2025年3月4日火曜日

子どもの“わからない”はこう見極める!本当のつまずきポイント診断」

 トライプラス諸口校 ハリマです。

塾を起業してから20数年。

教育に関しては、とっても熱い!!と自負しております。


ブログでは、

勉強法や教室のイベント情報、

教室長の思ったことなどを、

綴っております。


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「うちの子、勉強を頑張っているのに成績が伸びない…」 

「何がわからないのか、自分でもわからないみたい…」

このような悩みの相談、よく受けます。


子どもが勉強につまずくとき、多くのケースで「本当にわからない部分」が

本人にも明確になっていないことがあります。

つまり、問題の根本的な原因がどこにあるのか分からないまま、勉強を続けているのです。



今回の投稿では、子どもの「本当のつまずきポイント」を見極め、

効果的に対策する方法を紹介します。


なぜ「何がわからないのかわからない」のか?

子どもが「何がわからないのかわからない」と感じるのには、主に3つの理由があります。

理解があいまいなまま進んでしまった  

➡ 以前に学んだ基礎が身についていないため、新しい内容が理解できない。


どこで間違えたのか気づいていない  

➡ 自分の間違いの原因を分析できず、同じ間違いを繰り返してしまう。


勉強方法が合っていない  

➡ ノートを写すだけ・暗記だけの学習になっていて、理解に結びついていない。


この状態を放置すると、

ますます「勉強=難しい・嫌い」という気持ちが強くなり、

成績が伸び悩む原因になります。


本当のつまずきポイントを見極める3つの方法

では、どうすれば子どもの「本当のつまずきポイント」を見つけられるのでしょうか?


① 「どこからわからないのか?」を逆戻りして確認する

つまずきの原因を見つけるためには、

どこまで理解できているのかを確認することが重要です。


例:数学の文章問題が解けない場合

✅ 文章問題の意味は理解できているか?

 ✅ 計算式を立てることはできるか?

 ✅ そもそも四則演算の計算ミスが多くないか?

このように、問題を小さく分解し、どこで止まっているのかを探っていくことで、

本当の苦手ポイントが見えてきます。


② 「なぜそう考えたのか?」を質問する

子どもに「この問題、どうやって解いたの?」と質問し、

解答に至る過程を聞いてみましょう。


✅ 正しい考え方をしていれば、「たまたま解けなかっただけ」 

✅ 考え方にズレがあれば、「根本的な理解が足りていない」

例えば、算数の文章問題で「答えが違う」場合、

✅ 計算ミス? 

✅ そもそも問題の意味を取り違えている? 

✅ 必要な公式を知らない?

といったように、間違いの原因を深掘りできます。


③ 「できる問題」と「できない問題」を分類する

一度、子どもが解いた問題を「できた問題」「できなかった問題」に分ける作業

をしてみましょう。


例えば、 

正解した問題でも、偶然正解しただけのものはないか? 

間違えた問題は、どんな共通点があるか?

こうして分類すると、

「計算問題はできるけど、応用問題が苦手」

「図形の問題だけ極端に正答率が低い」

といったパターンが見えてきます。


つまずきを見つけたら、どう対策する?

子どもの本当のつまずきを見つけたら、次はそれを克服するための対策を考えましょう。


① 基礎に戻って復習する

「何がわからないのかわからない」と感じている場合、

基礎の抜けが原因になっていることがほとんどです。


✅ 計算ミスが多いなら、計算ドリルで基礎固め 

✅ 公式を覚えていないなら、基本問題を繰り返し解く 

✅ 国語の読解が苦手なら、短文の読解練習から始める


いきなり難しい問題に挑戦するのではなく、

一つ前の段階に戻って、確実に理解を積み重ねることが大切です。


② 「解き直しノート」を作る

間違えた問題を解き直し、どこで間違えたのかを分析する習慣をつけましょう。

✅ どこを間違えたのか? 

✅ なぜ間違えたのか?

 ✅ どうすれば次は間違えないか?

これをノートにまとめておくと、苦手な問題のパターンが明確になり、

次に同じミスを防げるようになります。


③ 「考える力」をつけるために対話を増やす

ただ「答えを教える」のではなく、

「どう考えたのか?」を子ども自身に説明させる機会を増やしましょう。


✅ 「どうしてこの答えになったの?」 

✅ 「違う答えの可能性はある?」

 ✅ 「もしヒントを出すなら、どんなヒントがいい?」

こうした対話を通じて、子どもは自分の思考を整理できるようになり、

「わかったつもり」から脱却できます。


この方法でこんな変化が!

例えば、国語の読解が苦手だったCちゃん(小学5年生)。

✅ 「文章の意味がわからない」と言っていたが、

「どこがわからないの?」と質問したところ、接続詞の意味を理解していないことが判明。 

✅ そこで、「接続詞の意味を覚える→短い文章で練習する」という対策を実施。

 ✅ 3ヶ月後、読解問題の正答率が大幅にアップ!

「わからない」の原因を特定することで、

ピンポイントで効果的な対策ができるようになったのです。


子どもの「本当のつまずき」を見極めよう!

✅ どこで止まっているのか逆戻りして確認する 

✅ 「どう考えたのか?」を質問する 

✅ できる問題とできない問題を分類する

この方法を取り入れれば、

「勉強を頑張っているのに成績が伸びない…」という状況から抜け出し、

「理解が深まり、勉強が楽しくなる!」 という変化が生まれます。

今日から、子どもの本当のつまずきを見極める習慣を取り入れてみましょう!!



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