古文漢文は伸びる教科です!
古文・漢文は「暗記科目」と思われがちですが、
実際には勉強法次第で得点が安定する科目です。
特に理系受験生や現代文・英語に時間を割きたい受験生にとっては
「短期間で伸びやすい教科」として見直されています。
しかし、「古文と漢文、どちらから始めればいいか?」と迷う受験生も多いでしょう。
結論から言えば、古文から勉強するのが鉄則です。
なぜなら、
古文の方が出題範囲が広く配点も高く、
入試全体における重要度が高いことが多いからです。
加えて、古文で培った文法知識や読解姿勢は漢文の学習にも応用できるため、
効率的な学習の順序になります。
◆1.なぜ古文から勉強すべきなのか?
① 配点の比重が大きい
多くの大学入試では、古文の方が漢文よりも出題分量が多く、
配点も高めに設定されています。まず古文を得点源にすることが、
全体の得点力アップに直結します。
② 文法が基盤になる
古文は現代日本語とつながりがあるため、
文法を体系的に学べば必ず読めるようになります。
たとえば「未然形+ば=もし~ならば」という文法知識を押さえていれば、
長文の中でも自然に意味がとれるようになります。
この「文法から入る」という姿勢は、
のちに漢文で返り点や句法を学ぶ際にも応用できます。
③ 漢文は短期攻略が可能
漢文は覚えるべきルール(句法や返り点)が比較的限られているため、
古文で基礎を固めたあとに集中して取り組めば短期間で得点を伸ばせます。
したがって、まずは古文にじっくり取り組み、
その後に漢文を仕上げる流れが効率的です。
◆2.古文の勉強法
① 古文単語は「イメージ」で覚える
古文単語は現代語と意味が異なるものが多く、
たとえば「すごし」は「恐ろしい」ではなく
「すばらしい」という意味で使われることがあります。
単語帳を使うときは、例文ごと覚えてイメージをつかむことが大切です。
② 文法を「形から」徹底する
古文文法は英語の文法と同じで、「形のルール」を理解して初めて読解が可能になります。
助動詞や助詞の意味を丸暗記するのではなく、
「接続」と「意味のグループ」を意識しましょう。
例えば「む」は「推量・意志・適当・仮定・婉曲」の5つの意味を持ちますが、
接続や文脈を確認すれば正しく判断できます。
③ 長文演習は「主語補充」を意識
古文読解で多い失点は「主語が誰なのか分からなくなる」ことです。
古文は主語が省略されることが多いため、
「この動作をしているのは誰か?」を補いながら読む習慣をつけましょう。
◆3.漢文の勉強法
① 句法を最優先で覚える
漢文で必須なのは「句法」と呼ばれる決まり文句です。
たとえば「使役形」「受身形」「再読文字」などを押さえれば、
文章の大部分が読めるようになります。
特に再読文字「将」「未」「当」「猶」などは入試頻出なので、必ずマスターしましょう。
② 読み下し文に変換する練習
漢文は「返り点」を利用して日本語の語順に直す必要があります。
問題演習の際には、まずは必ず読み下し文を書いてみること。
その上で意味を現代語訳にしていくと、確実に理解が深まります。
③ ストック文を増やす
「論語」や「史記」など、入試でよく使われる題材には定番の文章があります。
問題集を通して触れた文章は「どのような主題が出やすいか」もセットで覚えると、
初見でも対応しやすくなります。
◆4.演習のステップアップ
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夏まで:古文単語と文法を徹底して基礎を固める
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秋から:古文の長文読解演習を本格化。同時に漢文の句法・返り点を覚え始める
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冬:志望校の過去問で古文・漢文を総合演習し、得点力を完成させる
この順序で取り組むことで、
古文で基盤を作り、漢文を短期集中で仕上げることが可能になります。
◆まとめ──古文から始めれば効率が良い
古文・漢文は「どちらも暗記が多く大変」と感じがちですが、
学習の順序を工夫すれば大きな武器になります。
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古文から始めることで、基盤となる文法と語彙を固める
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その知識を応用して漢文を短期で攻略する
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両方を入試までに安定した得点源に変える
この流れを意識すれば、残り数か月でも十分に得点力を伸ばすことができます。
古文・漢文は決して「最後に手をつけるサブ科目」ではありません。
むしろ、戦略的に取り組めば合格可能性を大きく引き上げる科目なのです。


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