2025年4月18日金曜日

【中学受験】中学受験の天王山!新小6が“今すぐ”始めるべき家庭学習ルール

今回の投稿は、前回に引き続き【中学受験シリーズ】です。



中学受験は、「本人の努力次第」とよく言われますが、

実はそれと同じくらい大切なのが、家庭の学習環境とルールです。


特に小6の1年間は、「学習量」「課題の質」「精神的な支え」のすべてが問われる、

まさに受験の“天王山”。


保護者のサポートがうまく機能しているご家庭では、

学力の伸びだけでなく、お子さまの自信や集中力にも大きな差が出てきます。


今回は、新小6のお子さまをもつ保護者の方に向けて、

いま始めるべき「家庭学習ルール」を5つご紹介します。



◆ ① 毎日の“時間割”を作る

学校のように「何を・いつやるか」が決まっていないと、

家庭学習はだらだらと長時間化してしまいがちです。


まずは1日の中で勉強する「時間」と「内容」をしっかり決めましょう。


例)平日の家庭学習ルーティン

  • 17:00〜17:30 宿題・漢字・計算

  • 17:30〜18:30 国語・理科(復習)

  • 19:30〜20:30 算数・社会(演習)


重要なのは、“量”ではなく“リズム”を重視すること

最初は短くても良いので、習慣化を優先しましょう。



◆ ② テレビ・ゲーム・スマホのルール化

集中力を保つためには、“気が散るもの”から距離を置く環境づくりが大切です。


  • テレビは21時以降だけ

  • ゲームは週に1回、1時間以内

  • スマホは保護者が一時保管


このように、明確なルールを決めることで、

お子さま自身も「今はやる時間」と意識を切り替えやすくなります。



◆ ③ 学習スペースを整える

“勉強しやすい空間”は、成績以上に学習の質と集中力を高めます。


  • 机の上に教材以外の物を置かない

  • 時計を設置して時間を意識させる

  • 照明は白色で手元を明るく


また、兄弟姉妹がいるご家庭では、時間をずらしたり、

静かなスペースを共有したりと、

集中できる「家庭の仕組み」を意識して作ってあげることがカギです。



◆ ④「見守り型」の声かけを意識する

「まだ宿題やってないの?」「ちゃんと集中してるの?」

つい言ってしまいがちですが、

これではお子さまのモチベーションを下げてしまうことも…。


おすすめは、「できたことに注目する声かけ」です。


  • 「ここまでできたんだね、すごいね!」

  • 「この問題、前はできなかったのに、成長してるね」


結果ではなく過程や努力にフォーカスすることで、

自己肯定感が育ち、自発的に勉強に向かう姿勢が生まれます。



◆ ⑤ 勉強以外の時間も「家族で大切に」

受験生だからといって、すべてを勉強漬けにするのは逆効果です。

むしろ、小さなリフレッシュや家族との時間が、心の安定や継続力につながります


  • 週末は30分だけ一緒に映画を観る

  • 朝の食卓で「最近がんばったこと」を話す

  • 1ヶ月に1回、家族会議で近況共有


こうした取り組みが、

お子さまにとって「受験を家族で乗り越える」という安心感につながります。



◆ ルールは“窮屈”ではなく“安心”を与えるもの

家庭学習のルールと聞くと、「制限」「管理」といったイメージを持たれがちです。

しかし実際には、

子どもにとって“やるべきことが明確”であることは、むしろ安心につながります


迷わずに進める環境があるからこそ、学習に集中でき、少しずつ成果が見えてきます。

家庭でのサポートは、受験の成否を左右する大きな力になります。


この春、新小6という大切な1年の始まりに、

家族で「学習の土台」を整えていきましょう!



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