2025年4月5日土曜日

【保存版】どうしたらいいの?子どもの反抗期に親ができること

 

親子関係がピリつく毎日…あなたも悩んでいませんか?

子どもが反抗的な態度をとるようになった

――何を言っても「うるさい」「わかってるってば」と返される毎日。

笑顔で話していたはずの親子の時間が、

いつの間にかピリピリとした空気に変わってしまう。

そんな日々に、心が疲れてしまっていませんか?


今回は、

「反抗期の子どもにどう接すればいいのか」

「イライラの毎日をどう乗り越えるのか」をテーマに、

親と子、両方の気持ちに寄り添った心理学に基づく対処法をご紹介します。



反抗期ってどうして起きるの?

成長の証としての“親離れ”

まず知っておいてほしいのは、反抗期は子どもの成長の証であるということです。

自我が芽生え、

「自分で決めたい」「自分の考えを持ちたい」と思い始めるこの時期は、

まさに心の親離れのスタートです。


大人の言葉に反発するのは、自分を確立しようとしているサイン。

それでも、あの優しかった我が子の態度が急に冷たくなったら、

親としては悲しくなりますよね。


「どうしてこんなふうになってしまったの?」「ちゃんと育ててきたのに…」と、

自分を責めてしまう親御さんも少なくありません。

でも大丈夫。反抗期は永遠には続きません。

その期間をどう過ごすかで、親子の絆はむしろ深くなることもあるのです。



心が通う!反抗期の子どもとの関わり方3選

1. 話すより、まず「聴く」ことが大事

反抗期の子どもは、

「自分をわかってほしい」「口出ししないでほしい」という強い欲求を持っています。

このとき親が一方的に「こうしなさい」「なんでできないの?」と責めると、

子どもはさらに心のシャッターを閉ざしてしまいます。


ここで大切なのが、アクティブリスニング(積極的傾聴)
「そう思ったんだね」「それ、嫌だったよね」と共感しながら耳を傾けるだけで、

驚くほど心が開きやすくなります。


2. ダメ出しではなく「Iメッセージ」で伝える

「また部屋が散らかってる!」「どうして勉強しないの!」

つい言ってしまうこれらの言葉は、子どもにとっては“攻撃”に聞こえてしまいます。

そんなときは、「私はこう感じる」と伝えるIメッセージが効果的です。


例:
×「またゲームしてるの?」

○「ママは、宿題が終わってないとちょっと心配になっちゃうな」


子どもは責められていると感じず、

親の気持ちとして素直に受け止めやすくなります。


3. 感情に名前をつけてあげる「ラベリング」

反抗期の子どもは、自分の気持ちをうまく言葉にできないことがよくあります。

「イライラしてるね」「今日は疲れてるのかな?」と

親が代わりに感情を言語化(ラベリング)することで、

子ども自身が「そうか、自分はそう感じていたのか」と気づくきっかけになります。

感情の整理ができると、気持ちが落ち着きやすくなります。


親も「完璧」でなくていい

怒ってしまった…そんなときは?

反抗期のイライラの中で、

つい怒鳴ってしまったり、傷つける言葉を言ってしまうこともあります。

でもそれは、親だって人間だから当たり前のこと。


大切なのは、怒ってしまったあとに「ごめんね」と素直に伝えること

謝る姿を見せることは、

子どもにとっても「人は失敗しても立ち直れる」ことを教える大切な学びになります。

そして、毎日がんばっている自分自身を、まずは認めてあげてください。



反抗期は「信頼関係を試される時期」

子どもが心の中で求めていること


反抗期は、「親を突き放す時期」ではなく、

親子の信頼を再構築するチャンスでもあります。


子どもは無意識のうちに、こう思っています。

「本当の自分を、受け止めてくれる?」

だからこそ、言葉や態度がきつくても、

心の奥では「見捨てないで」「見守っていて」と願っているのです。



最後に:子どもと“戦う”のではなく“味方”になる

反抗期はいつか終わります。

でも、そのとき「親に愛されていた」「ちゃんと見ていてくれた」

と感じられるかどうかが、その後の親子関係を大きく左右します。

子どもとぶつかりそうなときこそ、

戦うのではなく、“味方でいる”という姿勢が何よりも大切です。


今日、うまくいかなくても大丈夫。

明日、ほんの少しでも笑顔で会話できたら、それが第一歩です。

どうか、あなたの頑張りが報われる日が来ますように。

そして、子どもとの関係が、また笑顔に満ちたものになりますように。



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2025年4月4日金曜日

勉強の効率を上げる心理学 ー初頭効果と親近効果を学習に活かそう

 トライプラス諸口校 ハリマです。

塾を起業してから20数年。

教育に関しては、とっても熱い!!と自負しております。


ブログでは、

勉強法や教室のイベント情報、

教室長の思ったことなどを、

綴っております。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

前回に引き続き、心理学を勉強に活かす、

というテーマでの投稿です。


勉強していると、

「最初は集中できたけど後半はあまり覚えていない」とか、

「一番最後に見たところだけはやたらと印象に残っている」

といった経験はありませんか?


実はそのような現象は、心理学的に説明がつくものです。

今回は、勉強の質をグッと高めるために活用できる二つの心理効果、

「初頭効果」「親近効果」について解説し、

それらをどう日々の学習に取り入れるかをご紹介します。


初頭効果とは?

最初に学んだ情報は記憶に残りやすい


初頭効果(Primacy Effect)とは、

連続した情報の中で最初のほうに提示された情報が記憶に残りやすいという現象です。


例えば、10個の英単語を連続して覚えると、

最初の2〜3個は比較的よく覚えていられることが多いです。

この効果が起こる理由としては、

学習の最初は集中力が高く、頭がクリアな状態で情報を受け取れること、

またその後に記憶として整理される時間があることなどが挙げられます。



親近効果とは?

最後に学んだ情報も印象に残りやすい


一方で、親近効果(Recency Effect)とは、

最後に提示された情報が記憶に残りやすいという現象です。

先ほどと同じように英単語を例にすると、

最後の2〜3個も思い出しやすくなる傾向があります。


これは、記憶した直後の情報がまだ短期記憶として脳に保持されているためです。



この2つの効果を勉強にどう活かす?

勉強時間の「最初」と「最後」を工夫する


初頭効果と親近効果をうまく活かすには、

学習の構成を意識することがカギです。

例えば、1時間の勉強時間があるときには、

その最初の10分間と最後の10分間に、特に重要な内容や覚えたいことを配置します。


このようにすることで、記憶に残りやすい時間帯に大切な情報を学ぶことができ、

効率的な学習につながります。

また、30分や20分といった短い学習時間であっても、

冒頭と締めに重点ポイントを入れる意識を持つだけで効果的です。



勉強を小分けにして繰り返すとさらに効果的

「1回で全部覚える」は逆効果


これらの効果は、

勉強を複数回に分けて実施することで繰り返し使うことができます。


たとえば、1時間を一度にやるのではなく、

30分×2回、20分×3回に分けて学習すると、

それぞれに「最初」と「最後」が生まれ、

初頭効果・親近効果を何度も得られます。


学習時間を細かく区切ることで集中力も保ちやすくなり、学習効率がアップします。



中間部分の記憶対策も忘れずに

中盤は記憶に残りにくいと知っておく


ただし、注意すべき点もあります。

初頭効果と親近効果が働くことで、

中間部分の記憶が薄くなりやすいという傾向があります。

これを補うためには、中盤で扱う内容については、

声に出して読む・書いて覚える・図でまとめるなど、

より能動的な学習方法を取り入れることが効果的です。


また、中盤の内容もあえて「次の学習の最初」に持ってくるなど、

記憶の工夫が必要です。



まとめ

心理学を使えば勉強はもっと効率的になる


記憶というのは、努力や集中力だけに頼るものではありません。

人の脳の仕組みを理解し、それに合った学習法を取り入れることが、

賢く勉強するコツです。


初頭効果と親近効果は、簡単に取り入れられる心理学的テクニックのひとつです。

今日からの勉強に、

「最初」と「最後」の時間の使い方を意識して取り組んでみてください。

記憶の定着や学習の手応えがきっと変わってくるはずですよ。

ぜひお試しあれ!!



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2025年4月3日木曜日

「私はできる!」そのひと言が、勉強のやる気を引き出すって本当?

 トライプラス諸口校 ハリマです。

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今日はちょっと面白い心理学の話から、

勉強に使える“言葉の力”についてお話ししていきます。


みなさん、「言葉には力がある」って聞いたこと、ありませんか?

実は、自分の口から発する言葉によって、

自分の考え方や行動を変えることができるというのは、

心理学的にも立証されているんです。


これを活用すれば、

勉強のやる気アップ、目標達成、習慣化…いろんなことに役立ちます!


「私はできる!」=自己成就予言?

この現象、心理学では自己成就予言(self-fulfilling prophecy)と言われています。

簡単に言えば、「私はできる!」と自分で言っていると、

脳がその言葉を信じて、

行動もそうなるように無意識で動いていく…という感じ。

逆に、「どうせムリ…」と言い続けていると、

本当にムリになってしまうので注意が必要です!


勉強に活かす方法、あります!

では、具体的にどうやって勉強に活かすのか?

ここでは、トライプラス諸口校でもおすすめしている4つの方法をご紹介します!


① アファメーションで“自分洗脳”!

自分洗脳、なんて言葉を聞くとちょっと怖いですよね。

しかしそんなに怖いものではありません。


「私は数学が得意」「今日も集中できる」など、

前向きな言葉を自分に向けて声に出して言う。


これはアファメーションと呼ばれる方法で、

自分の脳に“前向きなイメージ”を刷り込む効果があります。

ポイントは、できるだけ具体的に、毎日続けること

朝や寝る前、勉強前にやるとより効果的です。



② 勉強した後に「宣言」する

例えば、

「今日は英単語50個覚えた!」とか「この問題、自分で解けた!」など、

できたことを声に出すだけで、自己肯定感が上がります。

これを繰り返すことで、「やればできる」という気持ちがどんどん強くなりますよ。


③ 学習目標を言葉にする

「今日は19時から理科の暗記をする」

「今週は過去問を2年分やる」


このように、ぼんやりした“やる気”を、言葉で明確な目標にすることで、

実際の行動に移しやすくなります。

声に出して言うことで、より意識がハッキリします。


④ 誰かに聞いてもらう

「今週は絶対に〇〇を終わらせる!」

「今月中に英検の単語マスターする!」

こうやって周りに宣言することで、

“言ったからにはやらなきゃ!”という気持ちが働きます。

友達、家族、先生、誰でもOKです!



言葉の力で勉強習慣を育てよう

勉強は、ただ机に向かうだけじゃなく、

自分をうまく“その気にさせる”ことも大事です。

そのために使えるのが、今回ご紹介した「言葉の力」。


  • 前向きな言葉を習慣にする

  • 小さな成功を口に出して認める

  • 目標を声に出して明確にする

  • 誰かに聞いてもらってやる気を継続

この4つを意識するだけで、勉強のやり方も気持ちもグッと前向きになります。


トライプラス諸口校では“言葉”を大切にしています

私たちの教室では、生徒とのコミュニケーションをとても大切にしています。

勉強のやり方だけでなく、

「心の持ち方」や「言葉の使い方」もアドバイスしています。

「勉強がなかなか続かない…」という方こそ、

ぜひ今日からこの“言葉の力”を試してみてくださいね!

気になることがあれば、いつでもご相談ください😊



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【勉強=将来の力】子どもが「なぜ勉強するのか」を理解するための対話術

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「なんで勉強しなきゃいけないの?」

「将来使わないことばっかり勉強する意味あるの?」

子どもたちからこんな言葉を聞いたこと、ありませんか?

そして、返す言葉に詰まった経験がある保護者の方も多いのではないでしょうか。


「将来のためよ」「いい高校に行くためには必要なの」

── たしかに間違いではありませんが、

子どもたちの心には、なかなか響きにくい言葉かもしれません。

ですが、ついつい言ってしましますよね。


では、子どもが本当に「勉強の意味」に納得し、

自分の意志で机に向かうようになるには、どうすれば良いのでしょうか?


「勉強=目的」ではなく「勉強=手段」であることを伝える

まず大切なのは、

「勉強そのものがゴールではない」ことを、親子で共有することです。

勉強はあくまで、将来やりたいことを実現するための“手段”であって、

“目的”ではありません。

たとえば、医者になりたいなら生物や化学を学ぶ必要がありますし、

ゲームを作りたいなら数学や論理的思考が欠かせません。


「〇〇になりたい」という夢や、

「こんな大人になれたらいいな」という未来のイメージができたとき、

子どもは自然と「じゃあ、今の勉強も必要かも」と思えるようになります。


「なぜ勉強するの?」への効果的な対話術3選

① 子どもの「好きなこと」から話を広げる

「将来は何になりたい?」と聞いても答えにくいときは、


「最近ハマってることって何?」

「その動画、どうして面白いと思うの?」


と日常の好きなことや興味から話を始めてみましょう。

そこから、

「それって、どうやったらもっと詳しくなれるかな?」

と自然に学びにつなげていくのがポイントです。


② 親自身の経験をシェアする

「お母さんも昔は『数学なんて使わない』って思ってたよ。

でも今、家計管理で役立ってるよ(笑)」


といった、リアルな“学びの意味”の実体験を伝えると、

子どもも「勉強って役に立つんだ」と思えるようになります。


③ 「正解」を押しつけない
「勉強は将来のためだから!」「やらないとダメでしょ!」

というように“正解”を押しつけると、子どもは心を閉ざしてしまいます。

大切なのは、「そう思うんだね」と一度子どもの感情を受け止めること。

そして、「お父さんはこう思うよ」と対等な会話のスタンスで伝えていくことです。


勉強の意味を理解した子どもは「学びの姿勢」が変わる

勉強の“必要性”や“意味”を納得できた子どもは、

「テストで良い点を取るための勉強」から、

「自分の未来につながる勉強」へと、視点が変わっていきます。


すると、学ぶことに対するモチベーションも変わり、

机に向かう姿勢に“目的意識”が芽生えます。

これはテストの点数以上に、

将来の社会を生き抜く力へとつながる大きな変化です。


学ぶ意味を見つけた先に広がる「明るい未来」

学校の勉強が、直接将来の職業に繋がるわけではないかもしれません。

けれど、

「どうすれば理解できるか考える力」

「知らないことを学ぶ姿勢」

「諦めずに取り組む粘り強さ」

──こうした力は、社会に出てからこそ求められる“本物のスキル”です。


勉強の意味を親子で一緒に見つけていく時間は、

お子さまの将来を照らす、かけがえのない対話の時間でもあります。

なぜ勉強するのか?

を理解し、勉強を進めてみてくださいね。



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2025年3月28日金曜日

ゲーム好きな子ほど伸びる?意外と知らない「遊び」と「学び」の関係

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「うちの子、暇さえあればゲームばかりしていて、

勉強には全然興味を持たないんです…」

「ゲームばかりしていたら頭が悪くなるんじゃないかと心配で…」


保護者の方から、よく耳にする声です。
確かに、「ゲーム=勉強の敵」と捉えてしまうのは無理もありません。

でも実は、“遊び”や“ゲーム”と“学び”は本来深く結びついているもの

近年の脳科学や教育心理学では、

「遊び」が子どもの認知力・集中力・問題解決力を伸ばす可能性がある

という研究結果も増えてきています。


今回の投稿では、ゲームや遊びがなぜ学びに役立つのか

そして家庭での関わり方によって、

それをどう“学習の力”に変えられるかについてお話します。


◆脳科学が示す「遊び」の効能とは?

脳科学の研究では、子どもが「夢中になって遊んでいるとき」、

脳内ではドーパミンが大量に分泌されていることが分かっています。


ドーパミンは「やる気ホルモン」とも呼ばれ、

集中力や記憶力の向上、そして挑戦意欲の向上に深く関係しています。

つまり、「楽しい!」と感じながら取り組む活動は、

脳にとってとても効率の良い学習環境になっているのです。


また、アメリカの教育心理学者ピーター・グレイ博士は、

著書『自由な遊びが子どもを伸ばす』の中で、

「子どもは遊びの中でこそ、ルールを理解し、

社会性や自己調整力を学ぶ」と述べています。


これらの研究は、

一見“ムダ”に見える遊びの中にも、深い学習のエッセンスが含まれていること

を示しています。


◆ゲームの中に隠された「学びの要素」

特にデジタルゲームの中には、

思っている以上に高度な認知スキルや戦略的思考が求められるものが多くあります。

たとえば、RPG(ロールプレイングゲーム)では以下のような力が自然と使われています。


  • 文章読解力(ストーリーや指示を読み解く)

  • 論理的思考力(どうすればミッションを達成できるかを考える)

  • 記憶力(マップや攻略法を覚える)

  • 自己管理力(時間内に効率よく進める)

さらに、マインクラフトやプログラミングゲームなどでは、

空間認知力・創造力・設計力なども育まれます。

これらは、受験や将来のキャリアにもつながる“非認知能力”と呼ばれる力であり、

学校のテストでは測れない大切な力です。


◆「遊び」を「学び」に変える家庭での関わり方

もちろん、好きなだけゲームをさせれば学力が伸びる、というわけではありません。

大切なのは、家庭での関わり方です。

以下に、ゲームや遊びを“学びのきっかけ”にするためのポイントをご紹介します。


●①「否定」より「観察」から始める

「ゲームばっかりしてないで勉強しなさい!」ではなく、

「どんなゲームが好きなの?」「それってどんなルールがあるの?」

と関心を持つことで、子どもとの信頼関係が深まり、やる気の源泉にもなります。


●②「学びにつながる問いかけ」を意識する

「その作戦、どうやって思いついたの?」

「難しいステージ、どうやってクリアしたの?」

こうした問いかけは、子どもの思考を言語化する練習になります。

「考える力」を育てるには、アウトプットの機会がとても重要です。


●③ゲームと勉強を“対立させない”

「ゲームをする=悪」「勉強=正しい」とラベリングしてしまうと、

子どもは反発心を抱きやすくなります。


「どっちも必要。バランスが大事だよね」と伝えることで、

自己管理力も育っていきます。


◆トライプラス諸口校の取り組み

トライプラス諸口校では、

子どもたち一人ひとりの興味や個性を「学びの入り口」にする指導を心がけています。

「ゲームが好き」「話すのが得意」「図で考えるのが好き」など、

それぞれの特性に応じた学習スタイルを見つけ、

楽しみながら学力につなげていくサポートをしています。


学ぶことは、本来“楽しい”こと。

その原点を忘れずに、子どもたちの「遊びの力」を、

学びへと自然に導いていくことが私たちの役目です。


◆好きなことから“学び”は始まる

「ゲームばかりで困る…」と思っていたその時間は、

実は子どもの可能性が広がる貴重な時間かもしれません。


大切なのは、「禁止」するのではなく、「活かす」こと。


遊びと学びは切り離せないものであり、

その間に橋をかけるのが、家庭や教育機関の役割です。


ぜひ、ご家庭でも「子どもが夢中になっていること」を

学びのチャンスとして活かしてみてください。

お子さまの中に眠っている力が、きっと見えてくるはずです。


トライプラス諸口校のHPはコチラ↓↓↓

https://www.try-plus.com/schools/775



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2025年3月27日木曜日

「忘れた」は普通のこと!記憶を定着させる“復習のベストタイミング”とは?

  トライプラス諸口校 ハリマです。

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「せっかく勉強したのに、テストのときにはもう忘れてる…」

「昨日覚えたはずの漢字を、もう忘れてしまっている」


そんな子どもの姿に、がっかりした経験はありませんか?


でも実は、「忘れること」は人間の脳にとってごく自然な反応なのです。

重要なのは、忘れないことではなく、“忘れる前に復習すること”

そして、復習するタイミングによって、記憶の定着率は大きく変わってきます。


今回の投稿では、心理学や脳科学の研究をもとに、

効率的な記憶の定着法と、復習のベストタイミングについて解説します。

「どうせ忘れるから」と諦める前に、学習の仕方を見直してみませんか?


◆「忘れる」のは当たり前!脳のしくみを知ろう

ドイツの心理学者ヘルマン・エビングハウスが提唱した

「忘却曲線」という理論をご存知でしょうか?


この理論によると、人は新しいことを学んでも、

  • 20分後には42%

  • 1時間後には56%

  • 1日後には74%

の情報を忘れてしまうと言われています。


つまり、「昨日のことを覚えていない」のは、ごく自然な脳の働きなのです。

この“忘れる”という現象は、脳が情報を取捨選択し、

不要な情報を削除する省エネモードでもあります。


逆に言えば、「これは大事な情報だ」と脳に印象づけるには、

繰り返し復習することが必要不可欠なのです。


◆復習の効果を最大にする“タイミング”

記憶を強化するためには、「復習するタイミング」がカギになります。
エビングハウスの理論や現代の脳科学に基づいた

“効果的な復習のスケジュール”は、以下のような流れです。


●1回目の復習:学習後すぐ(10〜20分以内)

人は最も忘れやすいのが学習直後

そのため、勉強が終わった直後に「今日やった内容を振り返る」ことが、

記憶の定着に大きな効果をもたらします。


トライプラス諸口校の学習である演習授業は、この時間に相当します。


●2回目の復習:翌日(24時間以内)

翌日には、ほとんどの情報が頭から抜け落ちかけているため、

ここで復習することが非常に重要です。


前日に書いたノートや問題集を軽く見直すだけでも、

記憶がよみがえり、長期記憶への移行がスムーズになります。


●3回目の復習:1週間後

1週間後にも再度振り返ることで、記憶はかなり強固なものになります。

このタイミングでは、「覚えているつもりだったけど、実は曖昧だった」部分も

明らかになり、再確認の良いチャンスです。


●4回目の復習:1ヶ月後

最終的に、1ヶ月以内にもう一度復習することで、

その情報は「ずっと忘れにくい記憶」として脳に定着していきます。


この4段階の復習スケジュールは、スパイラル学習とも呼ばれ、

多くの教育現場でも取り入れられています。


◆家庭でできる!復習の習慣化アイデア

「タイミングはわかったけど、家庭で実践するのは難しそう…」

そんな方のために、日常の中で取り入れやすい工夫をご紹介します。


●その日の夜に「一緒に5分だけ振り返る」

寝る前に「今日の勉強で一番印象に残ったことは何だった?」と問いかけてみましょう。

声に出して説明することで、アウトプット学習となり、記憶が定着しやすくなります。


●「復習シール」や「チェックカレンダー」を活用

学習した日から1日後・1週間後・1ヶ月後にチェック欄を設けた

“復習カレンダー”を作ると、親子で見える化できます。

子どもにとっても、「忘れて当然。でも復習すればいいんだ」と

ポジティブに捉えるきっかけになります。


●親も「忘れていいんだよ」と伝える

「なんで覚えてないの!」「前にやったでしょ!」という声かけは、

子どもにとってプレッシャーになります。


「人は忘れるもの。だからこそ復習が大事なんだよ」と伝えてあげることで、

安心して取り組めるようになります。


◆「忘れた」は失敗じゃない。チャンスです!

子どもが勉強したことを忘れてしまうのは、

決して能力が低いからではありません。

脳のしくみに従った自然な反応であり、

そのタイミングに合わせて復習することで、記憶はどんどん強くなっていきます。

トライプラス諸口校では、

この忘却曲線に基づいた復習スケジュールを取り入れた独自の学習法を採用しています。


1度学んだ内容を、1週間後・2週間後・1ヶ月後に繰り返し確認できるように、

授業カリキュラムや演習内容を設計しており、

“忘れても大丈夫。何度も思い出すことで覚えていく”

という安心感のある学習環境を整えています。


ただ詰め込むのではなく、

「どうすれば覚えられるか」「どうすれば自分のものになるか」を一緒に考えながら、

子どもの“学ぶ力”を育てていきます。

復習の仕方にお悩みの方、ぜひお気軽にご相談ください。


トライプラス諸口校のHPはコチラ↓↓↓

https://www.try-plus.com/schools/775



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2025年3月26日水曜日

「たった15分の習慣」で成績が変わる?脳科学が示す学習のゴールデンタイム

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「うちの子、集中力が続かないんです…」

「長時間勉強させているのに、成績が思うように伸びません」

そうお悩みの保護者の方は、少なくありません。


でも、実は成績を伸ばすために必要なのは“長時間”の勉強ではないかもしれません。

脳科学の研究では、1日たった15分の習慣が、

学力に大きな影響を与えることが明らかになってきています。


今回の投稿では、

最新の脳科学に基づいて「学習のゴールデンタイム」とも呼ばれるタイミングと、

家庭で簡単に取り入れられる15分の勉強習慣についてご紹介します。


脳が最も活性化する“学習のゴールデンタイム”とは?

人間の脳には、記憶や学習に適した時間帯があることが知られています。

その一つが「起床後すぐの15〜30分間」です。


起床直後は、脳内でセロトニンコルチゾールといったホルモンが分泌され、

頭がすっきりし、情報の処理能力や集中力が高まっている状態です。

この時間帯にインプット学習(英単語、漢字、公式の暗記など)を行うと、

脳が効率よく情報を処理・記憶してくれるのです。


実際、「東京大学の池谷裕二准教授(脳研究者)」は、

著書の中で「朝の15分は、夜の1時間に匹敵するほどの価値がある」と述べています。


つまり、「朝の15分の積み重ね」が、

1年後の成績を大きく変える可能性を秘めているのです。


なぜ“朝15分”が子どもの勉強に最適なのか?

起床直後の脳は、睡眠中に記憶が整理された状態にあり、

新しい情報を受け入れやすくなっています。

これを「脳のゴールデンタイム」と呼ぶ研究者もいます。


さらに、朝に何かを“達成”することで、ドーパミンが分泌され

、その日1日が前向きな気分でスタートできるという効果もあります。


つまり、朝の15分学習には、

  • 記憶の定着力が高い

  • 集中力が最大化されている

  • 達成感でその後の行動がポジティブになる

という、学力向上にとって理想的な要素がそろっているのです。


家庭でできる「朝15分学習」導入法

では、実際にこの学習法を取り入れるにはどうすればよいのでしょうか?
以下の3つのステップで、今日からでも簡単にスタートできます。


① 前日の夜に内容を決めておく

「朝に何をやろうか」と考える時間をなくすため、

前日の夜に学習内容を決めておくことが成功のコツです。


たとえば、「明日は英単語10個」「計算プリント1枚」「漢字3つを練習」など、明確にしましょう。

② 親も一緒に“朝習慣”を作る

子ども一人ではなかなか続かない朝学習も、

親が一緒に取り組むことで継続率が格段に上がります


親が読書をしたり、新聞を読んだりしている間に、

隣で子どもが勉強するだけで、「朝は学びの時間」というリズムが生まれます。


③ ポイントは“やりきれる量”から始める

最初から難しいことをさせたり、長く続けさせたりする必要はありません。

大切なのは、「やれば終わる」「毎日続けられる」という成功体験の積み重ねです。

勉強が“生活の一部”になることを目指しましょう。


保護者の関わり方で、継続率が変わる

「朝早く起きてまで勉強させるのはかわいそう」

「うちの子には無理そう」と思われる方もいるかもしれません。

しかし、最初の一歩はほんの数分でいいのです。


大事なのは、“やる気にさせる”ことよりも、“続けられる環境を作る”こと

「今朝もがんばったね」

「昨日より集中できてたね」

そういった声かけや関心を示すことが、

子どものモチベーションを自然に育てていきます。


「15分の積み重ね」が未来を変える

長時間の勉強を強いるより、脳の働きに合った短時間の学習習慣を毎日積み重ねる方が、

子どもにとって負担が少なく、成果も出やすくなります。


脳科学が示す“朝の15分”というゴールデンタイムを活用し、

家庭で学習のリズムを整えてみませんか?


トライプラス諸口校では、こうした脳科学や心理学に基づいた指導法を取り入れ、

お子さま一人ひとりに合った学習スタイルを一緒に作っていきます。


朝学習や生活習慣についてのご相談も承っていますので、

ぜひお気軽にお問い合わせください。


トライプラス諸口校のHPはコチラ↓↓↓

https://www.try-plus.com/schools/775



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【保存版】どうしたらいいの?子どもの反抗期に親ができること

  親子関係がピリつく毎日…あなたも悩んでいませんか? 子どもが反抗的な態度をとるようになった ――何を言っても「うるさい」「わかってるってば」と返される毎日。 笑顔で話していたはずの親子の時間が、 いつの間にかピリピリとした空気に変わってしまう。 そんな日々に、心が疲れ...