2025年9月13日土曜日

共通テスト国語は時間が足りない?現代文・古文・漢文の解き順戦略

 国語の時間足りない問題

共通テスト国語は制限時間80分。

現代文・古文・漢文の3分野を解き切らなければならず、

多くの受験生が「時間が足りない」と感じます。


模試でも「最後までたどり着けなかった」

「古文や漢文を飛ばしたまま終わってしまった」という声は後を絶ちません。


しかし、共通テスト国語は解き方を工夫し、

戦略的に時間配分をすれば十分に点数を伸ばすことが可能です。


今回の投稿では「時間が足りない原因」を整理し、

現代文・古文・漢文それぞれの攻略法と最適な解き順を解説します。



◆1.なぜ国語は時間が足りないのか

  1. 文章量が多い
    現代文の評論・小説だけでなく、古文・漢文も含めると80分で処理するには膨大な分量です。

  2. 本文を精読しすぎる
    一語一句を読み込もうとして時間を浪費し、設問に答える時間が足りなくなる。

  3. 解き順を決めていない
    「どこから解くか」を決めずに始めると、時間配分の調整ができません。


👉 「読み方」と「解き順」の工夫が、国語攻略の第一歩です。



◆2.時間配分の目安

80分をどう振り分けるかが勝負を分けます。目安は以下の通りです。


  • 現代文(評論+小説):40分

  • 古文:20分

  • 漢文:20分


👉 ポイントは「古文・漢文に時間を残す」こと。

現代文に時間をかけすぎると、後半が全く解けなくなります。



◆3.現代文の攻略法(評論・小説)

① 設問を先に読む

  • 問われ方を確認してから本文を読むと、重要部分を効率よく拾えます。


② 接続詞・指示語を意識する

  • 「しかし」「つまり」「このように」など論理の転換点を押さえる。

  • 小説なら「心情変化」に注目。


③ 選択肢は消去法で

  • 「本文と違う表現」を排除していく。迷ったら本文に立ち返りましょう。


👉 現代文は「本文に根拠を求める姿勢」が正答率を上げるコツです。



◆4.古文の攻略法

① 文法・単語の知識を前提にする

  • 古文単語300語程度を仕上げておくことが必須。

  • 助動詞・助詞を見抜ければ内容理解が一気に楽になります。


② 主語を補いながら読む

  • 古文は主語が省略されることが多い。場面ごとに「誰の行動か」を意識して読む。


③ 設問との対応を重視

  • 本文をすべて理解する必要はありません。設問に関わる部分を重点的に読み取ることが大切です。



◆5.漢文の攻略法

① 句形を押さえる

  • 反語・否定・二重否定・使役など、基本句形を覚えていれば大部分は解けます。


② 書き下し文をイメージ

  • 瞬時に日本語に直す練習を積んでおくと、内容理解がスムーズになります。


③ 選択肢問題は「大意把握」で十分

  • 全文を精読する必要はなく、設問に関わる部分を確実に拾えばOK。



◆6.おすすめの解き順

パターン1:現代文 → 古文 → 漢文(標準型)

最も一般的。現代文で流れをつかみ、古文・漢文で確実に点を取る。


パターン2:古文 → 漢文 → 現代文(逆型)

古典に強い人は先に解いて得点を固める。現代文は後半でも対応可能。


パターン3:漢文 → 古文 → 現代文(時間確保型)

漢文が短時間で解ける人向け。最初に得点を稼ぎ、残りを現代文に回す。


👉 模試や過去問演習で「自分に合った順番」を見つけることが重要です。



◆7.本番で失点しないための注意点

  • 一問にこだわらない:迷ったら即座に切り替える勇気を持つ。

  • マークミス防止:問題番号のずれは致命的。最後に必ず確認。

  • 見直し時間を確保:3〜5分残せると安心感が増します。



◆まとめ

共通テスト国語は「時間配分」と「解き順」で大きく結果が変わります。


  1. 現代文45分、古文25分、漢文20分を目安に配分

  2. 設問を先に読み、本文から根拠を探す姿勢を徹底

  3. 古文は単語・文法を固め、主語を補いながら読む

  4. 漢文は句形を押さえ、大意把握で設問に対応

  5. 自分に合った「解き順」を模試で試し、本番で使う


90分は短いようで、戦略次第で十分に得点を伸ばせます。
焦らず冷静に、自分の得点源を確実に積み重ねていきましょう。


👉 次回は「数学編」。

大問別の時間配分と得点戦略を徹底解説します。



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