「70点台は取れる。でも、そこからなかなか上がらない……」
「あと5点、10点が取れれば、上位に食い込めるのに!」
そんな“80点の壁”に悩む中学生は少なくありません。
特に真面目に勉強している子ほど、この壁は厚く感じられるものです。
実は、この壁を越えるには「気合」や「勉強時間」ではなく、
“戦略”と“勉強の質”の見直しが必要です。
今回は、個別指導塾での指導経験から見えてきた
「70点台から90点台を狙うための、実践的な3つの戦略」をご紹介します。
【戦略①】教科ごとの「頻出パターン」に注目せよ
80点を超えるためには、“なんとなく解く”のではなく、
「出やすい問題」を重点的に押さえることが重要です。
どの教科にも、定期テストで毎回出るパターン問題が存在します。
例)
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数学なら「方程式の文章題」や「関数のグラフ読み取り」
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英語なら「並び替え問題」「疑問文への答え方」
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理科なら「グラフの読み取り」「計算式と単位」
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社会なら「時代の流れ」「地図・資料読み取り」
上位層の生徒は、過去のテストや学校のワークから
「出やすい問題を見抜き、優先的に対策」しています。
ただ満遍なく勉強するのではなく、
「この単元のこの形式が絶対出る」と予測を立てて、
そこに時間をかけることが、80点超えへの近道です。
【戦略②】問題演習は“量より質”。完答力を意識せよ
70点台で止まっている生徒の特徴の一つに、
「演習量はこなしているが、解きっぱなし」になっていることが挙げられます。
やり直し・振り返りが浅く、間違いが定着していないのです。
一方で、成績上位の子たちは、1問を「深く」解いています。
-
なぜ間違えたかを言葉で説明できる
-
別解も考えてみる
-
解答解説を読むだけでなく、書き直して説明できるか確認する
つまり、“解いた”ではなく“理解して定着させたか”に注目しているのです。
また、特に「完答力」が差を分けます。
「途中まで合っていたのに、最後の記述でミス…」
「選択肢までは正解したのに、根拠が書けていない…」
そうした「あと1点」「あと1行」を積み上げる意識が、80点→90点へのステップです。
【戦略③】自己採点&分析をルーティン化せよ
80点を超える生徒は、「自分の弱点を自覚し、対策できる」生徒です。
そのために必要なのが、自己採点と分析の習慣化です。
例)ワークや模試の後に行うべきこと:
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自分で○×をつけ、正答率を記録
-
間違えた理由を3パターンに分類
- 知識不足/読み違い/ケアレスミス -
苦手な単元を色分け・付箋で可視化
-
解き直して再チェック(数日後に再テスト)
このプロセスを毎回の演習後に行うことで、
「自分はここでよく間違える」という“データ”が貯まっていきます。
それを元にテスト直前の復習を行えば、効率が一気に上がり、失点を防ぐことができます。
自己分析はとても大切なことだと考えています。
【よくあるNG勉強法と改善案】
70点台で止まる生徒にありがちな“もったいない勉強法”を紹介し、
それぞれの改善ポイントを解説します。
NGパターン | よくある例 | 改善法 |
---|---|---|
インプット偏重 | ノートまとめばかり/教科書を読んで満足 | 問題演習で定着を確認しよう |
解いたら終わり | 1回やって答え合わせして終わり | 間違いの分析&解き直し必須 |
全教科同じ勉強法 | とにかく書く・覚えるだけ | 教科ごとの特性に合わせて対策を変える |
苦手を避ける | 得意な教科ばかりやる | 弱点克服にこそ得点UPのチャンスがある |
【まとめ】80点の壁は“才能”ではなく“戦略”で超える!
今回ご紹介した3つの戦略は、すべて“今日からできること”です。
✔ 頻出パターンを見抜いて重点的に対策する
✔ 解き方を深めて「完答力」を身につける
✔ 自己採点・分析で「弱点を見える化」する
これらを習慣にするだけで、
勉強の質は大きく変わり、テストの点数にも確実に表れます。
「あと5点」を積み重ねていけば、
必ず80点の壁は乗り越えられます。
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