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スマホを取り上げても、
子どもが勉強するようにならない理由
スマホを遠ざけるだけでは、「勉強を始められない原因」まではなくなりません。
スマホばかり見る中学生と、家庭で起きやすいこと
中学生のお子さんをお持ちのご家庭では、次のような場面が珍しくありません。
- 帰宅すると、すぐスマートフォンを見始める
- 「勉強しなさい」と言っても動かない
- 定期テスト前でも、動画やSNSをやめない
- スマートフォンを取り上げると、怒ったり、寝たり、ぼんやりしたりする
- 結局、親子で言い争って一日が終わる
こうした毎日が続けば、「スマホさえなければ勉強するのに」と考えるのは自然なことです。保護者の方の不安や苛立ちは、当然の感情だと思います。
スマホを取り上げるという対応が、集中を守るうえで役に立つ場面もあります。ただし、勉強を始められない本当の原因が残っていれば、取り上げたあとも勉強には向かわないことがあります。
この記事の重要メッセージ
「スマホを使えない状態をつくること」と、「自分から勉強を始められる状態をつくること」は、同じではありません。
この記事では、子どもが勉強しない背景と、家庭で今日から試せる工夫を整理します。家庭ごとに事情は異なりますので、合うところを選んで取り入れてください。
スマホは「原因」ではなく「勉強からの逃げ道」になっている場合がある
通知、動画、SNS、ゲームなどが、勉強中の集中を妨げることは確かです。スマホと勉強の集中の関係は、多くのご家庭が気にされている点でしょう。
一方で、勉強に対して次のような気持ちを抱えていると、スマホがなくても別の行動へ逃げてしまうことがあります。
スマホを取り上げたあとに、テレビ、漫画、睡眠、ぼんやりする時間が増えたなら、それは一つのサインです。道具だけでなく、勉強を避ける理由を見る必要があるかもしれません。
「怠けている」「依存している」と決めつける前に、「何が始めにくくしているのか」を一緒に探してみることが第一歩です。
スマホを取り上げても子どもが勉強しない5つの理由
中学生が勉強しない背景には、いくつかの理由が重なっていることが多くあります。代表的な5つを見てみましょう。
何をすればよいか決まっていない
「勉強する」という指示は、範囲が広すぎます。何から手をつけるか迷っているうちに、時間だけが過ぎてしまいます。
最初の行動は、「数学ワークの32〜35ページ」「英単語を20個テストする」のように具体的にしましょう。
勉強内容が現在の学力に合っていない
問題が難しすぎる、前学年の内容が抜けている、解説を読んでも分からない。こうした状態では、一人で勉強を始めにくいものです。
この場合は、スマホの制限より先に、戻る単元と質問できる環境が必要です。
始めるまでの心理的な負担が大きい
「2時間勉強しなさい」「ワークを全部終わらせなさい」と言われると、量の多さで動けなくなることがあります。
「最初の10分だけ」「最初の1ページだけ」のように、開始のハードルを下げる方法が合う子もいます。
一方的な没収に反発している
自分で納得していないルールは、守ることより「取り返すこと」「隠れて使うこと」が中心になりやすくなります。親子の対立が深まることもあります。
ただし、子どもの希望をすべて受け入れるという意味ではありません。保護者が境界線を示すことも大切です。一方的な没収がいつも誤りというわけではなく、安全面や生活面に深刻な問題がある場合は、保護者による利用制限が必要なこともあります。
勉強しても成果を感じられていない
頑張っても正解できない、点数が上がらない、注意されることばかり。この状態が続けば、勉強を避けたくなるのは無理もありません。
小さな達成目標と、「できるようになったこと」を確認する仕組みが必要です。
「スマホをなくす」だけでは埋まらないもの
表面に見える問題と、その奥に残る問題を整理すると、必要な対応が見えてきます。
| 表面に見える問題 | 取り上げるだけでは残る問題 | 必要な対応 |
|---|---|---|
| スマホを長時間見る | 勉強の開始時間が決まっていない | 帰宅後の行動順序を決める |
| 勉強中に通知を見る | 集中できる環境がない | 学習中だけ別室や共有スペースへ置く |
| 動画をやめられない | 終了時刻が決まっていない | 視聴開始前に終了時刻を決める |
| 勉強を嫌がる | 内容が難しすぎる | 現在の学力に合う問題へ戻る |
| 親の注意に反発する | ルールが一方的 | 親子で目的と例外を確認する |
スマホを取り上げる前に確認したい4つのこと
取り上げる前のチェックポイント
今日勉強する内容は、具体的に決まっているか
子どもが一人で解ける難易度か
分からないときに質問できる相手がいるか
勉強の終了条件が決まっているか
「スマホを置きなさい」と言う前に、「置いたあとに何をするか」を準備しておくことが大切です。
家庭学習と勉強習慣を支える、5つの仕組み
意志の力に頼らず、勉強を始めやすくする仕組みを整えましょう。
1.開始時刻ではなく「開始の合図」を決める
時刻だけで決めると、守れない日が出てきます。生活の行動と勉強を結びつけると、始めやすくなります。
- 夕食後に15分休憩したら始める
- 入浴前に学校の宿題をする
- 机に座ったらタイマーを25分に設定する
2.最初の課題を小さくする
最初から大きな課題を示さず、始められたら追加する形がおすすめです。
- 英単語10個
- 数学の計算5問
- 学校ワーク1ページ
- 漢字10問
3.「時間」と「終了条件」を両方決める
- 25分間で数学ワーク2ページ
- 英単語20個を、日本語から英語で書けるまで
- 理科の重要語句15個を何も見ずに答える
机に座った時間だけでなく、できるようになった内容も確認しましょう。
4.分からない問題を止まる理由にしない
- 3〜5分考えて分からなければ、印を付ける
- 次の問題へ進む
- 学校や塾で質問する
- 質問する問題をまとめる
5.終わったあとに達成を確認する
「何分したか」だけでなく、次の3点を短く確認します。
- 今日できるようになったこと
- まだ分からないこと
- 明日最初に行うこと
スマホルールは「禁止」より具体化する
「使いすぎない」といった曖昧なルールは、解釈が親子でずれやすく、言い争いのもとになります。
| 曖昧で争いになりやすいルール | 具体的で確認しやすいルール |
|---|---|
|
|
大切なのは、罰を重くすることではなく、ルールを具体的にし、毎日同じ基準で運用することです。基準が日によって変わると、子どもは「ルール」ではなく「親の機嫌」に反応しやすくなります。
親子で決めたいスマホルール6項目
スマホルールは家庭ごとに違って当然です。次の6項目を、親子で確認してみてください。
使ってよい時間帯と、使わない時間帯
勉強中に置く場所と、就寝時に置く場所
学習目的で使う場合の扱い
ルールを守れなかった場合の対応
例外を認める場面
ルールを見直す日
親だけ、子どもだけで決めるのではなく、保護者が必要な境界線を示したうえで、実行できる形を話し合いましょう。スマホの使い放題はおすすめできませんが、禁止一辺倒にする必要もありません。
スマホは学習の道具にもなる
スマホを一方的に悪者にする必要はありません。連絡、学習、息抜きに使う道具として考えると、次のような活用ができます。
- タイマーで学習時間を区切る
- 学習予定をカレンダーへ登録する
- 英単語の音声を聞く
- 辞書や学習アプリを使う
- 分からない問題を記録する
- 学校や塾からの連絡を確認する
学習目的で開いたあとに、SNSや動画へ移ってしまう場合は、環境を変える方法もあります。紙の辞書や、スマホとは別のタイマーを使うだけで、集中が続きやすくなることがあります。
タイプ別に見る対応方法
中学生が勉強しない理由は、お子さんによって違います。近いタイプから試してみてください。
A.始めるまでが長いタイプ
- 最初の10分だけ行う
- 最初の教材を机に出しておく
- 開始の合図を固定する
B.分からないと止まるタイプ
- 基礎問題へ戻る
- 質問する問題に印を付ける
- 一人で解ける問題と教えてもらう問題を分ける
C.始めるがスマホへ戻るタイプ
- 勉強中だけ共有スペースへ置く
- 25〜40分単位で区切る
- 休憩終了時刻を決める
D.親に言われると反発するタイプ
- 毎回注意するのではなく、事前に予定を決める
- 選択肢を用意する
- 結果を一緒に振り返る
- ルールを感情で変えない
1週間で試せる実践プラン
最初から完璧なルールを作る必要はありません。1週間試して、調整していきましょう。
保護者の声かけ:避けたい言葉と言い換え例
保護者の声かけ一つで、子どもの受け止め方は変わります。よく出てしまう言葉と、言い換えの例を並べました。
| 避けたい声かけ | 言い換え例 |
|---|---|
| 「スマホばかり見ているから成績が上がらない」 | 「今日やることを一緒に3つに分けようか」 |
| 「今すぐスマホを渡しなさい」 | 「何時からなら始められそう?」 |
| 「勉強しないなら解約する」 | 「勉強中は、どこに置けば集中しやすい?」 |
| 「みんなもっと勉強している」 | 「最初の20分で何を終える?」 |
| 「自分で管理できないなら持つ資格はない」 | 「分からなくて止まっているところはある?」 |
| 「何度言ったら分かるの?」 | 「1週間試して、難しかったところを直そう」 |
保護者が怒りを我慢し続ける必要はありません。ただ、感情が強いときにルールを決めると、罰を与えること自体が目的になりやすくなります。落ち着いてから話し合う時間を取ることをおすすめします。
子どもへの伝え方の例
命令だけでは、子どもは「取り上げられた」と受け取りがちです。「心配していること」「試す期間」「具体的なルール」「見直す日」をセットで伝えてみましょう。
会話例
「スマホを全部禁止したいわけではないの。ただ、勉強を始める時間が毎日ずれているのが心配で。まず1週間だけ、19時30分から20時30分まではリビングで充電して、その間に学校ワークを進めてみない?うまくいかなければ、日曜日に一緒に直そう。」
スマホ以外にも確認したい生活面
勉強への取りかかりには、生活面も影響します。次の点も見てあげてください。
- 睡眠時間が不足していないか
- 部活動や学校生活で疲れすぎていないか
- 食事を取れているか
- 勉強内容が難しすぎないか
- 学校や友人関係で不安を抱えていないか
- 長期間、意欲の低下や体調不良が続いていないか
強い不調、昼夜逆転、学校生活への大きな支障、激しい親子衝突などが続く場合は、家庭だけで抱え込まなくて大丈夫です。学校、スクールカウンセラー、医療・相談機関などへ相談する選択肢もあります。
個別指導塾のトライプラス諸口校でできること
ここまで見てきたとおり、必要なのは「スマホを取り上げること」だけではなく、「勉強を始めやすい環境」です。大阪市鶴見区の個別指導塾、トライプラス諸口校は、小学1年生から高校3年生まで対応しています。中学生の定期テスト対策にも取り組んでいます。
トライプラス諸口校の特徴
- 講師1人に生徒2人までの担任制個別指導
- 60分の個別指導と40分の演習・AI学習を組み合わせた、100分の学習
- 授業当日に小テストを実施
- 80点を一つの目安とし、理解が不十分な場合は説明と再テストを行う
- 教室長が、学習の進捗、課題、宿題、勉強の始め方まで確認
- 茨田中・茨田北中・横堤中など、学校ごとの定期テスト対策に対応
- 開校時間中は、自習室を無料で利用可能
- 自習室では全科目の質問に対応(通常授業のような指導ではなく、質問に答える形のサポートです)
- 小学1年生から高校3年生まで対応
「教室へ行けば勉強を始められる」「何をすればよいかが決まっている」「分からない問題を質問できる」。この3つがそろうと、家庭で勉強習慣を整える負担も軽くなります。諸口周辺で塾をお探しの方は、選択肢の一つとして考えてみてください。
※学習状況やご家庭の事情には個人差があります。通塾によって成績の向上や学習習慣の定着を保証するものではありません。
まとめ:スマホを取り上げる前に、置いたあとを決める
- スマホが集中を妨げることはある
- ただし、スマホだけが勉強しない原因とは限らない
- 取り上げたあとに何をするかまで決める
- 勉強内容を小さく、具体的にする
- 分からない問題を質問できる環境を作る
- ルールは具体的にし、一定期間試して見直す
- 時間だけでなく、できるようになった内容も確認する
- 生活や体調の問題も見逃さない
「今夜はスマホを取り上げる前に、“置いたあと最初の20分で何をするか”を一緒に決めてみましょう。」
スマホのルールだけでなく、勉強を始められる仕組みを一緒に整えませんか?
- 家庭学習を始められない原因について、ご相談いただけます
- 現在の学力に合った課題と学習量を、一緒に整理できます
- 定期テストの答案や学校ワークをもとに、具体的な学習計画を考えられます
- 無料体験授業・学習相談を受け付けています
トライプラス諸口校
コールセンター☎
現在の学習状況やご家庭での様子を伺いながら、無理なく続けられる勉強の始め方を一緒に整理いたします。まずはお気軽にご相談ください。

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