今日は、少し方向性を変えて数字の影響についてお話したいと思います。
皆さんは、数字と聞くと、何を思い浮かべますか?
お買い物ですと、価格、消費期限や賞味期限。
普段だと、テレビ番組の開始時刻や出発時間などの時間。
家計簿をつけている方は、本日の収支。
そして・・・お子様の点数や成績。
たくさんありますよね。
数字と聞くとどうしても計算する手段、と思いがちですが、
普段の身の回りに数字はたくさんございます。
与えられた数字は比較するもの。
商品Aより商品Bの方が安い。などですね。
そして安心材料と不安材料になりうるもの。
開始時刻の5分前に到着した。←余裕があり安心。
開始時刻に間に合うか間に合わないか、もしかしたら5分後到着。←不安・焦りと緊張。
たかが数字、ですが、
数字に振り回されて、心が乱されたこと、ありませんか?
私はたくさんございます。
大人になった今もなお、振り回されつつあるかもしれません。
上記以外にも数値の影響はあると思いますが、
今回は比較と心理的影響について取り上げようと考えております。
塾講師ですので、点数と成績に特化していきます。
保護者の皆様は、もちろんお子様のテストや成績を確認なさると思います。
そのときの反応はいかがでしょうか?
100点が多いと、安心しますか?うちの子は大丈夫だって。
点数が悪いと、なんだこの点数はっ!!って怒りますか?
あまりにひどくて、諦めますか?
Aちゃんは毎回いい点数なのに、あなたはどうしてこんなに悪いの?
って、比較しますか??
もちろん感情が変動して当然です。
私は塾の先生ですから成績、点数を上げるのが仕事。
保護者様や生徒さんの評価が数値になってしまうのは当然のこと。
ですが、各ご家庭では、この数値に振り回されることなく過ごしていただきたく思います。
テストの成績は、努力の結果でもあります。
日々頑張って、成績が良かった、と感じられる場合は、たくさんほめてくださいね。
そして学習には次のステップが必要です。
成績が良かった場合、次の目標をたて
それに向かって頑張るようにお話をしてあげてください。
特にモチベーションが上がっていると思いますので、
この成功体験を繰り返していくと、自信がついてきます。
決して100点だったからすごいね!!とは言わないでくださいね。
勉強の目的が100点を取ること。になってしまい、
そこでストップがかかってしまうことも多くありますので。
もし成績が悪かった場合、怒る前に一旦深呼吸。
成績が悪い原因を探ることが必要です。
小学生の場合、この原因探しが一人で難しいこともありますので、
親御さんが手伝ってあげてください。
小学生あるあるですが、
問題の下に式を書いて、解答欄が空白。
答えの単位の付け忘れ。
国語の場合は、写し間違い。
社会では漢字間違い。
このようなミスで点数を落としている場合は、
理解できていることも多く、単に点数に出なかっただけですので、
次から気をつけようね。と言って、いつもの勉強に励んでください。
原因探しをしてミスではないと判断した場合、
その特定分野の復習を一緒にしてあげてください。
テストは、今までの学習の成果を試すものです。
学校では次の単元に進んでしまいますので、早めに対応するべきです。
なぜ一緒にするのかと申しますと、
一度習ったところがわからない場合、一人でしてもわからないことが多いためです。
高学年の分野は難しいものもありますが、親も努力している姿を見てもらうことで、
一緒に頑張ってくれているから頑張ろう。とやる気の向上につながります。
学校の点数や成績はその時の自分がどの程度理解できているのか、
を知るためのものです。単なる結果です。
出来ていない部分は出来るようにすればいい。
出来ているところは、それの発展につなげる学習をすればいい。
比較する場合は他者とではなく、過去の自分と比べっこして、
自分の確認をすればいい。
私はそう思っています。
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