2025年8月9日土曜日

夏の間に苦手克服!勉強嫌いな子でも続く“3ステップ学習法”

 

やる気が出ない…

「勉強しなきゃいけないのは分かってるけど、どうしてもやる気が出ない…」

「苦手すぎて、教科書を開くだけでイヤになる」

「つまずいてから、ずっとそのまま」


そんなお子さんの声に、心当たりのある保護者の方も多いのではないでしょうか?


特に夏休みは、学校の授業という“強制力”がなくなる分、

苦手意識をそのまま放置してしまいやすい時期です。


でも実は、この夏こそが“苦手克服”のチャンス。

しかも、特別な教材や長時間の勉強はいりません。

今回は、勉強が苦手・嫌いな子でも自然に続けられる、

やさしい3ステップ学習法をご紹介します。



苦手を放置すると、2学期以降がもっとつらくなる

今の時点で勉強に対してマイナスな気持ちを持っている場合、

「どうせできないし…」「わかんないからムリ」と思考が止まりがちです。


でも実は、“できないこと”よりも、“できる気がしないこと”が苦手の正体

つまり、知識の不足よりも、「自信の不足」が大きな壁になっているのです。


この壁を越えるには、

  • 成功体験を積み重ねること

  • 無理なく習慣化すること
    がとても重要です。



勉強嫌いでも続く!やさしい3ステップ学習法

▶ ステップ①:「できそうな問題」から“確実に正解する”体験を積む

まず最初に取り組むべきなのは、「いきなり苦手な問題」ではなく、

“もう一度やれば絶対に正解できる”レベルの問題です。


ポイントは、「できることをやる」→「できたと実感する」

という流れを意図的につくること。


たとえば


  • 計算なら、「基礎の繰り返し問題(+−×÷)」からスタート

  • 英語なら、「過去に習った英単語10個を復習して100%正解」

  • 国語なら、「漢字の書き取りを3問だけ、確実に覚えて書けるように」


この“正解体験”が、心の中にある「どうせ無理…」を少しずつ溶かしてくれます。



▶ ステップ②:「1日15分だけ」「1日1テーマだけ」でOKにする

苦手な教科ほど、長くやろうとすると心が折れます。

だからこそ、時間も内容も「超ミニマム」に設定するのがコツ。


おすすめは

  • 「15分タイマーをセットして、その間だけ集中」

  • 「今日は算数の1ページだけ」「今日は理科の用語3つだけ」など、1テーマ限定


「これだけならできるかも」という“やれる気持ち”を大切にすることで、

自然と継続できるようになります。


継続できれば、やがて習慣になります。

そして、気づいたときには“少し得意になっている”という感覚が芽生えるのです。



▶ ステップ③:「昨日の自分」とだけ比べる

苦手意識のある子にとって、「他の子と比べられること」は大きなストレスになります。

だからこそ、比較対象は“昨日の自分”だけで十分。


たとえば

  • 昨日は漢字1問、今日は2問できた!

  • 昨日は10分でギブアップ、今日は15分やれた!

  • 昨日は3問中1問正解、今日は2問正解!


こうした小さな進歩を見える化するために、

「できたことメモ」「学習チェックリスト」などを使うのもおすすめです。

“自分なりに前に進めている”という実感があれば、

やる気は自然と生まれてくるものです。



保護者にできるサポートのカギは「承認」

この3ステップを進める中で、保護者にできる最大のサポートは、

「できたね!」と認めてあげることです。


  • 「おっ、今日は昨日より早く始めたね!」

  • 「ちゃんと15分やりきったんだ、すごい!」

  • 「わかるようになってきたんじゃない?」


勉強の内容に口を出すよりも、

“行動”や“継続”をほめることで、子どもは前向きになれます。

大人の励ましが、子どもの心の中の「やる気の種」を大きく育てていくのです。



夏休み後半は、“苦手克服のゴールデンタイム”

2学期が始まると、学校生活も忙しくなり、復習の時間は取りづらくなります。

だからこそ、夏休みの今こそが、苦手を克服する最大のチャンス。


しかも、「完璧に理解する」ことを目指すのではなく、

「ちょっとマシになった」「少しだけ自信がついた」で十分なのです。


一歩ずつでOK。

少しずつ、“苦手”を“ふつう”に変えていきましょう。



まとめ:苦手は「気合」ではなく「仕組み」で克服できる

勉強が苦手、勉強が嫌い――

それは性格ではなく、これまでの経験の積み重ねです。


今回ご紹介した「3ステップ学習法」は、そんな子どもたちに寄り添いながら、

無理なく、“ちょっと得意かも”を増やしていく仕組みです。


  1. 「確実に正解できる問題」からスタート

  2. 「15分だけ・1テーマだけ」のミニ学習

  3. 「昨日の自分とだけ比較」して前進を実感


この夏、「苦手だったけど、少しできるようになった!」という体験を、

ぜひお子さんに届けてあげてください。



次回は、「2学期が楽しみになる!夏の終わりにしておきたい3つのこと」をお届けします。

夏休みを“やり切った”気持ちで終えるための、ラストスパートのヒントをご紹介します!



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