習慣化の心理学で「続けられる自分」になる方法
「やる気はあるのに、続かない」
「勉強を始めても、三日もたない」
「家事やダイエット、結局いつも途中でやめてしまう」
そんな自分にガッカリした経験、ありませんか?
実はこれ、意志の問題だけではありません。
“習慣”には脳のしくみが深く関係しており、
「続けられないのは当然」と言える側面もあるんです。
でも、だからこそ――
心理学を使えば、誰でも「続けられる自分」になれるんです。
◆そもそも「習慣」ってどう作られるの?
行動心理学では、習慣は以下の3つの流れでできるとされています。
① きっかけ(Trigger)
何かのきっかけで行動が始まる。
例:「起きたら顔を洗う」「机に座ったら勉強を始める」
② 行動(Action)
実際に行うこと。
例:「英単語を10個覚える」「10分だけストレッチする」
③ 報酬(Reward)
行動のあとに得られるプチ満足。
例:「達成感」「チェックリストに✔」「自分へのごほうび」
この3つが連動することで、脳が「これは良いこと」と認識し、
行動が自動化=習慣化していくのです。
◆なぜ三日坊主になるのか?
習慣化に失敗する大きな理由は、次の3つです。
❌最初から完璧を目指しすぎる
「毎日1時間勉強する!」「毎日10km走る!」など、
最初に大きすぎる目標を立てると、挫折しやすくなります。
人間の脳は急激な変化を“ストレス”と感じて拒否する性質があるためです。
❌きっかけがあいまい
「気が向いたらやる」「時間ができたらやる」
このような“フワッとした約束”は、
脳にとっては「いつやるのか分からない=忘れる」という結果になります。
❌ごほうびがない
人間は報酬があるから頑張れます。
「やった後に何も得がない」と、脳はモチベーションを感じづらくなります。
◆三日坊主を防ぐ!習慣化の5ステップ
✅1. 「とにかく小さく始める」
ポイントは、「やる気がなくてもできるレベル」にすること。
たとえば、
・「英単語1個だけ見る」
・「机に3分だけ座る」
・「服を1枚たたむ」
など、「え?それだけ?」と思うくらい小さくてOK。
成功体験を積むことで、「自分はできる」というセルフイメージが育ちます。
✅2. 「いつ・どこで・何をやるか」を決める
脳は「具体的な予定」があると行動しやすくなります。
例:
・「朝起きてすぐ、机で5分間数学の問題を解く」
・「ご飯の後、リビングで10分間片づける」
「時間・場所・行動」の3点セットがカギです。
✅3. 「見える化」して毎日チェック
カレンダーやアプリ、チェックリストなどを使って、
自分の行動を“見える化”しましょう。
「今日もできた」と確認することが、小さな達成感になり、
それが続けるエネルギーになります。
特に、3日・7日・10日・21日・30日という“区切り”で自分を褒めるのが効果的です。
✅4. ごほうびを用意する
「続けたら○○ができる」「これを終えたら好きな動画を見ていい」など、
自分なりの報酬設定をしましょう。
人は“嬉しいこと”と“努力”がつながると、次もまたやりたくなるものです。
✅5. 「続かなかった日」があっても責めない
大切なのは「再開すること」。
習慣づくりにおいて、“中断”よりも“あきらめ”が敵です。
1日サボっても、「また明日からやろう」と思えたら、それはもう成功です。
◆「続けられる人」は、意志が強い人じゃない
習慣化がうまくいく人は、意志が強いから続いているわけではありません。
「無理せずできる仕組み」をうまく作っているから、続けられるんです。
だからあなたも、「続けること」にプレッシャーを感じる必要はありません。
ほんの少しのコツと仕組みづくりで、誰でも「続く自分」に変われます。
最初は1歩。次にもう1歩。
その積み重ねが、やがて「習慣」という強力な味方になってくれるはずです。
さぁ、これ出来る!と思った今がチャンス!!
早速行動しみよう!!


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