2025年4月19日土曜日

【中学受験】新小6の壁を越える!中学受験で差がつく“春からの過ごし方”

 

引き続き、【中学受験シリーズ】です。

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「春休みって、どう過ごすのが正解なの?」

「塾には通っているけど、家庭で何をさせるべき?」

「気持ちが入ってないように見えて不安…」

中学受験を控える新小6生を持つ保護者の皆さまから、よく聞かれるお悩みです。

春は、年度の切り替わりで生活リズムが崩れがち。

子どもも親も気が緩みやすく、「勉強のエンジンがかからない時期」でもあります。


でも、実はこの春の過ごし方こそが“1年後の合否を左右するカギ”になるのです。

受験生にとって、この時期は単なる準備期間ではなく、

「学力の伸びしろを最大化させるゴールデンタイム」。


今回は、春から他の子と“差がつく”家庭の過ごし方を、具体的にご紹介します。



◆ なぜ「春の過ごし方」で差がつくのか?

春は、中学受験生にとって次の2つの意味があります


過去の総復習ができる最後のチャンス

これから1年間の学習リズムを決めるスタート地点


この時期にきちんと基礎を固め、計画的な学習ペースを作ることができれば、

夏以降の応用学習にスムーズに移行できます。


逆にここでだらだらと過ごしてしまうと、

「苦手を放置したまま応用へ進む→自信を失う→勉強嫌いに」

という負のループに陥ることも…。


だからこそ、春は中学受験における“分岐点”なのです。



◆ 差がつく春の過ごし方5選

① 基礎の徹底復習(特に算数・国語)

この時期にやるべきは、新しいことよりも「これまでの復習」

小4・小5で習った内容が、しっかり身についているかを確認しましょう。


  • 計算・図形・割合・速さ(算数)

  • 語彙・読解・文法(国語)


苦手な単元を洗い出し、

「抜け」を一つひとつ丁寧に埋めることが、この先の得点力につながります。



② 家庭学習の習慣化と固定時間の確保

春は新学年に向けて、生活リズムが変わる時期。

だからこそ、

「何時から勉強を始める」「どこで勉強する」などのルールを決めて、

習慣化を促すチャンスです。


たとえば:

  • 朝学習を取り入れて1日のリズムを整える

  • 夜は20時までには勉強終了→リラックスタイムへ

  • 土日は午前にメイン学習、午後は暗記・復習系に


リズムが整えば、無理なく継続できる“勝てる学習体制”ができあがります。



③ 苦手単元の“克服タイム”をつくる

受験生にとって最大のストレスは「苦手なまま放置された単元」。

春はこの“苦手対策”に集中できる貴重な時間です。


  • 苦手ノートを作る

  • 解き直し専用プリントを用意する

  • 苦手分野だけの授業や個別指導を活用する


このように、“苦手専用学習時間”を意識的に設けることで、

得点の底上げが可能になります。



④ 理社のインプット型学習を先取り

理科・社会は後回しにされがちですが、

春から始めることで大きなアドバンテージになります。


  • 教科書・資料集を音読

  • テーマごとの簡単なまとめノートを作る

  • YouTubeや図鑑、アプリなどで楽しく視覚的に学ぶ


ポイントは、“先取り”と“復習”を組み合わせること。

短時間でも継続することで、着実に記憶が定着します。



⑤ 家族で「勉強以外」の時間を楽しむ

受験勉強は長期戦。

どものメンタルを守るうえで、

家族の会話や楽しい時間はとても大切です。


  • 勉強の後に一緒に散歩

  • 夕飯中に「今日できたこと」を話す

  • 週末は1時間だけ好きなアニメやゲームOK

「勉強ばかりの生活」にならないよう、

ご褒美ではなく“心の余白”をつくることが、継続力と意欲を支えてくれます。



◆ “今”の過ごし方が1年後の結果を変える

中学受験は、始まってからの1年間があまりにも速く過ぎていきます。

だからこそ、春という“準備と習慣化”の時期に、どれだけ土台を築けるかが勝負です。

この春、家庭での時間をどう使うかで、お子さまの1年後の姿が大きく変わります。


「今ならまだ間に合う」ではなく、

「今だからこそ意味がある」と信じて、一歩ずつ積み重ねていきましょう。


受験は、子ども一人の戦いではなく、家族で乗り越えるもの。

春からの“差がつく時間”、ぜひ一緒に有意義に過ごしていきましょう。



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