トライプラス諸口校 ハリマです。
塾を起業してから20数年。
教育に関しては、とっても熱い!!と自負しております。
ブログでは、
勉強法や教室のイベント情報、
教室長の思ったことなどを、
綴っております。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「うちの子、勉強を頑張っているのに成績が伸びない…」
「何がわからないのか、自分でもわからないみたい…」
このような悩みの相談、よく受けます。
子どもが勉強につまずくとき、多くのケースで「本当にわからない部分」が
本人にも明確になっていないことがあります。
つまり、問題の根本的な原因がどこにあるのか分からないまま、勉強を続けているのです。
今回の投稿では、子どもの「本当のつまずきポイント」を見極め、
効果的に対策する方法を紹介します。
なぜ「何がわからないのかわからない」のか?
子どもが「何がわからないのかわからない」と感じるのには、主に3つの理由があります。
✅ 理解があいまいなまま進んでしまった
➡ 以前に学んだ基礎が身についていないため、新しい内容が理解できない。
✅ どこで間違えたのか気づいていない
➡ 自分の間違いの原因を分析できず、同じ間違いを繰り返してしまう。
✅ 勉強方法が合っていない
➡ ノートを写すだけ・暗記だけの学習になっていて、理解に結びついていない。
この状態を放置すると、
ますます「勉強=難しい・嫌い」という気持ちが強くなり、
成績が伸び悩む原因になります。
本当のつまずきポイントを見極める3つの方法
では、どうすれば子どもの「本当のつまずきポイント」を見つけられるのでしょうか?
① 「どこからわからないのか?」を逆戻りして確認する
つまずきの原因を見つけるためには、
どこまで理解できているのかを確認することが重要です。
例:数学の文章問題が解けない場合
✅ 文章問題の意味は理解できているか?
✅ 計算式を立てることはできるか?
✅ そもそも四則演算の計算ミスが多くないか?
このように、問題を小さく分解し、どこで止まっているのかを探っていくことで、
本当の苦手ポイントが見えてきます。
② 「なぜそう考えたのか?」を質問する
子どもに「この問題、どうやって解いたの?」と質問し、
解答に至る過程を聞いてみましょう。
✅ 正しい考え方をしていれば、「たまたま解けなかっただけ」
✅ 考え方にズレがあれば、「根本的な理解が足りていない」
例えば、算数の文章問題で「答えが違う」場合、
✅ 計算ミス?
✅ そもそも問題の意味を取り違えている?
✅ 必要な公式を知らない?
といったように、間違いの原因を深掘りできます。
③ 「できる問題」と「できない問題」を分類する
一度、子どもが解いた問題を「できた問題」「できなかった問題」に分ける作業
をしてみましょう。
例えば、
✅ 正解した問題でも、偶然正解しただけのものはないか?
✅ 間違えた問題は、どんな共通点があるか?
こうして分類すると、
✅ 「計算問題はできるけど、応用問題が苦手」
✅ 「図形の問題だけ極端に正答率が低い」
といったパターンが見えてきます。
つまずきを見つけたら、どう対策する?
子どもの本当のつまずきを見つけたら、次はそれを克服するための対策を考えましょう。
① 基礎に戻って復習する
「何がわからないのかわからない」と感じている場合、
基礎の抜けが原因になっていることがほとんどです。
✅ 計算ミスが多いなら、計算ドリルで基礎固め
✅ 公式を覚えていないなら、基本問題を繰り返し解く
✅ 国語の読解が苦手なら、短文の読解練習から始める
いきなり難しい問題に挑戦するのではなく、
一つ前の段階に戻って、確実に理解を積み重ねることが大切です。
② 「解き直しノート」を作る
間違えた問題を解き直し、どこで間違えたのかを分析する習慣をつけましょう。
✅ どこを間違えたのか?
✅ なぜ間違えたのか?
✅ どうすれば次は間違えないか?
これをノートにまとめておくと、苦手な問題のパターンが明確になり、
次に同じミスを防げるようになります。
③ 「考える力」をつけるために対話を増やす
ただ「答えを教える」のではなく、
「どう考えたのか?」を子ども自身に説明させる機会を増やしましょう。
✅ 「どうしてこの答えになったの?」
✅ 「違う答えの可能性はある?」
✅ 「もしヒントを出すなら、どんなヒントがいい?」
こうした対話を通じて、子どもは自分の思考を整理できるようになり、
「わかったつもり」から脱却できます。
この方法でこんな変化が!
例えば、国語の読解が苦手だったCちゃん(小学5年生)。
✅ 「文章の意味がわからない」と言っていたが、
「どこがわからないの?」と質問したところ、接続詞の意味を理解していないことが判明。
✅ そこで、「接続詞の意味を覚える→短い文章で練習する」という対策を実施。
✅ 3ヶ月後、読解問題の正答率が大幅にアップ!
「わからない」の原因を特定することで、
ピンポイントで効果的な対策ができるようになったのです。
子どもの「本当のつまずき」を見極めよう!
✅ どこで止まっているのか逆戻りして確認する
✅ 「どう考えたのか?」を質問する
✅ できる問題とできない問題を分類する
この方法を取り入れれば、
「勉強を頑張っているのに成績が伸びない…」という状況から抜け出し、
「理解が深まり、勉強が楽しくなる!」 という変化が生まれます。
今日から、子どもの本当のつまずきを見極める習慣を取り入れてみましょう!!


にほんブログ村
0 件のコメント:
コメントを投稿