2025年2月9日日曜日

親の期待が子どものプレッシャーになっている?勉強のモチベーションを高めるためにできること

トライプラス諸口校 ハリマです。

塾を起業してから20数年。

教育に関しては、とっても熱い!!と自負しております。


ブログでは、

勉強法や教室のイベント情報、

教室長の思ったことなどを、

綴っております。


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「うちの子、なかなか勉強に身が入らない…」

「受験生なのに、このままで本当に大丈夫なの?」


そう思うと、

つい「もっと頑張らなきゃダメよ」「志望校に合格するために勉強しなさい」

と声をかけたくなりますよね。


ですが、親の期待が子どもにとってプレッシャーになってしまい、

逆効果になっている こともあります。


勉強に対して前向きに取り組める子と、

プレッシャーでストレスを感じる子の違いはどこにあるのでしょうか?

そして、親はどのようにサポートすれば、子どものやる気を引き出せるのでしょうか?

今回は、それについて考えてみましょう。


親の期待がプレッシャーになる3つのパターン

① 「いい成績=親に褒められる」から、失敗を怖がるようになる


親は「頑張ってほしい」という気持ちで

「次のテストで○○点取れたらすごいね!」と言うことがあります。


しかし、子どもによっては「いい成績を取らないと、親に認めてもらえない」と感じ、

プレッシャーになってしまいます。


【よくある例】

・「また90点以上取れたね!」と結果ばかりを褒める

・点数が低かったときに「どうしてこんなに悪いの?」と責める

・「お兄ちゃんはもっとできたのに」と兄弟と比較する


【解決策:結果ではなく「過程」を褒める】

子どもが「親に褒められるための勉強」ではなく、

「自分の成長のための勉強」を意識できるようにすることが大切です。


・「前よりミスが減ったね」「今回はここを頑張ったね」と努力の部分を評価する

・点数が悪かったときも、

「どこを改善すればいいか一緒に考えよう」と前向きな声かけをする

・「○○ができるようになって、成長したね」と成功体験を大切にする


例えば、50点から60点に上がったとき、「10点上がったね」ではなく、

「今回は単語をしっかり覚えたから、英語の点数が上がったね!」

と努力の成果を具体的に伝えると、

子どもは「頑張れば成長できる」と実感しやすくなります。


② 親の目標が「子どもにとっての義務」になってしまう


「いい高校に行けば、将来の選択肢が広がるから!」と、

親が子どもの進路を決めてしまうケースです。


【よくある例】

・「絶対○○高校に行かないとダメ!」と親が決めつける

・「偏差値が高い学校=良い学校」と考え、子どもの気持ちを無視する

・「将来のために」と、子ども自身が興味のない勉強を強要する


【解決策:子ども自身が「目標」を持てるようにする】

親の希望を押し付けるのではなく、

「子どもが自分で目標を決めること」をサポートしましょう。


・「どんな高校に行きたい?」「学校生活でどんなことをしたい?」

と子どもの意見を尊重する

・進学の話をするときは「親の理想」ではなく、「

子どもがどうしたいか」に焦点を当てる

・「この学校の○○なところが魅力的だと思うけど、どう?」と、

選択肢を提示する形で話す


例えば、「○○高校に行きなさい」ではなく、

「○○高校にはこんな特徴があるよ。どう思う?」と問いかけると、

子ども自身が考えるきっかけになります。


③ 「勉強=苦しいもの」というイメージを植え付けてしまう

「勉強しなさい!」「ゲームしてないで勉強しなさい!」と毎日言われると、

勉強=強制されるもの、という意識が芽生えてしまいます。


【よくある例】

・「勉強しないと将来困るよ!」と脅すような言い方をする

・子どもが自主的に勉強しているのに、「もっとやらないとダメ」と否定する

・「とにかく勉強すればいい」と、質より量を重視する


【解決策:勉強をポジティブなものにする】

勉強に対するネガティブなイメージを減らし、楽しく学べる環境を作ることが大切です。


・「勉強すれば、こんなことができるようになるよ」と、学ぶ意味を伝える

・子どもが興味を持つ分野を活かし、勉強と結びつける(ゲームが好きならプログラミング、歴史が好きなら歴史漫画)

・「今日はどんなことを覚えた?」と聞き、学びをシェアする場を作る


例えば、歴史の勉強をするときに「歴史上の人物って、

マンガの主人公みたいだよね!」と話しながら一緒に動画を見ると、

興味を持ちやすくなります。


親の関わり方が変われば、子どもの学びも変わる

勉強は「やらされるもの」ではなく、

「自分の成長のためのもの」と感じられるかどうかが大切です。


【子どものプレッシャーを減らし、やる気を引き出すポイント】

・結果ではなく、努力やプロセスを評価する

・親の目標を押し付けず、子ども自身が考える機会を増やす

・勉強を「義務」ではなく「楽しい学び」に変える


親の接し方を少し変えるだけで、

子どもの勉強に対する意識も変わっていきます。

ぜひ、お子さんが前向きに学べる環境を整えるヒントにしてみてくださいね。


【お知らせ】

学習相談や進路相談も受け付けています。

「うちの子に合った勉強の進め方が分からない…」という方は、

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