社会は後回しにしがち。でも・・・。
「社会は覚えることが多すぎて手が回らない…」
「模試ではいつも点が安定しない」
「歴史も地理もなんとなく覚えてはいるけど、すぐに忘れてしまう」
中学受験を目指す小6受験生と保護者の皆さまの中には、
「社会科=暗記勝負」と思い込んで、後回しにしている方も少なくありません。
でも実は、社会はやり方次第で“最短距離で点数アップ”が狙える科目です。
特に難関中学では、単なる用語暗記ではなく、
資料読み取り・複数分野の融合問題・思考型記述など、
応用力を求められる出題が主流になってきています。
今回の投稿では、社会を苦手から得意に変え、
確実な得点源に育てる「地理・歴史・公民」3分野の勉強法と時間効率UPの工夫
を具体的にお伝えします。
◆【前提】社会は「覚える」より「つながりを作る」教科
まず大前提として、社会は“単独の用語を覚える教科”ではありません。
地理・歴史・公民という3つの分野は、それぞれ別物に見えても、
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地理=「今どこで何が起きているか」
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歴史=「過去にどんなことが起きて今にどうつながっているか」
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公民=「その背景を支えるルールやしくみ」
というように、すべてが「つながっている」教科です。
この「つながり」を意識できるようになると、
記憶に残りやすくなり、応用問題にも対応できるようになります。
◆【地理編】「日本を1枚の地図で語れる」子が強い!
▶問題点:地名や特産品は覚えているのに、場所が曖昧
「三重県はどこ?」「瀬戸内海ってどこだっけ?」など、
場所のイメージが湧いていないまま用語だけを暗記していると、
応用問題で太刀打ちできません。
▶改善法①:「白地図トレーニング」を日常に
・白地図を使って県名・都市・川・山脈を何も見ずに書く
・特産品や気候と一緒にセットで書く
・県境や地形をなぞって記憶に定着させる
地図が頭の中に入っていれば、
グラフや統計問題・地形写真問題も得意になります。
▶改善法②:「なぜそうなるか」を口に出して説明
たとえば
「東北地方では米づくりが盛ん」→「なぜ?」→「
夏に昼夜の寒暖差があり、稲の育成に適しているから」
このように、用語の背景や理由を自分の言葉で説明する習慣が、理解を深めます。
◆【歴史編】「年号暗記」より「流れ理解」がカギ!
▶問題点:用語や人物は覚えているのに、時代の順序がバラバラ
「鎌倉と平安ってどっちが先?」
「織田信長って何した人だっけ?」
このような曖昧な理解では、資料問題や記述式には対応できません。
▶改善法①:「ストーリーで覚える」歴史年表の活用
・語呂合わせだけでなく、
「なぜこの事件が起きたのか」「どんな影響があったのか」までつなげて覚える
・時代ごとの“主人公”を意識する(例:奈良時代→聖武天皇/戦国時代→信長・秀吉・家康)
▶改善法②:「歴史漫画+年表ノート」で流れをつかむ
・歴史の導入は漫画や図解で全体像をつかむ
・その後、自分だけの「年表ノート」に書き出す(事件+時代+人物+理由)
このように、自分で“まとめ直す”作業を通して、歴史は強くなります。
◆【公民編】「考える力」と「言葉の理解」が問われる
▶問題点:用語は見たことあるけど、意味がよくわからない
たとえば「国会」「内閣」「三権分立」「地方自治」など、
公民では“抽象的な言葉”が多く出てきます。
理解が浅いまま暗記しようとすると混乱しやすく、
記述問題や文章読解で失点しやすくなります。
▶改善法①:「言葉を言い換えてみる」トレーニング
「三権分立」=「国の権力を三つに分けて、お互いが監視し合う仕組み」
など、難しい言葉をかみ砕いて言い換える習慣が、
公民を理解する最大のコツです。
▶改善法②:「ニュースや家庭の話題」とつなげる
・総理大臣が変わったときに「どうして選ばれるのか?」を話す
・選挙や地元の政治の話題から「誰が何を決めているか」を知る
公民は日常の中に答えがある教科。
親子の会話に取り入れるだけで、ぐんと理解が深まります。
◆【時間効率UP】「社会の復習」は“ながら学習”がおすすめ!
社会科は、一度理解した内容を“記憶に定着させる”作業が成績アップに直結します。
そこでおすすめなのが、「ながら復習」や「スキマ時間の活用」です。
▶具体例:
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お風呂に入っているときに年号語呂合わせを口に出す
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ご飯の時間に家族で「今日はどこ県クイズ」
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歩きながら白地図アプリを使って都道府県チェック
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寝る前に1ページだけ公民の要点まとめを確認
“10分×3回”の復習が、“30分×1回”より効果的です。
◆【入試対策】資料問題・記述問題のコツ
近年の入試では、教科書に載っている知識だけでは対応できない問題が増えています。
▶改善法①:「地図・グラフ・表の読み取り」に慣れる
・地図の凡例や縮尺を正確に読み取る力
・折れ線グラフ・円グラフから何が読み取れるかを説明する力
こうした問題は、国語的読解力も必要。
日頃から「何が書かれているか?」を言葉にする練習をしておきましょう。
▶改善法②:「理由を述べる記述」を意識して書く
「なぜその政策が行われたのか?」「その結果、どんな影響があったのか?」
を因果関係でまとめる練習をしましょう。
記述では、「〜だから」「〜ため」「その結果」などの接続語が使えると、
論理的に見え、得点が伸びます。
◆まとめ:社会は“戦略的に学べば”必ず伸びる!
社会は「暗記だけ」の時代ではありません。
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地理→図解&口頭説明で“背景を知る”
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歴史→“流れ”と“人物”のつながりで覚える
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公民→“身近な例”に置き換えて考える
このように、知識を活かす力=社会力をつけていくことで、
得点源として最も安定する教科に変わります。
◆最後に:社会が得意な子は「考える力」も育っている!
社会ができる子は、文章を読み、情報を整理し、
自分の意見を言葉でまとめる力があります。
それは、入試だけでなく、中学進学後の学びにもつながる大切なスキルです。
もし「社会の勉強法がわからない」「復習のコツが知りたい」と感じたら、
ぜひ一度ご相談ください。
トライプラス諸口校では、「覚える」から「使える」へをテーマに、
地理・歴史・公民すべてを得点源に変える指導を行っています。
\社会を味方につけて、合格への地図を描こう!/
あなたの頑張りを、全力でサポートします。


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