示したうえで、実行できる形を話し合いましょう。スマホの使い放題はおすすめできませんが、禁止一辺倒にする必要もありません。

スマホは学習の道具にもなる

スマホを一方的に悪者にする必要はありません。連絡、学習、息抜きに使う道具として考えると、次のような活用ができます。

  • タイマーで学習時間を区切る
  • 学習予定をカレンダーへ登録する
  • 英単語の音声を聞く
  • 辞書や学習アプリを使う
  • 分からない問題を記録する
  • 学校や塾からの連絡を確認する

学習目的で開いたあとに、SNSや動画へ移ってしまう場合は、環境を変える方法もあります。紙の辞書や、スマホとは別のタイマーを使うだけで、集中が続きやすくなることがあります。

タイプ別に見る対応方法

中学生が勉強しない理由は、お子さんによって違います。近いタイプから試してみてください。

A.始めるまでが長いタイプ

  • 最初の10分だけ行う
  • 最初の教材を机に出しておく
  • 開始の合図を固定する

B.分からないと止まるタイプ

  • 基礎問題へ戻る
  • 質問する問題に印を付ける
  • 一人で解ける問題と教えてもらう問題を分ける

C.始めるがスマホへ戻るタイプ

  • 勉強中だけ共有スペースへ置く
  • 25〜40分単位で区切る
  • 休憩終了時刻を決める

D.親に言われると反発するタイプ

  • 毎回注意するのではなく、事前に予定を決める
  • 選択肢を用意する
  • 結果を一緒に振り返る
  • ルールを感情で変えない

1週間で試せる実践プラン

最初から完璧なルールを作る必要はありません。1週間試して、調整していきましょう。

1日目
スマホを使っている時間帯を記録する
2日目
勉強を始められない理由を一つ確認する
3日目
勉強中のスマホ置き場を決める
4日目
最初の10〜25分だけ実行する
5日目
勉強内容と終了条件を具体化する
6日目
できた日とできなかった日の違いを確認する
7日目
ルールを一つだけ調整する

保護者の声かけ:避けたい言葉と言い換え例

保護者の声かけ一つで、子どもの受け止め方は変わります。よく出てしまう言葉と、言い換えの例を並べました。

避けたい声かけ 言い換え例
「スマホばかり見ているから成績が上がらない」 「今日やることを一緒に3つに分けようか」
「今すぐスマホを渡しなさい」 「何時からなら始められそう?」
「勉強しないなら解約する」 「勉強中は、どこに置けば集中しやすい?」
「みんなもっと勉強している」 「最初の20分で何を終える?」
「自分で管理できないなら持つ資格はない」 「分からなくて止まっているところはある?」
「何度言ったら分かるの?」 「1週間試して、難しかったところを直そう」

保護者が怒りを我慢し続ける必要はありません。ただ、感情が強いときにルールを決めると、罰を与えること自体が目的になりやすくなります。落ち着いてから話し合う時間を取ることをおすすめします。

子どもへの伝え方の例

命令だけでは、子どもは「取り上げられた」と受け取りがちです。「心配していること」「試す期間」「具体的なルール」「見直す日」をセットで伝えてみましょう。

会話例

「スマホを全部禁止したいわけではないの。ただ、勉強を始める時間が毎日ずれているのが心配で。まず1週間だけ、19時30分から20時30分まではリビングで充電して、その間に学校ワークを進めてみない?うまくいかなければ、日曜日に一緒に直そう。」

スマホ以外にも確認したい生活面

勉強への取りかかりには、生活面も影響します。次の点も見てあげてください。

  • 睡眠時間が不足していないか
  • 部活動や学校生活で疲れすぎていないか
  • 食事を取れているか
  • 勉強内容が難しすぎないか
  • 学校や友人関係で不安を抱えていないか
  • 長期間、意欲の低下や体調不良が続いていないか

強い不調、昼夜逆転、学校生活への大きな支障、激しい親子衝突などが続く場合は、家庭だけで抱え込まなくて大丈夫です。学校、スクールカウンセラー、医療・相談機関などへ相談する選択肢もあります。

個別指導塾のトライプラス諸口校でできること

ここまで見てきたとおり、必要なのは「スマホを取り上げること」だけではなく、「勉強を始めやすい環境」です。大阪市鶴見区の個別指導塾、トライプラス諸口校は、小学1年生から高校3年生まで対応しています。中学生の定期テスト対策にも取り組んでいます。

トライプラス諸口校の特徴

  • 講師1人に生徒2人までの担任制個別指導
  • 60分の個別指導と40分の演習・AI学習を組み合わせた、100分の学習
  • 授業当日に小テストを実施
  • 80点を一つの目安とし、理解が不十分な場合は説明と再テストを行う
  • 教室長が、学習の進捗、課題、宿題、勉強の始め方まで確認
  • 茨田中・茨田北中・横堤中など、学校ごとの定期テスト対策に対応
  • 開校時間中は、自習室を無料で利用可能
  • 自習室では全科目の質問に対応(通常授業のような指導ではなく、質問に答える形のサポートです)
  • 小学1年生から高校3年生まで対応

「教室へ行けば勉強を始められる」「何をすればよいかが決まっている」「分からない問題を質問できる」。この3つがそろうと、家庭で勉強習慣を整える負担も軽くなります。諸口周辺で塾をお探しの方は、選択肢の一つとして考えてみてください。

※学習状況やご家庭の事情には個人差があります。通塾によって成績の向上や学習習慣の定着を保証するものではありません。

まとめ:スマホを取り上げる前に、置いたあとを決める

  • スマホが集中を妨げることはある
  • ただし、スマホだけが勉強しない原因とは限らない
  • 取り上げたあとに何をするかまで決める
  • 勉強内容を小さく、具体的にする
  • 分からない問題を質問できる環境を作る
  • ルールは具体的にし、一定期間試して見直す
  • 時間だけでなく、できるようになった内容も確認する
  • 生活や体調の問題も見逃さない

「今夜はスマホを取り上げる前に、“置いたあと最初の20分で何をするか”を一緒に決めてみましょう。」

スマホのルールだけでなく、勉強を始められる仕組みを一緒に整えませんか?

  • 家庭学習を始められない原因について、ご相談いただけます
  • 現在の学力に合った課題と学習量を、一緒に整理できます
  • 定期テストの答案や学校ワークをもとに、具体的な学習計画を考えられます
  • 無料体験授業・学習相談を受け付けています

トライプラス諸口校

コールセンター☎

0120-177-202

現在の学習状況やご家庭での様子を伺いながら、無理なく続けられる勉強の始め方を一緒に整理いたします。まずはお気軽にご相談ください。

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2026年9月21日月曜日

高校受験の過去問はいつから? ー早く始めればよいわけではありません

 

TRY PLUS MOROGUCHI|ENTRANCE EXAM STRATEGY

高校受験の過去問はいつから?
早く始めればよいわけではありません

過去問は、早く解くための教材ではなく、「合格までの差」を見つけるための教材です。

「高校受験の過去問は、夏休みから始めた方がいいですか?」
「早く始めた方が、合格に近づきますか?」

「まだ習っていない単元がありますが、解いても大丈夫ですか?」
「過去問の点数が低かったので、志望校を変えた方がいいですか?」
「何年分を、何回解けばいいですか?」

トライプラス諸口校には、受験生や保護者の方から、こうしたご相談が数多く寄せられます。
高校受験の過去問をいつから始めるかは、多くの家庭が悩むところです。

結論からお伝えします。
過去問を始める時期は、全員が同じではありません。
「何月か」だけで決めるべきものでもありません。

過去問を始める最適な時期は、カレンダーではなく、“基礎の完成度”と“入試までの残り時間”で決まります。

この記事では、中学3年生と保護者の方に向けて、高校入試の過去問との付き合い方を整理します。
「いつ始めるか」だけでなく、「始める前に何を準備し、どのように進めるか」までお伝えします。

なお、過去問の適切な開始時期には個人差があります。
公立・私立、推薦・専願・併願、地域、入試日程によっても進め方は変わります。
この記事は一つの考え方として、お子さまの状況に当てはめながらお読みください。

過去問の本当の役割とは

高校受験の過去問には、大きく4つの役割があります。

1.志望校の出題形式を知る
大問の構成、問題数、記述の量など、その学校ならではの特徴を確認します。

2.現在の実力と合格目安との差を知る
今の力と、志望校が求める力の距離を具体的に把握します。

3.優先して復習する単元を見つける
限られた時間で、どこから手をつけるべきかが見えてきます。

4.制限時間内での解き方と時間配分を練習する
どの問題から解くか、どこで時間を使うかを、本番に向けて整えます。

一方で、過去問は未習の単元を最初から学ぶ教材ではありません。
基礎知識を一から身につけるための教材でもありません。

過去問は、実力をつけるための「最初の教材」ではなく、現在の実力と志望校との差を確認する教材です。
だからこそ、「何年分解いたか」よりも、「解いたあとに何を修正したか」が重要になります。

過去問を早く始めすぎると起こりやすいこと

「早く始めた方が有利」と考えるのは自然なことです。
ただし、準備が整わないうちに始めると、次のような問題が起こりやすくなります。

① 未習単元が多く、点数が正しく実力を表さない

習っていない問題を落としても、それは現時点の弱点とは言い切れません。
「まだ学んでいないだけ」の失点が多いと、点数から実力を正しく読み取れなくなります。

② 分からない問題が多すぎて、復習できない

解説を読んでも理解できない状態では、復習に必要以上の時間がかかります。
1年分を見直すだけで疲れてしまい、次の学習に進めなくなることもあります。

③ 低い点数だけを見て自信を失う

準備が整っていない段階の点数で、志望校の合否を判断しないでください。
点数の低さは「これから伸ばせる部分が多い」ことを示している場合もあります。

④ 貴重な過去問を「解いただけ」で消費する

一度答えを見た問題は、初見の実戦練習としては使いにくくなります。
入手できる年度数には限りがあるため、使うタイミングは慎重に考えたいところです。

⑤ 基礎学習の時間が減る

過去問に時間を使いすぎると、英単語、計算、文法、理科・社会の基本知識が後回しになる危険があります。
受験勉強の土台は、やはり基礎です。

ここで大切なのは、「早く始めた家庭ほど有利」とは言い切れないということです。
早く始めても、分析と復習がなければ、実力にはつながりにくくなります。

では、高校受験の過去問はいつから始める?

目安として、本格的な年度別演習は、中学3年生の秋から冬に始めるケースが多いと言われます。
ただし、これはあくまで一般的な目安です。
次のような条件によって、開始時期は変わります。

開始時期を左右する条件

  • 公立高校か、私立高校か
  • 推薦・専願・併願・一般入試のどれか
  • 入試日程
  • 学校の授業進度
  • 志望校の難易度
  • 現在の基礎学力
  • 苦手教科の数
  • 過去問の出題範囲
  • 塾や学校の指導方針

たとえば、私立高校の入試日程が早い場合や、推薦・専願で出願する場合は、公立高校の一般入試とは準備の進め方が変わることがあります。
「全員が9月から」「必ず11月から」と決められるものではありません。

志望校の入試方式や日程は、学校ごと、年度ごとに異なります。
最新の情報は、必ず学校の募集要項や中学校・塾の先生を通じて確認してください。

高校受験のスケジュール:時期別・過去問の使い方

中学3年生の高校受験勉強を、4つの段階に分けて整理します。
過去問は「解くか、解かないか」ではなく、時期に応じて使い方を変えることが大切です。

STAGE 1中学3年生の春〜夏

中心となる学習

  • 中学1・2年生内容の復習
  • 英単語、漢字、計算、基本用語の確認
  • 苦手単元の特定
  • 模試の答案分析
  • 志望校の入試科目・配点・出題形式の確認

過去問の使い方

  • 問題構成を眺める
  • 既習範囲の問題を一部解く
  • 出題傾向を知るために活用する

この時期に、無理に1年分すべてを時間どおりに解く必要はありません。

STAGE 2中学3年生の9〜10月ごろ

中心となる学習

  • 未完成の基礎単元を補う
  • 標準問題を安定させる
  • 私立高校・公立高校の出題形式を比較する
  • 志望校候補を整理する

過去問の使い方

  • 既習範囲を中心に解く
  • 1年分を試しに解き、現在地を確認する
  • 最初は時間を厳密に測らず、問題の難易度を確認してもよい

ただし、この時期の点数だけで志望校の変更を決めないようにしましょう。

STAGE 3中学3年生の11〜12月ごろ

中心となる学習

  • 年度別の本格演習
  • 合格目安点との差の確認
  • 頻出単元の補強
  • 制限時間と解く順番の練習

過去問の使い方

  • 本番と同じ制限時間で解く
  • 自己採点を行う
  • 間違いを分類する
  • 弱点単元を通常教材へ戻って復習する
  • 数日後に類題や解き直しを行う

STAGE 4入試直前期

中心となる学習

  • 過去問で発見した弱点の最終補強
  • 時間配分と解く順番の固定
  • 基本問題の取りこぼし防止
  • 暗記事項の最終確認

過去問の使い方

  • 本番形式での総合演習
  • 過去に間違えた問題の再確認
  • 未実施年度を使った最終シミュレーション

難問ばかりに時間をかけず、合格に必要な問題を確実に取る練習を優先しましょう。

夏から秋は「出題傾向や一部の問題の確認」、秋から冬は「年度別の本格演習」というように使い分けることができます。
ただし、これも学習の進み具合によって前後します。

過去問を始めてよいか判断する5つのチェック

次の5項目を、現在の状況に照らして確認してみてください。

中学1・2年生の主要な基礎単元を復習している

英単語、漢字、計算、理社の基本用語がある程度定着している

学校ワークや基本教材の標準問題を自力で解ける

過去問を解いたあと、復習する時間を確保できる

志望校の入試科目・配点・出題形式を確認している

このチェックには、「いくつ当てはまれば合格」という単純な診断結果はありません。
まだ弱い項目があっても、それは「過去問を始めてはいけない」という意味ではありません。

弱い項目は、過去問と並行して補っていくと考えてください。
たとえば、基礎の定着が不十分でも、出題形式の確認のために一部の問題を見ることには意味があります。

過去問の使い方:最初の1年分はどう解く?

初めて志望校の過去問に取り組むときは、次の8つのステップで進めましょう。
これが「過去問 解き直し」までを含めた基本の流れです。

STEP 1 入試科目・試験時間・配点を確認する
STEP 2 問題全体を見て、大問構成を確認する
STEP 3 本番に近い環境で解く
STEP 4 自己採点し、目標点との差を確認する
STEP 5 間違いを原因別に分類する
STEP 6 通常教材へ戻って弱点を復習する
STEP 7 類題を解く
STEP 8 時間を空けてもう一度解く

最初の1年分については、学習状況に応じて2つの方法があります。
「時間を測って本番のように解く方法」と、「時間を測らず、分析を目的に解く方法」です。

どちらが正しいということではありません。
大切なのは、目的を決めてから解くことです。
「時間配分を試すのか」「現在の弱点を探すのか」を決めておくと、結果の見方が変わります。

過去問の間違いを4種類に分ける

過去問で間違えた問題は、原因によって対策が異なります。
次の4種類に分けてみましょう。

A.知識不足

英単語、漢字、公式、文法、用語を覚えていなかった。

対策:教科書や基本教材に戻って復習する。

B.理解不足

解説を読んでも、考え方が分からない。

対策:学校や塾の先生に質問し、解法を理解する。

C.演習不足

解説を読めば分かるが、自力では解けなかった。

対策:類題を複数解き、何も見ずに再現する。

D.実戦上の問題

時間不足、読み間違い、計算ミス、問題選択の失敗。

対策:解く順番や見直し方法を決める。

点数だけを記録するのではなく、“なぜ失点したか”を記録すると、過去問が学習計画に変わります。

過去問の復習で戻るべき教材

過去問は、解説を読んで終わりにしてはいけません。
失点の原因に応じて、次の教材へ戻りましょう。

失点の原因 戻る教材・対策
知識不足教科書・単語帳・用語集
基本解法の不足学校ワーク・基礎問題集
標準問題の不足塾教材・標準問題集
応用力の不足志望校レベルの類題
時間不足時間を測った大問別演習
ケアレスミスミスの記録と確認手順

復習の全体像は、次のような流れになります。

過去問を解く
失点原因を分類する
通常教材へ戻る
類題を解く
過去問を解き直す

過去問は何年分・何周すればよい?

「過去問 何年分」は、とてもよくいただく質問です。
ただし、「最低○年分」「必ず3周」といった一律の正解はありません。

判断するときの材料

  • 手に入る過去問の年度数
  • 入試問題の出題傾向が変わっていないか
  • 第一志望・併願校の数
  • 入試までの残り期間
  • 1年分を復習するのに必要な時間
  • 現在の完成度

一般的には、複数年度を使って出題傾向をつかみ、間違えた年度や問題を解き直すことが大切だと考えられています。
ここで、2つの進め方を比べてみましょう。

進め方 特徴
5年分を1回ずつ解く量はこなせるが、間違えた原因の分析や解き直しが不十分になりやすい。
3年分を分析・復習・再演習する量は少なくても、弱点の発見から克服までを回すため、学習の質が高まりやすい。

大切なのは、量だけではありません。
復習の質が、過去問の価値を決めます。

最新年度から解く?古い年度から解く?

「どの年度から解けばよいか」も、多くの受験生が迷うところです。
それぞれの考え方を比べてみましょう。

古い年度から始める 最新年度から始める
  • 最新年度を、直前期の実戦演習として残せる
  • 出題傾向を順番に確認できる
  • 現在の出題形式に近い問題を、早く確認できる
  • 志望校との距離を把握しやすい

どちらが正解とは限りません。
出題傾向の変更、入試制度、指導方針などを確認したうえで決めましょう。
迷うときは、学校や塾の先生に相談することをおすすめします。

教科別・過去問で確認するポイント

高校入試の過去問では、教科ごとに見るべき点が違います。
ただし、学校や年度によって出題傾向は変わります。
以下は、確認するときの視点としてお使いください。

英語

  • 長文の分量
  • 文法・語彙問題の割合
  • 英作文の有無
  • リスニングの有無
  • 時間配分

数学

  • 計算・小問集合の配点
  • 関数、図形、確率などの頻出分野
  • 記述や証明の有無
  • 難問を後回しにする判断

国語

  • 文章量
  • 記述問題の字数
  • 漢字・語句の配点
  • 古文の有無
  • 読む順番と時間配分

理科・社会

  • 用語問題と記述問題の割合
  • 計算・資料・グラフ問題
  • 分野ごとの出題バランス
  • 知識不足と読み取り不足の区別

過去問で点数が取れなかったときの判断

過去問で思うような点数が取れないと、誰でも落ち込みます。
けれども、低い点数が出たからといって、すぐに志望校を諦める必要はありません。
次の順番で、落ち着いて確認してみましょう。

  1. 未習単元が何点分あったか
  2. 正答できたはずの基本問題を、何点落としたか
  3. 時間不足で解けなかった問題は何点分か
  4. 復習すれば改善できる問題はどれか
  5. 合格目安点まで、あと何点必要か
  6. 入試までどれくらい期間があるか
  7. 内申点や入試方式を含めて、どのような戦略が必要か

過去問1年分の点数だけで、合否や志望校の変更を決めてはいけません。
年度によって難易度は変わりますし、準備段階によっても結果は違います。

一方で、目安点との差が大きい場合は、感情だけで判断するのも避けたいところです。
学校や塾の先生と、現実的な学習計画や出願戦略を一緒に相談しましょう。

保護者が気をつけたい声かけ

受験期のお子さまは、保護者の言葉に大きく影響されます。
過去問に取り組む時期は、特に声かけへの配慮が大切です。

避けたい声かけ

  • 「もう過去問を始めないと遅い」
  • 「○○さんは夏から解いている」
  • 「この点数では無理でしょう」
  • 「何年分も解けば慣れる」
  • 「同じ問題をまた間違えたの?」
  • 「早く全部終わらせなさい」

おすすめの声かけ

  • 「まだ習っていない問題はどれだった?」
  • 「取れそうだった問題は何点分あった?」
  • 「次に復習する単元を一つ決めようか」
  • 「解く時間と復習する時間の両方を確保できそう?」
  • 「いつから本格的に始めるか、先生にも相談してみよう」

保護者の役割は、過去問を早く消化させることではありません。
分析と復習が続けられる環境を整えることです。
それだけで、お子さまの受験勉強は落ち着いて進みやすくなります。

過去問を始める前のチェックリスト

最後に、過去問を始める前の準備を確認しましょう。
すべてにチェックが付かなくても構いません。
足りない項目を見つけることが、準備の第一歩です。

志望校の入試科目を確認した

試験時間と配点を確認した

入試日程を確認した

合格最低点・合格目安点の扱いを確認した

未習単元を確認した

基礎教材の進み具合を確認した

過去問を復習する日を確保した

間違いを記録するノートや表を用意した

次に戻る教材を決めている

未実施年度を直前期用に残すか決めた

※合格最低点は、年度や入試方式によって異なります。公表されていない場合もあるため、必ず学校の発表や中学校・塾の先生を通じて確認してください。

個別指導塾・トライプラス諸口校でできること

鶴見区の諸口にある個別指導塾、トライプラス諸口校では、過去問を「解かせて終わり」にはしません。
答案分析から通常教材へ戻る学習、類題演習、解き直しまでを一連の流れとして管理します。

  • 講師1人に生徒2人までの担任制個別指導
  • 60分の個別指導と40分の演習・AI学習を組み合わせた、100分の学習
  • 授業当日に小テストを実施。80点を一つの目安とし、理解が不十分な場合は説明と再テストを行う
  • 教室長が、過去問の得点、失点原因、学習進捗、苦手単元を管理
  • 茨田中・茨田北中・横堤中など、学校ごとの定期テスト対策に対応
  • 公立高校・私立高校の受験対策に対応
  • 開校時間中は、自習室を無料で利用可能
  • 小学1年生から高校3年生まで対応

自習室では、全科目の質問に対応しています。
ただし、これは通常授業のように講師が付きっきりで指導するものではなく、自習中の疑問を解消するための質問対応です。

公立高校の過去問も、私立高校の過去問も、お子さまの現在地から逆算して進め方を考えます。
諸口周辺で塾をお探しの方は、まず現在の状況をお聞かせください。

※学習の成果には個人差があります。通塾によって合格や点数の向上をお約束するものではありません。

まとめ:過去問は、早さより「使い方」

高校受験の過去問について、大切な点を整理します。

  • 過去問は、早く始めればよいわけではありません。
  • 本格演習の前に、基礎と標準問題を整えましょう。
  • 夏から秋は、出題傾向や一部の問題の確認に使えます。
  • 秋から冬は、年度別演習と分析を本格化します。
  • 解いた時間以上に、復習する時間を確保しましょう。
  • 点数だけでなく、失点原因と合格までの差を見ましょう。
  • 開始時期は、志望校・入試方式・現在の学力によって調整しましょう。

過去問を開く前に、“解いたあとに復習する時間まで確保できるか”を確認しましょう。

FREE CONSULTATION

過去問を始める時期と進め方を、一緒に整理しませんか?

  • 現在の学力と志望校に合わせて、過去問の開始時期を相談できます。
  • 過去問の答案から、優先して復習する単元を整理できます。
  • 公立高校・私立高校それぞれの入試対策を相談できます。
  • 無料体験授業・学習相談を受け付けています。

教室名

トライプラス諸口校

コールセンター電話番号

0120-177-202

志望校、模試結果、現在使用している教材などを確認しながら、過去問を始める時期と入試までの学習計画を一緒に整理いたします。まずはお気軽にご相談ください。

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2026年9月17日木曜日

模試の判定より先に見るべき3つの数字を知っていますか?

 

TRY PLUS MOROGUCHI|MOCK EXAM ANALYSIS

模試の判定より先に見るべき3つの数字を知っていますか?

A〜Eの判定は「結果」。次の得点を変えるヒントは、その内側にあります。

模試の成績表が返ってきたとき、こんな反応をしていませんか。

「D判定だった。もう志望校は無理かもしれない」「A判定だったから、このままで大丈夫」「前回より判定が下がった」――そんなふうに、偏差値と合格判定だけを確認して、成績表をそのまましまってしまう。実はとても多いパターンです。

模試の判定は気になる数字ですが、判定そのものは「次に何を勉強すればいいか」までは教えてくれません。判定の奥にある数字を見て初めて、次の学習計画が見えてきます。

判定は"今の位置"を表す数字。成績を伸ばすヒントは、"どこで点を失ったか"の中にあります。

そもそも模試の判定とは何か

模試の判定とは、受験時点の得点、志望校のデータ、その模試を受けた受験者集団の傾向などから算出される、合格可能性のひとつの目安です。あくまで目安であり、確定した未来ではありません。

注意したいのは、模試会社によって次の点が異なることです。

  • 判定の算出基準
  • 偏差値のもとになる母集団
  • 志望校データの持ち方
  • 問題の難易度
  • 判定記号・合格可能性の表示方法

そのため、違う模試同士の偏差値や判定を単純に比較することはおすすめできません。同じA判定でも、模試が違えば意味合いは変わります。A判定だからといって合格が確定するわけではなく、E判定だからといって不合格が確定するわけでもありません。

判定より先に見たい3つの数字

模試の見方として、判定の前に確認しておきたい数字が3つあります。ひとつずつ見ていきましょう。

① 科目別の得点率・偏差値

科目別の得点率・偏差値

総合偏差値だけを見ていると、実は大切な情報を見落とします。総合成績を押し上げている科目はどれか、逆に下げている科目はどれか。得点できている単元、大きく失点している単元、時間が足りなかった科目はどこか。これらは科目別・単元別の成績を見て初めて分かります。

たとえば総合偏差値が同じ55の生徒でも、全科目が平均的に55の生徒と、英語は65だが数学が45の生徒とでは、次に取るべき学習計画がまったく違います。得意・苦手の差が大きいほど、優先順位をつけた対策が必要になります。

また、模試によって満点や配点が異なるため、単純な得点よりも「得点率」で比較するとイメージしやすくなります。

得点率 = 自分の得点 ÷ 満点 × 100

ただし得点率だけで学力を断定せず、平均点や問題の難易度も合わせて確認することが大切です。

② 正答率の高い問題で失った点数

正答率の高い問題で失った点数

成績表に設問別正答率が載っている場合は、必ず確認しましょう。特に注目したいのは、多くの受験者が正解している問題を自分は間違えていないかという点です。

おおまかな分け方としては、正答率が高い問題は最優先で復習、正答率が中程度の問題は目標点に応じて復習、正答率が低い難問は基礎が固まってから検討する、というイメージです。ただし「正答率〇〇%以上」という具体的な境界線は、模試や志望校によって変わるため、絶対的な基準として決めつけないようにしてください。

たとえば、正答率70%の問題を3問落としていて、その合計が15点だったとします。難問を1問解けるようにするより、この15点を取り戻すほうが現実的で効果も大きい、というケースは少なくありません。

偏差値を上げる近道は、難問を解くことより、"多くの受験生が正解した問題"を落とさないことから始まります。

③ 志望校の目標値までの差

志望校の目標値までの差

成績表には、志望校の目標偏差値、合格目安点、志望校内順位などが載っていることがあります。これらと現在の自分との差を確認しましょう。目標偏差値まであといくつか、合格目安点まであと何点か、その差をどの科目で埋めるか、取りこぼした基本問題だけで何点回収できるか、といった視点です。

「偏差値を5上げる」という目標は抽象的ですが、科目や単元に分解すると具体的になります。たとえば数学の計算問題で5点、英語の文法問題で6点、国語の漢字・語句で4点、理科の基本用語で5点、というように積み上げていけば、「あと20点」が具体的な学習課題に変わります。

なお、志望校の目標値は模試会社や入試方式によって異なるため、一つの数字だけを絶対視しないようにしましょう。

3つの数字を一覧で整理

見る数字何が分かるか確認する場所次に取る行動
①科目別の得点率・偏差値強い科目と弱い科目科目別成績・単元別成績時間配分を見直す
②正答率の高い問題で失った点数優先して取り戻すべき点設問別正答率基本問題を解き直す
③志望校の目標値までの差目標までに必要な得点志望校判定・志望校別資料科目ごとの改善点に分解する

もう一つ確認したい「前回からの推移」

模試の結果は、1回だけで判断せず、同じ模試(または同じ種類の模試)を複数回分並べて確認することをおすすめします。総合偏差値の推移、科目別偏差値の推移、得点率の推移、苦手単元の改善状況、正答率の高い問題の取りこぼし数、時間不足の改善状況などを見ていきます。

1回の上昇・下降だけで「実力が急に上がった」「下がった」と断定するのは早計です。試験範囲、問題との相性、体調、受験者集団の違いなど、さまざまな要因が影響するため、2〜3回分の流れで見る視点を持ちましょう。

模試の答案を4種類に分ける

間違えた問題は、すべて同じように解き直すのではなく、原因ごとに分類すると復習の効率が上がります。

A.知識不足

公式・文法・用語を覚えていなかった → 教科書や基本教材へ戻る

B.理解不足

解説を読んでも解き方が分からない → 講師に質問して考え方を理解する

C.演習不足

解説を見れば分かるが自力で解けない → 類題を複数解き、何も見ずに再現する

D.実行上のミス

読み間違い・計算ミス・時間不足など → 確認手順や時間配分を決める

復習する問題の正しい優先順位

STEP 1|正答率が高いのに間違えた問題
STEP 2|解説を読めば理解できる標準問題
STEP 3|苦手単元の基本問題
STEP 4|志望校に必要な応用問題
STEP 5|正答率が非常に低い難問

「最初から全問を解き直す」「難問だけに長時間かける」といった復習は、時間に対する効果が低くなりがちです。上から順番に取り組むほうが、限られた時間を有効に使えます。

判定別に気をつけたいこと

A・B判定:安心して復習を止めない。取りこぼした基本問題を確認する。得意科目だけに頼っていないか見直す。志望校の出題形式に合った対策を続ける。

C判定:合格圏との差を科目別に分解する。優先順位を決めれば改善の余地は十分にある。苦手教科の基礎と標準問題を整える。

D・E判定:判定だけで志望校を諦めない。現在の差と残された期間を冷静に確認する。基礎問題の取りこぼしを優先する。必要に応じて学習計画や志望校戦略を相談する。

どの判定であっても、「もう復習しなくてよい」という状態はありません。

模試が返ってきた48時間以内に行うこと

  • 成績表だけでなく問題用紙と答案を用意する
  • 科目別の得点率と偏差値を確認する
  • 正答率の高い問題で失った点数を合計する
  • 志望校の目標値との差を確認する
  • 間違いを4種類に分類する
  • 最優先で復習する問題を5〜10問選ぶ
  • 解説を読んだあと、何も見ずに解き直す
  • 1週間後にもう一度解く日を決める
  • 次回の模試までに改善する単元を1〜2個決める

一度にすべて完璧に復習しようとせず、優先順位を決めることが大切です。

模試分析シートの記入例

※以下の数値は実際の模試結果ではなく、分析方法を説明するための仮の例です。

教科得点率・偏差値正答率の高い問題での失点ミスの種類優先単元次回までの行動再確認日
数学62%・偏差値5212点実行上のミス計算・方程式類題10問を毎日解く1週間後
英語78%・偏差値616点知識不足文法(時制)単元別問題集を1周10日後
国語58%・偏差値498点演習不足漢字・語句語句テストを毎回実施1週間後

保護者が気をつけたい声かけ

避けたい声かけ
  • 「この判定では無理でしょう」
  • 「もっと勉強しなさい」
  • 「前回より下がっているじゃない」
  • 「志望校を変えた方がいい」
  • 「塾に通っているのに、なぜ上がらないの?」
おすすめの声かけ
  • 「どの科目で差がついたのかな?」
  • 「正答率の高い問題で、何点取り戻せそう?」
  • 「次の模試までに改善する単元を一つ選ぶなら?」
  • 「今回できるようになった部分はどこ?」
  • 「必要なら、答案を見ながら先生に相談してみようか」

保護者の役割は判定を評価することだけではなく、結果を次の行動へ変える手助けをすることです。

よくある模試の見方の間違い

  • A判定なら合格が決まったと考える
  • E判定なら受験しても意味がないと考える
  • 総合偏差値だけで志望校を決める
  • 異なる模試の偏差値をそのまま比較する
  • 難問を解けなかったことだけを反省する
  • 解説を読んだだけで復習を終える
  • 判定が悪いたびに志望校を変更する
  • 1回の結果だけで成績の上昇・下降を判断する

トライプラス諸口校でできること

トライプラス諸口校(鶴見区・諸口の個別指導塾)では、模試の判定だけでなく、答案・設問別正答率・科目別成績を確認しながら、一人ひとりの優先課題を整理しています。

  • 講師1人に生徒2人までの担任制個別指導
  • 60分の個別指導と40分の演習を組み合わせた100分の学習
  • 授業当日に小テストを実施し、80点を一つの目安として、理解が不十分な場合は説明と再テストを行う
  • 教室長が模試結果・学習の進捗・課題・ミスの傾向を確認
  • 茨田中・茨田北中・横堤中など、学校ごとの定期テスト対策に対応
  • 高校受験・大学受験に向けた学習相談に対応
  • 開校時間中は自習室を無料で利用可能
  • 小学1年生から高校3年生まで対応

成績向上や合格を保証するものではありませんが、模試を「次の学習計画」につなげるお手伝いをしています。

まとめ

模試の判定は、結果のほんの一部にすぎません。最初に科目別の得点率・偏差値を見て、次に正答率の高い問題で失った点数を確認し、志望校の目標値までの差を科目・単元に分解する。そして複数回の推移も合わせて見ていく。模試は、受けたあとに復習して初めて学習に生かせるものです。

次の模試に向けて、まずは"多くの受験生が正解したのに落とした問題"を5問選び、何も見ずに解ける状態にしましょう。

その模試結果、判定だけを見て終わらせていませんか?

模試の成績表・答案・問題用紙をもとに現在の課題を整理し、志望校までの差を教科・単元・問題ごとに確認できます。次回の模試までの学習計画もご相談いただけます。無料体験授業・学習相談を受け付けています。

トライプラス諸口校

0120-177-202

模試の成績表・答案・問題用紙をお持ちいただければ、優先して見直す問題と今後の学習方法を一緒に整理いたします。まずはお気軽にご相談ください。


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2026年9月16日水曜日

中学生は平均何時間勉強すればいい? 点数別の目安

 

TRY PLUS MOROGUCHI|STUDY TIME GUIDE

中学生は平均何時間勉強すればいい?
点数別の目安

大切なのは「何時間机に向かったか」より、「その時間で何ができるようになったか」です。

「中学生は毎日何時間勉強すればいいですか?」
保護者面談や学習相談で、この質問を受けることがよくあります。

「1時間では少ないですか?」「テスト前は何時間必要ですか?」「部活動がある日は、勉強できなくても仕方ないですか?」「長時間勉強しているのに、なぜ点数が上がらないのでしょうか?」――こうした疑問は、真剣に成績と向き合っているご家庭ほど、繰り返し出てきます。

先にお伝えすると、すべての中学生に共通する「正解の勉強時間」はありません。必要な中学生 勉強時間は、現在の点数と目標点の差、理解度、学習内容、テストまでの残り日数によって変わるからです。

とはいえ、基準がまったくないと計画は立てにくいものです。そこでこの記事では、5教科500点満点の定期テストを想定し、中学生 平均 勉強時間の目安を点数帯別に紹介します。あくまで学習計画を立てるための目安としてご覧ください。

「平均何時間」より先に決めたいこと

勉強時間を決める前に、次の4点を確認しましょう。

  • 現在の5教科合計点
  • 次の定期テストの目標点
  • テストまでの残り日数
  • 苦手教科と未完成の課題

「平均より長く勉強したか」ではなく、「目標までに必要な学習を終えられる時間を確保できているか」が重要です。中学生 何時間勉強すべきかは、この4点が分かって初めて具体的になります。

この記事における「勉強時間」の考え方

この記事で扱う勉強時間は、次の範囲を指します。

  • 学校の授業時間は含めません
  • 学校の宿題、ワーク、復習、暗記、テスト対策は含みます
  • 塾の授業時間は別に考えます
  • 塾の宿題や自習室での学習は家庭学習時間としてカウントできます
  • 休憩、スマートフォンを見ている時間、机に座っているだけの時間は含めません

30分勉強して30分スマートフォンを見ている状態を「1時間勉強した」と数えてしまうのは、誰にでも起こりうることです。責める必要はありませんが、正確に把握することが、正しい勉強時間を見極める第一歩になります。

点数別・勉強時間の目安

5教科500点満点の定期テストを想定した、点数別 勉強時間の目安です。定期テスト 勉強時間・テスト前 勉強時間の両方を掲載しています。

点数帯 通常期・平日 通常期・休日 2週間前・平日 テスト前・休日 優先する学習
250点未満60〜90分2時間程度2時間程度3〜4時間教科書の基本、用語、計算、英単語、学校ワークの基本問題
250〜299点60〜90分2〜3時間2〜2.5時間3〜4時間基礎の穴を埋める、学校ワークの解き直し、小テストの復習
300〜349点90〜120分2〜3時間2〜3時間4時間程度基本問題の完成、苦手単元の反復、標準問題への対応
350〜399点90〜120分3時間程度2.5〜3時間4〜5時間苦手教科の底上げ、記述問題、間違い直し、類題演習
400〜449点2時間程度3〜4時間3時間程度4〜5時間失点分析、応用問題、記述・資料問題、ケアレスミス対策
450点以上2〜3時間3〜4時間3〜4時間5時間前後完成度の維持、難問、細かな知識、時間配分、答案精度

この目安を使う際の注意

  • 学校や定期テストによって平均点や難易度は異なります
  • 同じ点数でも、必要な勉強時間には個人差があります
  • 目標点が現在点より大幅に高い場合は、早めの準備が必要です
  • 点数が高い生徒ほど必ず長時間勉強しなければならないわけではありません
  • 睡眠や体調を崩してまで目安時間を達成する必要はありません
  • 長時間を一度に行うより、休憩を入れて集中を保つ方が効果的です

学校によってテストの難しさが違う場合

単純な点数だけで判断しにくいときは、「学校平均点との差」も参考にできます。

  • 平均点より大きく下の場合:基礎事項と学校ワークの基本問題を優先
  • 平均点前後の場合:苦手単元を特定し、標準問題を安定させる
  • 平均点より50点以上高い場合:応用問題、記述、細かな失点を分析する

これも絶対的な区分ではなく、学習計画を考えるための補助的な見方として活用してください。

点数帯によって「時間の使い方」は変わる

250点未満の生徒

  • 難しい問題に時間を使いすぎない
  • 英単語、漢字、計算、重要語句を毎日少しずつ覚える
  • 学校ワークの基本問題を自力で解けるようにする
  • 分からない問題を早めに質問する

250〜349点の生徒

  • 「分かったつもり」の単元を減らす
  • 学校ワークを丸付けだけで終わらせない
  • 間違えた問題を翌日または数日後に解き直す
  • 苦手教科に時間を多めに配分する

350〜399点の生徒

  • 基本問題の取りこぼしを減らす
  • 記述問題や応用問題にも取り組む
  • できなかった理由を分類する
  • 得意教科だけに時間を使いすぎない

400点以上の生徒

  • 正解した問題も解法が適切だったか確認する
  • ケアレスミスや時間不足の原因を分析する
  • 応用問題、資料問題、記述問題の精度を高める
  • 苦手単元を残したままにしない

「長時間勉強しているのに伸びない子」の共通点

  • ノートを写す時間が長い
  • 答えを見ながらワークを埋めている
  • 得意教科ばかり勉強している
  • 丸付けをして終わっている
  • 分からない問題を長時間眺めている
  • スマートフォンを近くに置いている
  • 休憩時間が長くなっている
  • テスト範囲全体ではなく、その日の気分で勉強している
  • 「3時間勉強すること」が目標になっている

勉強時間が足りない場合もあります。しかし、時間を増やす前に、その時間の中で何をしているかを確認する必要があります。これは、勉強時間を増やす方法を考えるうえで、最初に見直したいポイントです。

勉強時間より確認したい「終了条件」

「今日は2時間勉強する」という時間目標だけでなく、達成目標も組み合わせましょう。

悪い例

  • 数学を1時間する
  • 英語を30分する
  • 学校ワークを進める

改善例

  • 数学ワークを4ページ解き、間違えた問題を自力で解き直す
  • 英単語30個を、英語と日本語の両方向で確認する
  • 理科の重要語句20個を何も見ずに答える
  • 国語の漢字を20問テストし、満点になるまで確認する
  • 社会の資料問題を5問解き、根拠を説明する

「時間」と「終了条件」の両方を決めることが、勉強の質を上げます。

部活動がある日の現実的な勉強方法

部活動で帰宅が遅い日は、まとまった時間が取れなくても構いません。

  • 朝:英単語・漢字を15分
  • 帰宅後:学校の宿題を30分
  • 夕食・入浴後:数学または英語を40分
  • 就寝前:その日の暗記内容を10分確認

15分・30分・40分などに分割してよいのです。ただし、睡眠時間を削って深夜まで勉強する方法はおすすめしません。

学年別に意識したいポイント

中学1年生

  • まず毎日勉強する習慣をつくる
  • 英語と数学の積み残しを避ける
  • 30分から始め、徐々に時間を増やしてもよい

中学2年生

  • 学習内容が難しくなり、苦手が広がりやすい
  • 部活動との両立を考え、曜日ごとの予定を固定する
  • 1年生の復習時間も確保する

中学3年生

  • 定期テスト対策と高校受験の勉強を分けて考える
  • 内申点だけでなく、入試に向けた復習を並行する
  • 部活動引退後に急に増やすのではなく、早い時期から学習習慣を整える

通常期とテスト前の勉強内容の違い

通常期 テスト前
その日の授業の復習テスト範囲全体の確認
英単語、漢字、計算などの基礎練習学校ワークの完成と解き直し
学校ワークを授業の進度に合わせて進める暗記内容の確認テスト
分からない問題を解決する間違えた問題の類題演習
前学年の弱点を少しずつ復習する時間を測った実戦練習、苦手教科への時間配分

テスト2週間前に学校ワークを最初から始めるのではなく、通常期から少しずつ進めておくことが大切です。

集中しやすい勉強時間の区切り方

  • 25分学習+5分休憩
  • 40分学習+10分休憩
  • 50分学習+10分休憩

どの方法が正解ということはなく、集中力や教科に合わせて選んでください。休憩中にスマートフォンや動画を見始めると、勉強へ戻りにくくなる場合があるため、休憩方法も事前に決めておくとよいでしょう。

今日から使える学習計画テンプレート

教科 今日やる内容 予定時間 終了条件 実際の時間 できなかった内容 次に確認する日
数学ワーク4ページ45分間違いを自力で解き直す
英語英単語30個30分日本語を見て英語を書ける
理科重要語句20個20分何も見ずに18個以上答えられる

勉強時間を決める5つのチェックリスト

  • ☑ 現在の5教科合計点を確認した
  • ☑ 次回の目標点を決めた
  • ☑ 苦手教科と苦手単元を確認した
  • ☑ テストまでの日数を確認した
  • ☑ その日に終える内容を具体的に決めた
  • ☑ 間違い直しの時間を入れた
  • ☑ 暗記だけでなく、何も見ずに解く時間を入れた
  • ☑ 休憩時間とスマートフォンのルールを決めた
  • ☑ 睡眠時間を削らない予定にした
  • ☑ 週末に計画を修正する時間を入れた

すべてを一度に変える必要はありません。まずは現在より15〜30分増やす、または無駄な時間を15分減らすところから始めてもよいのです。

保護者が気をつけたい声かけ

避けたい声かけ

  • 「中学生なら毎日3時間は勉強しなさい」
  • 「〇〇さんはもっと勉強している」
  • 「そんな時間では足りない」
  • 「長く机に向かっているのに、なぜ上がらないの?」
  • 「スマートフォンを取り上げれば勉強するでしょう」

おすすめの声かけ

  • 「次のテストで何点を目指したい?」
  • 「その目標には、何をできるようにする必要がある?」
  • 「今週、優先したい教科はどれ?」
  • 「時間ではなく、今日終える内容を一緒に決めようか」
  • 「やってみて難しかったら、計画を調整しよう」

保護者は監視役ではなく、計画と振り返りを手伝う役割を意識するとよいでしょう。

トライプラス諸口校でできること

鶴見区・諸口エリアの個別指導塾として、トライプラス諸口校では、単に勉強時間を増やすのではなく、現在の点数、目標、苦手単元、生活時間に合わせて、学習内容と優先順位を整理することを大切にしています。

  • 講師1人に生徒2人までの担任制個別指導
  • 60分の個別指導と40分の演習を組み合わせた100分の学習
  • 授業当日に小テストを実施
  • 80点を一つの目安とし、理解が不十分な場合は説明と再テストを行う
  • 教室長が学習の進捗、課題、勉強時間、理解度を確認
  • 茨田中・茨田北中・横堤中など、学校ごとの定期テスト対策に対応
  • 開校時間中は自習室を無料で利用可能
  • 小学1年生から高校3年生まで対応

まとめ

  • 中学生全員に共通する正解の勉強時間はない
  • 点数帯と目標点に合わせて時間を決める
  • 時間だけでなく、その中で行う内容が重要
  • 「勉強した時間」と「できるようになったこと」の両方を記録する
  • まずは無理なく継続できる時間から始める
  • 睡眠や体調を崩す学習計画は続かない

まずは次の1週間、"勉強時間"と"できるようになったこと"をセットで記録してみましょう。

今の点数と生活時間に合った学習計画を、一緒に考えませんか?

・現在の点数や目標点に合わせた勉強方法を相談できます

・部活動や習い事を考慮した学習計画を提案できます

・定期テストの答案や学校ワークをもとに、課題を整理できます

・無料体験授業・学習相談を受け付けています

トライプラス諸口校

0120-177-202

現在のテスト答案や学習状況を確認しながら、無理なく続けられる勉強時間と学習内容を一緒に整理いたします。まずはお気軽にご相談ください。

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スマホを取り上げても、 子どもが勉強するようにならない理由

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