「うちの子はまだ中1(中2)だから、受験はまだ先の話よね…」
「高校入試のことは、中3になってから考えればいいかな」
このように思っているご家庭も多いかもしれません。
ですが、実は高校入試は中3から始めるには少し遅いのです。
今の高校入試では、中1からの通知表=内申点が評価対象になります。
また、学習内容の難化・定期テストの記述化などにより、
“早く始めた人が有利”な時代になっているのが現実です。
今回は、中1・中2のうちに「絶対にやっておくべきこと」を、
塾の視点からわかりやすく解説します。
こんなこと、ありませんか?
「中学生活に慣れるだけで精一杯…」
「部活や習い事もあるし、まだ本格的に受験対策は…」
その気持ち、よく分かります。
でも、だからこそ今がチャンスなのです。
受験が目前に迫ってからあわてるのではなく、
“今のうちに少しずつ積み重ねること”が、数か月後の大きな差につながります。
✅ なぜ「今」が勝負なのか?
① 通知表(内申点)は中1から始まっている
多くの公立高校入試では、中1〜中3までの通知表が点数として加算されます。
特に中2の評価は「中間学年」として重視されるケースも多く、
ここでの積み重ねが志望校の選択肢を左右します。
② 中3は“実力完成+演習”の時期
中3になると、新しい単元の学習と同時に、
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過去単元の復習
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応用問題演習
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模試・実力テスト
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志望校対策
など、やるべきことが一気に増えます。
基礎が仕上がっていないまま中3を迎えると、追いつくのに苦労してしまうのです。
✅ 今すぐ始めたい!3つの勉強習慣
① 定期テストで「80点以上」を目指す勉強法に切り替える
「赤点を取らなければOK」では、内申点は上がりません。
毎回の定期テストで安定して80点以上を取ることで、通知表評価も安定します。
対策ポイント:
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単元ごとの理解を深め、問題演習を十分に行う
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解き直しノートで間違えた原因を振り返る
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テスト1週間前から“計画的に”復習を開始する
② 苦手単元を放置せず“早めに戻る”
中1〜中2の段階では、「つまづいているけど、なんとなくそのままに…」
という単元が出やすい時期です。
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一次関数
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比例・反比例
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英文法(be動詞/一般動詞の混同)
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理科の計算問題(質量・濃度・エネルギー) など
中3になると、これらの単元が入試で複雑に絡んで出題されるため、
今のうちに土台を作っておくことが、合格への近道になります。
③ 自分に合った「勉強スタイル」を見つける
この時期は、
“どれだけ勉強したか”よりも、
“どうやって勉強しているか”の方が大切です。
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計画的に取り組めているか?
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質問できる環境があるか?
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漠然とやっていないか?
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解き直しや振り返りをしているか?
勉強の質を整える習慣をつけておけば、
中3になったときに焦らず学習を進めることができます。
✅ ご家庭で意識してほしいサポートのコツ
ポイント | 方法 |
---|---|
テスト後の振り返り | 点数だけでなく、「なぜできた/できなかったか」を一緒に考える |
毎日の学習を“見える化” | チェック表やスタディプランを活用して、頑張りを見える形に |
「今頑張れば、行ける高校が増える」と伝える | 動機づけの声かけは、早いほど効果的 |
✅ よくある誤解:「早すぎる」ではなく「ちょうどいい」
「まだ早すぎるのでは…?」というご相談をいただくこともありますが、
実際には「早すぎたことで損をした」生徒は、ほとんどいません。
逆に、「もっと早く始めていれば…」という声は、毎年聞きます。
“スタートが早ければ早いほど、有利”なのが高校入試の世界です。
【まとめ】
中1・中2は、ただの“通過点”ではなく、
高校入試に直結する、もっとも大切な土台作りの時期です。
✔ 毎回の定期テストでしっかり得点する
✔ 苦手は早めに戻ってつぶす
✔ 自分に合った学習スタイルを見つける
これらを今から少しずつでも始めていくことで、
お子さまの高校入試の選択肢は、確実に広がっていきます。
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