こんなことありませんか??
夏休みも半ばに差し掛かるこの時期、
保護者の方からよく聞こえてくるのがこんな声です。
「最初の数日はやる気あったのに、今は全然…」
「昼夜逆転気味で、生活がだらけてる」
「塾には行ってるけど、家ではスマホばっかり」
実はこれ、あなただけではありません。
多くのご家庭で同じような悩みが生まれています。
でも、それは決してお子さんの
“根性”や“意志の弱さ”が原因ではないのです。
時間はあるのに、進まないのはなぜ?
夏休みは「勉強のチャンス」と言われる一方で、
自由な時間が増える分、管理が難しくなる時期でもあります。
やる気があるかどうかよりも、どんな環境と仕組みで過ごしているかが、
学習の成果に大きな差を生むのです。
実際、塾に通っていても、家庭内のリズムが崩れてしまえば、
せっかくの学びが活かしきれません。
たとえばこんな事例があります
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朝寝坊が続き、午前中が丸ごとつぶれてしまう
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勉強しようと思っても、スマホの通知が気になって集中できない
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親が「勉強しなさい!」と声を荒げ、子どもは反発してやる気ゼロに…
これらは、決して特別な例ではありません。
どれも、“本人のやる気”ではなく
“家庭のルールの不在”によって起きていることなのです。
「やる気が出る家のルール」3選
では、どうすれば家の中で“やる気が出る仕組み”をつくることができるのでしょうか?
ポイントは「勉強しなさい」と言わなくても、
自然と机に向かいたくなる環境をつくることです。
ここでは、今日からできる3つの家庭ルールをご紹介します。
1.「朝ごはんの時間を固定する」
最もシンプルで効果的なルールです。
起きる時間を決めるよりも、「●時に朝ごはんね」と決める方がハードルが低く、
親も声かけしやすいです。
たとえば「8時に朝ごはん」と決めれば、
自然と7時台には起きて準備をする流れになります。
すると、朝食後の9時〜11時が勉強タイムとして定着しやすくなります。
ポイントは「勉強しなさい」とは言わず、「朝ごはん一緒に食べよう」と伝えること。
この一言で、家庭の空気がぐっと柔らかくなります。
2.「1日のToDoを“見える化”する」
「今日は何をやるか?」が曖昧なままだと、やる気も計画も空回りしがちです。
ホワイトボードやカレンダー、ふせんなどを活用して、
“今日やること”をリストにしましょう。
おすすめは、お子さん自身に書かせること。
たとえば、「漢字ドリル3ページ」「数学の宿題」「読書30分」など、
1日3つ程度に絞るのがコツです。
できたらチェックを入れることで、達成感も生まれます。
「自分で決めたことをやり切った」――この感覚が、やる気を育てます。
3.「勉強時間の最初と最後に“親が登場”」
勉強の中身に口を出す必要はありません。
大切なのは、「始まり」と「終わり」に親が関わることです。
たとえば、勉強を始めるときに「頑張ってね」と一声かけるだけで、
やる気のスイッチが入ります。
終わったときには「お疲れさま!集中してたね」とねぎらいの言葉をかけてください。
このときのコツは、成果ではなく“過程”をほめること。
「全部解けたの?」よりも、
「ちゃんと机に向かってたね」の方が、子どもは次もがんばろうと思えます。
家庭の仕組みが、子どもを変える
夏休みは、学校のような明確なスケジュールがなく、
自由度が高い分、自己管理が難しい時期です。
でもだからこそ、「子どもを叱る」のではなく、
「家庭のルールを整える」ことが効果的なのです。
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朝の時間を整える
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その日にやることを見える形にする
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頑張りに気づき、認めてあげる
これだけで、お子さんの表情も勉強への姿勢も驚くほど変わっていきます。
まずは明日、朝ごはんから
「何から始めればいいのかわからない…」という方は、
まず明日の朝ごはんの時間を決めるところから始めてみてください。
たったそれだけで、夏休み後半のリズムが大きく変わるかもしれません。
次回は、「やる気が続かない…そんな子におすすめの勉強法3選」をご紹介します。
ぜひ、次回もご覧くださいね!


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