落ち込んでいる場合じゃない!
模試を受けて返却された結果に
「E判定だった…」「C判定すら届かない…」と落ち込む受験生は多いでしょう。
保護者も「この成績で本当に大丈夫なのか」と不安になるかもしれません。
しかし、模試の判定が悪かったからといって合格が不可能になったわけではありません。
むしろ、模試は「改善すべき点を見つける絶好の機会」です。
ここでは、模試の判定が悪かったときに受験生が
まず取り組むべき3つのことを具体的に紹介します。
◆1.落ち込む前に「原因分析」をする
判定が悪かったときに一番やってはいけないのは、
ただ落ち込んで勉強の手を止めてしまうことです。
大切なのは「なぜ点数が取れなかったのか」を冷静に分析することです。
分析の観点
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知識不足:基本用語や公式を忘れていた
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演習不足:解法を知っていても、実戦形式で解く練習が足りなかった
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時間配分のミス:最後まで解ききれずに得点を落とした
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ケアレスミス:計算ミスや読み間違いによる失点
まずはこの4つの観点で、各教科の答案を振り返りましょう。
原因が明確になれば、次にやるべきことも自ずと見えてきます。
◆2.復習を「深掘り」して弱点をつぶす
模試は復習が本体といっても過言ではありません。
復習の質で次の成績が決まります。
効果的な復習法
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解答を写すだけで終わらせない
→「なぜこの解法を使うのか」「他の方法はないのか」を考える。 -
できなかった問題をノート化する
→「自分専用の弱点ノート」を作り、次の模試前に必ず見直す。 -
似た問題で再挑戦する
→同じテーマを扱う問題集で解き直し、確実に解ける状態にしておく。
復習を“受け身”で終わらせず、“能動的に掘り下げる”ことで弱点が確実に潰れます。
◆3.勉強計画を修正して次につなげる
模試は「合否判定」ではなく「学習計画を修正する材料」です。
結果を踏まえて、勉強の方針を見直しましょう。
修正のポイント
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教科ごとの優先度を見直す
→ 苦手教科を完全に放置すると逆転は難しい。最低限の得点ラインを確保する戦略が必要。 -
学習サイクルを短くする
→「インプット→演習→復習」を1〜2週間単位で回す。模試の復習を次の模試までに消化するイメージ。 -
小さな目標を設定する
→「次の模試で英語を20点伸ばす」「数学で計算ミスを半分にする」といった具体的な数値目標を立てる。
勉強計画を修正することで、
判定が悪かった模試も「成長のきっかけ」に変えることができます。
◆模試判定が悪くても逆転できる理由
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判定は「現時点の成績」を示すだけであり、本番までに伸びる余地は大きい
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秋から冬にかけて成績を大きく伸ばす受験生は少なくない
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判定に落ち込むのではなく「行動に変える」ことが差を生む
模試は合否を決めるものではなく、「伸びしろを教えてくれるもの」です。
◆まとめ
模試の判定が悪かったときにやるべきことは3つ。
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原因分析をする:知識不足・演習不足・時間配分・ケアレスミスを冷静にチェック
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復習を深掘りする:弱点ノートを作り、解法を理解し直し、似た問題で練習
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勉強計画を修正する:優先度を見直し、短いサイクルで成長を確認する
C判定やD判定でも、
模試の復習と計画修正を徹底した受験生は本番で逆転合格をつかんでいます。
判定に落ち込むのではなく、行動に変えていくことが合格への最短ルートです。

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