息子と歩いた中学受験 #02
送迎できるのは日曜日だけ
―Web授業を中心に進めた、わが家の中学受験
みんなと同じ形ではなく、わが家で続けられる形を探しました。
▭ Web 日 Sun 月に数回
シリーズ「息子と歩いた、二つの受験 ―小学校受験から中学受験、そして合格後へ―」
前回は、小学6年生の9月に公開テストの偏差値が大きく下がった時期と、その後の立て直しについて書きました。
今回は、そこへ至るまでの、わが家の少し変わった通塾スタイルを振り返ります。
一般的な中学受験の家庭とは違い、わが家は対面の授業へ何日も通える状況ではありませんでした。同じように、通塾の形に悩んでいる保護者の方の、何かのヒントになればうれしく思います。
送迎できるのは、日曜日だけだった
私は仕事をしており、息子を塾へ送迎できるのは、基本的に日曜日だけでした。
平日に何日も対面授業へ通わせることは、現実的に難しい状況でした。
中学受験の話題では、「週に何日通っているか」がよく出てきます。中学受験の通塾は、それだけ生活の中心になりやすいものだと思います。けれども、わが家には、同じ形を取ることができませんでした。
これは、仕事と受験のどちらを優先するかという話ではありません。共働き家庭に限らず、仕事、送迎、きょうだい、距離、生活時間など、どの家庭にもそれぞれの条件があります。わが家の場合、その条件の一つが「送迎できるのは日曜日だけ」ということでした。
わが家に必要だったのは、一般的な受験家庭と同じ予定ではなく、実際に続けられる予定でした。
浜学園のWeb受講を、学習の中心にする
通塾できない曜日を補うため、わが家では浜学園のWeb受講を学習の中心にしました。
Web授業は、補助的なものではありませんでした。オンライン受講は、わが家にとって、学習の軸そのものでした。
対面で通えるのは日曜日だけ。それも毎週ではなく、月に数回程度です。毎日、あるいは毎週決まった回数だけ対面授業へ通う受験生活とは、まったく違う形でした。
この形のまま、私たちは中学受験を進めました。
正直に言えば、いくつかの方法を比べて「これが最善だ」と選び抜いたわけではありません。わが家が現実に続けられる方法が、これだったのです。
「一般的な受験家庭」と比べすぎない
中学受験の時期は、周りの通塾日数、授業数、クラス、教材の量など、目に入る情報がとても多くなります。気になるのは、ごく自然なことだと思います。
ただ、他の家庭と同じ予定を組んでも、生活の中で続けられなければ意味が薄れてしまいます。毎日通塾できる家庭には、その家庭に合った形があります。わが家には、わが家の条件に合う方法が必要でした。
家庭に合う受験方法は、一つではありません。周りと同じ形に近づけることよりも、自分たちの生活に置いて無理がないかを考えることのほうが、長い受験期間では大切だと感じています。
できない通塾を数えるより、今ある条件の中で何ができるかを考える。それが、わが家の中学受験の始まりでした。
通塾回数ではなく、「続けられる形」を考える
わが家の経験から、受験の形を考えるときの視点として、次の三つを大切にしたいと思うようになりました。
視点 1
家庭の生活時間に無理がないか
視点 2
子どもが学習を継続できる形か
視点 3
必要なときに見直せる余白があるか
Webと対面のどちらが優れている、ということではありません。受講の形にはそれぞれ向き不向きがあり、子どもの性格、理解度、自学習慣、家庭の支援状況などによって、合う形は変わります。だからこそ、他の家庭の結論をそのまま当てはめず、目の前の子どもと家庭に合わせて考える必要があるのだと思います。
Web中心の学習を考える家庭が、確認しておきたいこと
ここからは、わが家の体験談ではなく、一般的に確認しておきたい点としてまとめます。実際にすべてを行っていたという意味ではありません。
確認しておきたいチェックリスト
□ 決まった時間に受講する仕組みを作れるか
□ 分からない問題を質問できる場所があるか
□ 視聴しただけで終わらず、問題演習まで行えるか
□ 宿題や復習の進み具合を確認できるか
□ 理解できていない単元を発見する機会があるか
□ 模試やテストで、現在地を定期的に確認できるか
□ 家庭の生活や送迎に無理がないか
Web授業を選ぶなら保護者が細かく管理しなければならない、と言いたいわけではありません。必要な支援の量は、子どもによっても、家庭によっても違います。チェックリストは、足りないところを責めるためではなく、どこに支えが必要かを見つけるための目安として使っていただければと思います。
月に数回の、日曜日の対面通塾
対面で通えたのは、日曜日だけでした。その日曜日も毎週ではなく、月に数回程度です。
Webか対面かのどちらか一つを選んだのではなく、可能な範囲で組み合わせていました。「毎日通う」でも「まったく通わない」でもない、その間にあるわが家なりの形でした。
わが家の受験の形ができるまで
↓
↓
+
可能な日曜日に月数回通う
↓
※ わが家の実際の流れです。すべての家庭に勧める図ではありません。
それでも受験は、一直線ではなかった
この形で進めてきましたが、すべてが順調だったわけではありません。
小学6年生の夏には、息子はオーストラリアへホームステイに行きました。夏休みの間は、受験勉強をほとんどしなかった時期です。帰国後の9月の公開テストでは、偏差値がおよそ20下がりました。
その後、算数と理科を中心に立て直し、11月のテストで巻き返しました。詳しくは前回の記事に書いたとおりです。
この出来事を、通塾の形と結びつけて「原因」や「おかげ」と語るつもりはありません。ただ、一つの形で進めていても、途中で見直すべき場面は訪れる。それを、わが家は身をもって知りました。
今、振り返って思うこと
当時のわが家には、毎日通塾するという選択肢がありませんでした。できないことを数えるよりも、続けられる方法を組み立てるしかなかった、というのが正直なところです。
中学受験の形は、家庭によって違ってよいのだと思います。通塾日数や教材の量が多いこと自体が、安心の保証になるわけではありません。反対に、Web受講なら負担が少なく、誰でもうまくいくということでもありません。
大切なのは、選んだ方法で理解できているか、学習が進んでいるかを、折に触れて見直すことです。そして、家庭の事情に合わない理想像を、無理に追いかけなくてもよいのだと、今は感じています。
これは、あくまでも一つの家庭の記録です。毎日通塾して頑張っているご家庭を否定するものではなく、その形にも、それぞれの意味と積み重ねがあると思っています。
同じように、送迎で悩む保護者の方へ
送迎できる曜日が少ないというだけで、中学受験をあきらめる必要があるとは限りません。
一方で、家庭だけで無理に抱え込む必要もありません。Web授業、対面授業、質問できる環境、テストなど、使える方法を組み合わせて考えてよいのだと思います。
まずは「一般的な受験の形」ではなく、「この家庭で続けられる形」を考えてみてください。そして、お子さんの理解度を見ながら、合わなければ方法を変えてもかまいません。
「これでよいのだろうか」と迷いながら進むのは、どの家庭も同じです。その迷いも含めて、その家庭の受験の形なのだと思います。
次回予告
次回は、小学6年生の夏、受験勉強から離れてオーストラリアへホームステイに行った時期を振り返ります。
学習方法のご相談をお受けしています
送迎、通塾回数、家庭学習の進め方など、ご家庭ごとの事情に合わせて、学習方法をご相談いただけます。テストの答案や普段お使いの教材を拝見しながら、現在の課題を一緒に整理いたします。
トライプラス諸口校 無料体験授業・学習相談を受け付けております。
電話:0120-177-202
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