国語が苦手で、足を引っ張っている気がする…
「うちの子、国語の記述になると急に点が取れない…」
「記述は感覚頼りで、何が正解かわからない」
「選択肢は何となく正解できるけど、説明となると途端に手が止まってしまう」
難関中学を目指す小6受験生と保護者の皆さまにとって、
国語は“差がつきにくい教科”だと思われがちです。
本当にそうでしょうか??
しかし、記述問題と読解問題を攻略できる子は、確実に一歩リードできます。
なぜなら、
多くの受験生が「記述=なんとなく書くもの」「読解=センスの問題」
と誤解しているからです。
実は国語こそ、明確な型と論理で突破できる科目。
今回の投稿では、国語の偏差値60を超え、
難関中に合格するために必要な「記述・読解力」を育てる
具体的な勉強法を解説していきます。
◆現状:なぜ国語で点数が安定しないのか?
中学受験の国語で悩む小学生の多くは、次のようなつまずきを経験しています。
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選択肢はある程度取れるが、記述が苦手。その逆も然り。
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本文のどこを根拠にすればいいかわからない
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時間内にすべて解ききれない
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文章を読むときに集中が続かない
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読めばなんとなくわかるが、答えにまとめるのが難しい
これらの背景には、「読み方」と「書き方」の技術が未成熟であることがあります。
言い換えれば、方法さえ身につければ、誰でも克服できる分野でもあるのです。
◆【読解編】文章の“読み方”を変えるだけで、理解力が劇的に変わる!
▶問題:読んでいるのに内容が頭に入っていない
本文を何度も読んでいるのに、
「何が書いてあるかよくわからない」「登場人物の気持ちがつかめない」
と感じる子は少なくありません。
これは、ただ文字を目で追っているだけで、
意味のまとまりや構造を意識して読めていないことが原因です。
▶解決法①:段落ごとに「要約」を入れる練習
読みながら「この段落では何が言いたいのか?」と考える習慣をつけましょう。
ノートに書くと時間がかかるため、
まずは心の中で10〜15字で要約するトレーニングから始めるのがおすすめです。
例:
・1段落→「主人公が母親に叱られた」
・2段落→「誤解されてショックを受けた」
…という具合に、筋を追うことで内容が頭に残りやすくなります。
▶解決法②:登場人物の「立場」や「気持ちの変化」に注目する
物語文で特に大切なのが、「主人公の気持ちの変化」に注目すること。
・どの言葉に反応したか
・どの場面で気持ちが変わったか
・何に対して怒った/喜んだのか
こうした“変化のポイント”に印をつけながら読むと、記述の根拠をつかみやすくなります。
◆【記述編】「書き方」がわかれば、記述は怖くない!
▶問題:何を書いていいかわからず、手が止まる
「記述の問題を見た瞬間に白紙になってしまう…」という子に多いのが、
「型を知らずに、感覚で書こうとしている」ケースです。
記述には、明確なパターンとロジックがあります。
▶解決法①:3ステップの記述テンプレートを使う
記述は「①聞かれていること→②根拠→③自分の言葉」の流れで書くのが基本です。
例えば「主人公はなぜ泣いたのですか?」という設問なら、
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①状況を説明(聞かれていること):「主人公は〇〇と言われたことで」
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②本文の根拠を使う:「自分の気持ちを理解されていないと感じたため」
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③結論としてまとめる:「悔しくて泣いたと考えられる」
このように構成を型にはめると、書くべき内容がクリアになります。
▶解決法②:模範解答の“言い回し”を真似て練習する
優れた記述例に触れることで、
「こういう言い方をすればよかったのか!」という気づきが得られます。
特に、接続語の使い方(たとえば「〜ので」「しかし」など)や、文章のまとめ方は、
繰り返し触れることで自然と身についていきます。
◆【時間配分と演習法】制限時間内に高得点を狙うコツ
いくら読解力・記述力があっても、
時間切れで最後までたどり着けなければ意味がありません。
▶解決法①:「先に設問を読む」戦略(※この方法は慣れてからにしてくださいね)
特に文章量の多い説明文では、
「設問を先に読んでから本文に入る」方が効率的です。
「何を探しながら読めばいいか」が明確になるため、
読むべきポイントが見えてきます。
▶解決法②:記述問題の「配点と時間配分」を意識する
10点の記述問題に20分かける価値があるかどうか、
判断できるようになることが重要です。
模試や過去問を解く際には、実際に時間を計って、時間配分の“感覚”を磨きましょう。
◆【メンタル面】国語が苦手な子ほど、“自信”が先に崩れる
「正解がひとつじゃない気がして、記述は不安」
「頑張って書いたのに点がもらえなかった…」
こうした経験は、子どものやる気を削ぐ大きな要因になります。
▶解決法①:「部分点をもらえる」ことを実感させる
国語の記述は、「完璧な答え」が書けなくても、
正しい方向性があれば部分点が与えられるケースが多いです。
子どもには「途中まででもいいから、自分の言葉で書いてみよう」
という声かけが効果的です。
▶解決法②:「間違い=成長の種」と捉える
不正解だった問題を
「もう一度解き直す」「模範解答と比べる」「自分の書いたものを読み返して添削する」
など、振り返りにこそ記述力を伸ばすヒントがあります。
◆まとめ:国語で差がつく子は、「読み方」と「書き方」を知っている
国語は感覚の教科ではありません。
正しい読み方、論理的な書き方、そして時間配分と演習の工夫
——これらを意識することで、偏差値60以上を安定して取れる実力が育ちます。
「なんとなく読んで書く」から、「意識して読んで、論理的に書く」へ。
その一歩が、国語の成績を大きく変えていきます。
「記述が不安」「どうやって読ませたらいいのかわからない」と感じたら、
どうか一人で悩まずご相談ください。
トライプラス諸口校では、
記述が苦手な子でも自信を持って書けるようになる、
「論理型記述指導」を行っています。
\国語で差をつけたいなら、“読む力・書く力”の型を身につけよう/
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