2026年2月13日金曜日

「やる気待ち」はもう卒業。

 

机に向かうまでの「5分」を変える魔法

「うちの子、やる気スイッチがどこにあるか分からなくて……」 


「テスト前なのに、ソファーでスマホばかり。

いつになったらやる気を出すんでしょうか」


塾の面談で、保護者の皆様から最も多くいただくお悩み。

それが「子供のやる気」についてです。 

「やる気さえあれば、この子はもっと伸びるはずなのに」という親心、

痛いほどよくわかります。


しかし、あえて塾運営のプロとして、少し厳しい真実をお伝えしなければなりません。

実は、「やる気が出るのを待っている」限り、その日は一生やってきません。


今回は、脳科学の視点から「やる気」の正体を解き明かし、

今日からご家庭で実践できる「机に向かうための魔法」についてお話しします。


1. 「やる気」という幻想を捨て、脳の仕組みを知る

多くの人が勘違いしていることがあります。

それは「やる気があるから、勉強を始める」という順番です。 

しかし、最新の脳科学(神経心理学)において、この順番は真っ赤なウソ。

正解は「勉強を始めるから、やる気が出る」なのです。

人間の脳には、側坐核(そくざかく)という「やる気の源泉」のような場所があります。

ここを刺激するとドーパミンが分泌され、集中力が高まるのですが、

厄介なことにこの側坐核は

「実際に行動を起こさないと活動を始めない」という性質を持っています。


これを専門用語で「作業興奮」と呼びます。 

掃除を始める前は面倒だったのに、

いざ雑巾がけを始めたら家中ピカピカにするまで止まらなくなった

……という経験はありませんか? 

あれこそが作業興奮の正体です。


つまり、「やる気待ち」をしている状態は、

エンジンをかけずに車を動かそうとしているのと同じ。


まずは無理やりにでも車輪を数センチ動かすこと。

それが、やる気を引き出す唯一の正攻法なのです。


2. なぜ「明日から頑張る」は裏切られるのか?

「今日は疲れたから、明日から本気出す」 

この言葉を信じて裏切られた経験は、大人も子供も数え切れません。

なぜなら、人間の脳は本能的に「変化」を嫌うからです。


脳にとって、勉強という「負荷のかかる新しい作業」は、

生命維持には不要な「脅威」とみなされます。


だからこそ、脳は全力で言い訳を探します。

「お腹が空いた」「LINEが気になる」「あのマンガの続きを読んでから」。


「やらなきゃ」と思えば思うほど、脳はストレスを感じ、

そのストレスから逃げるためにさらにダラダラする。


この「自己嫌悪の負のループ」にハマってしまうと、

子供の自尊心はどんどん削られていきます。


勉強ができないのは、性格が怠惰だからではありません。

脳の「現状維持システム」に負けているだけなのです。


3. 解決策:ハードルを「地面に埋める」くらい下げる

では、どうすればいいのか。答えはシンプルです。

 「脳が『これならやってもいいかな』と油断するくらい、ハードルを下げること」です。

私が生徒たちに推奨しているのは、「5分間だけの儀式」です。


  • 「1時間勉強しなさい」ではなく「5分だけ机に座ろう」

  • 「数学のワークを5ページやろう」ではなく「ペンを持って名前を書くだけでいい」

  • 「英単語を50個覚えよう」ではなく「単語帳の1ページ目を眺めるだけでいい」


「たったそれだけで意味があるの?」と思われるかもしれません。

しかし、この「5分」が奇跡を起こします。 

一度机に座り、ペンを動かし始めれば、先ほど説明した「作業興奮」が発動します。

5分経つ頃には、脳のエンジンがかかり、

「ついでにあと1問だけ解いてみようかな」という心理状態に変化しているのです。


この時のポイントは、「行動のトリガー(引き金)」を作ることです。 

「夕飯を食べ終わったら、そのままの足で机に向かい、参考書を開く」 

このように、既存の生活習慣(歯磨き、食事、入浴)とセットにすることで、

意志の力を使わずに体が動くようになります。


4. 塾の「自習室」が最強の環境である理由

家庭学習を習慣化させるのは、実はプロの目から見ても至難の業です。

なぜなら、家にはテレビ、スマホ、冷蔵庫、ベッドといった

「誘惑の地雷」が埋め尽くされているからです。


当塾が「授業がない日でも自習室に来ていいよ」としつこく言うのには、

明確な理由があります。 

自習室という場所は、一歩足を踏み入れるだけで、

脳が勝手に「ここは勉強をする場所だ」と認識するスイッチになるからです。


周りを見渡せば、同じように集中してペンを走らせる仲間がいる。

この「社会的促進」という効果も相まって、

家では10分も持たなかった集中力が、塾では1時間、2時間と続くようになります。


かつて、全く勉強習慣がなかった中学2年生の男の子がいました。


彼は最初、

「毎日5分だけ自習室に寄って、学校の宿題の1ページだけをやる」

という約束を私と交わしました。 

最初の1週間は、本当に5分で帰っていきました。

しかし2週間目、彼は15分残るようになり、1ヶ月後には、

私が声をかけるまで1時間集中して取り組むようになったのです。 

彼が変えたのは「やる気」ではなく「最初の5分の環境」だけでした。


5. まとめ:今日からご家庭でできる「最初の一歩」

最後にお伝えしたいのは、保護者の皆様の役割です。 

今日から「勉強しなさい!」という言葉を、一度封印してみてください。

その代わりに、こう提案してあげてほしいのです。


「とりあえず5分だけ、一緒にリビングのテーブルで教科書を広げてみない?」


勉強は「気合」や「根性」の精神論ではありません。

いかに脳を上手に騙し、動き出しを軽くするかという「仕組み」の攻略です。


もし、ご家庭だけでその仕組み作りが難しいと感じたら、

ぜひ一度当塾へご相談ください。

私たちは、お子さんの「やる気スイッチ」を探すのではなく、

「スイッチを押さなくても動き出せる仕組み」を一緒に作っていくパートナーです。


勉強の習慣が変われば、顔つきが変わります。

顔つきが変われば、結果が変わります。 

その「最初で最大の難関」である5分間を、私たちと一緒に突破していきましょう。


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2026年2月12日木曜日

独り言ー勉強

 最近、いろいろ考えることが多く、

完全なる寝不足。


頭を1日フル回転させていると、

脳が興奮状態になってしまい、

横になっても眠れない、

という現象に。


眠れないから、

なーんか作業をしたり考えたり。

気付いたら、朝。


なーんてことが、

1月くらいからずっと続いております。

基本元気なワタクシですが、

そんなこんなで頭痛が・・・。

そらそやな。


息子は相変わらずのマイペースで

勉強を継続しており、

数学では、連立不等式を終え、現在ユークリッドの互除法まで。

すでに高1数学の数Ⅰへ突入しております。


そんな息子を見て、自由に勉強できるっていいなぁ~、

と、ほんの少し羨ましく思ったりする。


大人になってから、

仕事で数学や物理の解法研究などしますが、

なんか、違うんだよね。

もちろん、

こうすればいっか!

など新発見できたときなど、嬉しいのですが、

何かがちがう。


それは、

今までの知識の組み合わせで解いたものと、

新しい知識を入れた時の感動、

の違い。


断然に、後者の方が楽しい、と私は感じております。

勉強欲のようなものが出てきております。

何かわからないけれど、

自分の心の中にむずむずしたものが発生しております。


今の自分に必要で、かつ実用的なこと。

ちょっと勉強してみよっかな?

と思い始めました。


「やる気待ち」はもう卒業。

  机に向かうまでの「5分」を変える魔法 「うちの子、やる気スイッチがどこにあるか分からなくて……」  「テスト前なのに、ソファーでスマホばかり。 いつになったらやる気を出すんでしょうか」 塾の面談で、保護者の皆様から最も多くいただくお悩み。 それが「子供のやる気」についてです。...