期末テスト対策|トライプラス諸口校
期末テストの範囲表が配られる前に、
始めておきたい3つの準備
「範囲が分からないから、まだ始められない」のでしょうか?
期末テストが近づくと、「範囲表が配られてから始めよう」と考えるご家庭は多いものです。その考え方は、決して間違いではありません。正式な出題範囲や提出範囲は、範囲表で確認するのがいちばん確実だからです。
ただ、範囲表を待っているあいだに、学校ワークの未確認ページや、授業で分からなかった問題が少しずつたまっていくことがあります。たとえば、範囲表が出た日には、提出物と暗記が同時に目の前に並び、「どこから手をつければいいのだろう」と立ち止まってしまう場面です。
もちろん、学校、学年、教科によって、テストの日程や範囲の示し方は異なります。範囲表が出てからでは絶対に間に合わない、ということもありません。それでも、すでに授業で習った内容まで、範囲表を待つ必要はありません。
この記事では、範囲を当てにいくのではなく、今ある課題を少しずつ整理する3つの準備をご紹介します。
準備 ①
授業済みの内容を、学校教材で確かめる
教科書、学校ワーク、授業プリントを使って、直近に習ったところの基本問題を、自力で解いてみることから始めます。目的は、問題数をこなすことではなく、「自力でできる部分」と「不安な部分」を分けることです。
数学:授業で扱った例題に対応する基本問題を解く
英語:習った単語や文法を、答えを見ずに確認する
理科・社会:用語の意味や、授業で扱った図・資料を、言葉で説明してみる
国語:漢字・文法を確認し、授業で読んだ文章では、設問と本文の根拠を振り返る
取り組むときは、学校の指示に沿ってください。まだ習っていない範囲や、解く時期を指定されている課題まで、無理に進める必要はありません。また、正式な提出範囲がまだ発表されていないうちは、「ここまで提出が必要なはず」と推測しないことも大切です。新しい問題集を買うことも、この段階では前提にしません。
準備 ②
止まった問題を、解き直しと質問につなげる
準備①で見つけた課題や、普段の授業・小テストでの間違いを使います。準備①が「確かめる」段階だとすると、準備②は「止まった理由を見つけて、次の行動を決める」段階です。まず、問題に簡単な印をつけます。
「自力で解けた」/「正解したが迷った」/「ヒントや解説が必要だった」
印をつけて終わりにせず、次にどうするかまで決めておきましょう。
知識が曖昧なとき
教科書やノートで意味を確かめ、答えを隠して試します。
解説を読めば分かるとき
解説を閉じて解き直し、後日も自力でできるかを確かめます。
解説を読んでも分からないとき
どこまで分かり、どこで止まったかを残して、先生に質問します。
質問は、たとえば「この式から次の式に進む理由が分かりません」「この資料のどこを見ればよいか分かりません」のような形で十分です。記録をきれいに作る必要はなく、問題番号と短いメモで足ります。すべての間違いを一度に直そうとせず、授業の理解を止めている内容から取り組みましょう。自力では難しい課題を、本人だけの努力で抱え込まないことも大切です。
準備 ③
9教科の教材と予定を整理する
国語・数学・英語・理科・社会に加えて、音楽・美術・保健体育・技術・家庭についても、必要な資料と、今分かっている予定を確かめます。
・教科書、ノート、授業プリント、配付資料はそろっているか
・学校から案内されたテスト日や提出期限はいつか
・未完成の課題や、これから予定されている実技・作品はあるか
・部活動、学校行事、通塾など、学習時間に関わる予定は何か
実技の教科は後回しになりがちですが、必ず筆記試験があるとは限りません。プリントやノートの確認だけでなく、実技や作品については、学校の指示と評価の観点に沿って準備を進めましょう。教材が足りないときは、学校で確認する方法を探してください。無断でコピーしたり、他の人の課題を丸写ししたりすることは、おすすめできません。
分かっている予定を先に書き込むと、学習できる時間と、調整できる余白が見えてきます。9教科を毎日すべて行う必要はありません。この時点の配分は、あくまで仮のものとして考えてください。
3つの準備を、一覧で確かめましょう
| 準備 | 範囲表の前にすること | 範囲表が出たら確かめること |
|---|---|---|
| ①授業済み内容の確認 | 基本問題で理解を確かめる | 正式範囲との差と、追加で必要な内容 |
| ②解き直し・質問の準備 | 不安な問題を整理し、確認・質問する | 範囲内の課題の優先順位 |
| ③教材・予定の整理 | 資料と、案内済みの予定を確認する | 各教科の出題・提出範囲、期限、試験順 |
範囲表が出たら「答え合わせ」をして、計画を調整する
正式な範囲表が配られたら、事前に整理した内容と見比べます。確かめたいのは、次の4点です。
・まだ確認していない範囲はどこか
・提出物の指定や期限は何か
・解き直しに時間が必要な内容は何か
・試験日程に合わせて、順番をどう変えるか
準備した内容が、すべて出題されるとは限りません。範囲外だった内容も、学習として無意味になるわけではありませんが、直前期は正式な範囲と、今の課題に合わせて配分を調整しましょう。また、ワークを一度終えたから完成、とは考えずに、見ずに解けるかを確かめる時間も残しておくと安心です。
今日から始める、小さな実行例
次の流れは、説明用の例です。一度にすべて行う必要はなく、数日に分けても構いません。学習時間や問題数は、人によって違います。睡眠や休憩を削ってまで先に進めることは、おすすめしません。
STEP 1 学校教材を1つ開き、授業済みの基本問題を少し解く
▼
STEP 2 迷った問題に印をつけ、確認や質問の内容を残す
▼
STEP 3 9教科の資料と、今分かっている予定を確かめる
▼
STEP 4 正式な範囲表が出たら、不足と優先順位を調整する
保護者の方の声かけ
お子さまに前向きに動き出してもらうには、少し言い換えるだけでも、受け取り方が変わります。予想範囲を保護者の方が決めたり、本人に代わってすべてを管理したりする必要はありません。本人が自分で確認できる部分は任せて、困っている部分を支える、という姿勢が大切です。
こう言いたくなるとき
「範囲表はまだなの?」
こう言い換えてみる
「最近習ったところで、気になる問題はある?」
こう言いたくなるとき
「早く全部終わらせなさい」
こう言い換えてみる
「今、確認できるところから少し進めてみようか」
こう言いたくなるとき
「分からない問題は自分で何とかして」
こう言い換えてみる
「どこで止まったか、先生に聞けるようにしておこうか」
こう言いたくなるとき
「実技教科は直前でいいでしょう」
こう言い換えてみる
「プリントや課題の予定も、今のうちに確かめようか」
まとめ:事前の準備は、日々の学習を整えること
範囲表が出る前の準備は、予想範囲を完成させることではありません。授業で習ったことや、今困っていることを確かめて、範囲表が出た後に必要な対策へ進みやすくするための準備です。正式な出題範囲・提出範囲は、範囲表が出てから必ず確認してください。
この記事の要点
① 授業済みの内容を、学校教材で確かめる
② 不安な問題を、解き直しと質問につなげる
③ 9教科の教材と予定を整理する
もし今日、できることをひとつだけ選ぶなら、今日の授業で習ったところから1問選び、答えを見ずに解いてみてください。それだけでも、立派な最初の一歩です。
トライプラス諸口校
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