2025年4月5日土曜日

【保存版】どうしたらいいの?子どもの反抗期に親ができること

 

親子関係がピリつく毎日…あなたも悩んでいませんか?

子どもが反抗的な態度をとるようになった

――何を言っても「うるさい」「わかってるってば」と返される毎日。

笑顔で話していたはずの親子の時間が、

いつの間にかピリピリとした空気に変わってしまう。

そんな日々に、心が疲れてしまっていませんか?


今回は、

「反抗期の子どもにどう接すればいいのか」

「イライラの毎日をどう乗り越えるのか」をテーマに、

親と子、両方の気持ちに寄り添った心理学に基づく対処法をご紹介します。



反抗期ってどうして起きるの?

成長の証としての“親離れ”

まず知っておいてほしいのは、反抗期は子どもの成長の証であるということです。

自我が芽生え、

「自分で決めたい」「自分の考えを持ちたい」と思い始めるこの時期は、

まさに心の親離れのスタートです。


大人の言葉に反発するのは、自分を確立しようとしているサイン。

それでも、あの優しかった我が子の態度が急に冷たくなったら、

親としては悲しくなりますよね。


「どうしてこんなふうになってしまったの?」「ちゃんと育ててきたのに…」と、

自分を責めてしまう親御さんも少なくありません。

でも大丈夫。反抗期は永遠には続きません。

その期間をどう過ごすかで、親子の絆はむしろ深くなることもあるのです。



心が通う!反抗期の子どもとの関わり方3選

1. 話すより、まず「聴く」ことが大事

反抗期の子どもは、

「自分をわかってほしい」「口出ししないでほしい」という強い欲求を持っています。

このとき親が一方的に「こうしなさい」「なんでできないの?」と責めると、

子どもはさらに心のシャッターを閉ざしてしまいます。


ここで大切なのが、アクティブリスニング(積極的傾聴)
「そう思ったんだね」「それ、嫌だったよね」と共感しながら耳を傾けるだけで、

驚くほど心が開きやすくなります。


2. ダメ出しではなく「Iメッセージ」で伝える

「また部屋が散らかってる!」「どうして勉強しないの!」

つい言ってしまうこれらの言葉は、子どもにとっては“攻撃”に聞こえてしまいます。

そんなときは、「私はこう感じる」と伝えるIメッセージが効果的です。


例:
×「またゲームしてるの?」

○「ママは、宿題が終わってないとちょっと心配になっちゃうな」


子どもは責められていると感じず、

親の気持ちとして素直に受け止めやすくなります。


3. 感情に名前をつけてあげる「ラベリング」

反抗期の子どもは、自分の気持ちをうまく言葉にできないことがよくあります。

「イライラしてるね」「今日は疲れてるのかな?」と

親が代わりに感情を言語化(ラベリング)することで、

子ども自身が「そうか、自分はそう感じていたのか」と気づくきっかけになります。

感情の整理ができると、気持ちが落ち着きやすくなります。


親も「完璧」でなくていい

怒ってしまった…そんなときは?

反抗期のイライラの中で、

つい怒鳴ってしまったり、傷つける言葉を言ってしまうこともあります。

でもそれは、親だって人間だから当たり前のこと。


大切なのは、怒ってしまったあとに「ごめんね」と素直に伝えること

謝る姿を見せることは、

子どもにとっても「人は失敗しても立ち直れる」ことを教える大切な学びになります。

そして、毎日がんばっている自分自身を、まずは認めてあげてください。



反抗期は「信頼関係を試される時期」

子どもが心の中で求めていること


反抗期は、「親を突き放す時期」ではなく、

親子の信頼を再構築するチャンスでもあります。


子どもは無意識のうちに、こう思っています。

「本当の自分を、受け止めてくれる?」

だからこそ、言葉や態度がきつくても、

心の奥では「見捨てないで」「見守っていて」と願っているのです。



最後に:子どもと“戦う”のではなく“味方”になる

反抗期はいつか終わります。

でも、そのとき「親に愛されていた」「ちゃんと見ていてくれた」

と感じられるかどうかが、その後の親子関係を大きく左右します。

子どもとぶつかりそうなときこそ、

戦うのではなく、“味方でいる”という姿勢が何よりも大切です。


今日、うまくいかなくても大丈夫。

明日、ほんの少しでも笑顔で会話できたら、それが第一歩です。

どうか、あなたの頑張りが報われる日が来ますように。

そして、子どもとの関係が、また笑顔に満ちたものになりますように。



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2025年4月4日金曜日

勉強の効率を上げる心理学 ー初頭効果と親近効果を学習に活かそう

 トライプラス諸口校 ハリマです。

塾を起業してから20数年。

教育に関しては、とっても熱い!!と自負しております。


ブログでは、

勉強法や教室のイベント情報、

教室長の思ったことなどを、

綴っております。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

前回に引き続き、心理学を勉強に活かす、

というテーマでの投稿です。


勉強していると、

「最初は集中できたけど後半はあまり覚えていない」とか、

「一番最後に見たところだけはやたらと印象に残っている」

といった経験はありませんか?


実はそのような現象は、心理学的に説明がつくものです。

今回は、勉強の質をグッと高めるために活用できる二つの心理効果、

「初頭効果」「親近効果」について解説し、

それらをどう日々の学習に取り入れるかをご紹介します。


初頭効果とは?

最初に学んだ情報は記憶に残りやすい


初頭効果(Primacy Effect)とは、

連続した情報の中で最初のほうに提示された情報が記憶に残りやすいという現象です。


例えば、10個の英単語を連続して覚えると、

最初の2〜3個は比較的よく覚えていられることが多いです。

この効果が起こる理由としては、

学習の最初は集中力が高く、頭がクリアな状態で情報を受け取れること、

またその後に記憶として整理される時間があることなどが挙げられます。



親近効果とは?

最後に学んだ情報も印象に残りやすい


一方で、親近効果(Recency Effect)とは、

最後に提示された情報が記憶に残りやすいという現象です。

先ほどと同じように英単語を例にすると、

最後の2〜3個も思い出しやすくなる傾向があります。


これは、記憶した直後の情報がまだ短期記憶として脳に保持されているためです。



この2つの効果を勉強にどう活かす?

勉強時間の「最初」と「最後」を工夫する


初頭効果と親近効果をうまく活かすには、

学習の構成を意識することがカギです。

例えば、1時間の勉強時間があるときには、

その最初の10分間と最後の10分間に、特に重要な内容や覚えたいことを配置します。


このようにすることで、記憶に残りやすい時間帯に大切な情報を学ぶことができ、

効率的な学習につながります。

また、30分や20分といった短い学習時間であっても、

冒頭と締めに重点ポイントを入れる意識を持つだけで効果的です。



勉強を小分けにして繰り返すとさらに効果的

「1回で全部覚える」は逆効果


これらの効果は、

勉強を複数回に分けて実施することで繰り返し使うことができます。


たとえば、1時間を一度にやるのではなく、

30分×2回、20分×3回に分けて学習すると、

それぞれに「最初」と「最後」が生まれ、

初頭効果・親近効果を何度も得られます。


学習時間を細かく区切ることで集中力も保ちやすくなり、学習効率がアップします。



中間部分の記憶対策も忘れずに

中盤は記憶に残りにくいと知っておく


ただし、注意すべき点もあります。

初頭効果と親近効果が働くことで、

中間部分の記憶が薄くなりやすいという傾向があります。

これを補うためには、中盤で扱う内容については、

声に出して読む・書いて覚える・図でまとめるなど、

より能動的な学習方法を取り入れることが効果的です。


また、中盤の内容もあえて「次の学習の最初」に持ってくるなど、

記憶の工夫が必要です。



まとめ

心理学を使えば勉強はもっと効率的になる


記憶というのは、努力や集中力だけに頼るものではありません。

人の脳の仕組みを理解し、それに合った学習法を取り入れることが、

賢く勉強するコツです。


初頭効果と親近効果は、簡単に取り入れられる心理学的テクニックのひとつです。

今日からの勉強に、

「最初」と「最後」の時間の使い方を意識して取り組んでみてください。

記憶の定着や学習の手応えがきっと変わってくるはずですよ。

ぜひお試しあれ!!



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2025年4月3日木曜日

「私はできる!」そのひと言が、勉強のやる気を引き出すって本当?

 トライプラス諸口校 ハリマです。

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今日はちょっと面白い心理学の話から、

勉強に使える“言葉の力”についてお話ししていきます。


みなさん、「言葉には力がある」って聞いたこと、ありませんか?

実は、自分の口から発する言葉によって、

自分の考え方や行動を変えることができるというのは、

心理学的にも立証されているんです。


これを活用すれば、

勉強のやる気アップ、目標達成、習慣化…いろんなことに役立ちます!


「私はできる!」=自己成就予言?

この現象、心理学では自己成就予言(self-fulfilling prophecy)と言われています。

簡単に言えば、「私はできる!」と自分で言っていると、

脳がその言葉を信じて、

行動もそうなるように無意識で動いていく…という感じ。

逆に、「どうせムリ…」と言い続けていると、

本当にムリになってしまうので注意が必要です!


勉強に活かす方法、あります!

では、具体的にどうやって勉強に活かすのか?

ここでは、トライプラス諸口校でもおすすめしている4つの方法をご紹介します!


① アファメーションで“自分洗脳”!

自分洗脳、なんて言葉を聞くとちょっと怖いですよね。

しかしそんなに怖いものではありません。


「私は数学が得意」「今日も集中できる」など、

前向きな言葉を自分に向けて声に出して言う。


これはアファメーションと呼ばれる方法で、

自分の脳に“前向きなイメージ”を刷り込む効果があります。

ポイントは、できるだけ具体的に、毎日続けること

朝や寝る前、勉強前にやるとより効果的です。



② 勉強した後に「宣言」する

例えば、

「今日は英単語50個覚えた!」とか「この問題、自分で解けた!」など、

できたことを声に出すだけで、自己肯定感が上がります。

これを繰り返すことで、「やればできる」という気持ちがどんどん強くなりますよ。


③ 学習目標を言葉にする

「今日は19時から理科の暗記をする」

「今週は過去問を2年分やる」


このように、ぼんやりした“やる気”を、言葉で明確な目標にすることで、

実際の行動に移しやすくなります。

声に出して言うことで、より意識がハッキリします。


④ 誰かに聞いてもらう

「今週は絶対に〇〇を終わらせる!」

「今月中に英検の単語マスターする!」

こうやって周りに宣言することで、

“言ったからにはやらなきゃ!”という気持ちが働きます。

友達、家族、先生、誰でもOKです!



言葉の力で勉強習慣を育てよう

勉強は、ただ机に向かうだけじゃなく、

自分をうまく“その気にさせる”ことも大事です。

そのために使えるのが、今回ご紹介した「言葉の力」。


  • 前向きな言葉を習慣にする

  • 小さな成功を口に出して認める

  • 目標を声に出して明確にする

  • 誰かに聞いてもらってやる気を継続

この4つを意識するだけで、勉強のやり方も気持ちもグッと前向きになります。


トライプラス諸口校では“言葉”を大切にしています

私たちの教室では、生徒とのコミュニケーションをとても大切にしています。

勉強のやり方だけでなく、

「心の持ち方」や「言葉の使い方」もアドバイスしています。

「勉強がなかなか続かない…」という方こそ、

ぜひ今日からこの“言葉の力”を試してみてくださいね!

気になることがあれば、いつでもご相談ください😊



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【勉強=将来の力】子どもが「なぜ勉強するのか」を理解するための対話術

 トライプラス諸口校 ハリマです。

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「なんで勉強しなきゃいけないの?」

「将来使わないことばっかり勉強する意味あるの?」

子どもたちからこんな言葉を聞いたこと、ありませんか?

そして、返す言葉に詰まった経験がある保護者の方も多いのではないでしょうか。


「将来のためよ」「いい高校に行くためには必要なの」

── たしかに間違いではありませんが、

子どもたちの心には、なかなか響きにくい言葉かもしれません。

ですが、ついつい言ってしましますよね。


では、子どもが本当に「勉強の意味」に納得し、

自分の意志で机に向かうようになるには、どうすれば良いのでしょうか?


「勉強=目的」ではなく「勉強=手段」であることを伝える

まず大切なのは、

「勉強そのものがゴールではない」ことを、親子で共有することです。

勉強はあくまで、将来やりたいことを実現するための“手段”であって、

“目的”ではありません。

たとえば、医者になりたいなら生物や化学を学ぶ必要がありますし、

ゲームを作りたいなら数学や論理的思考が欠かせません。


「〇〇になりたい」という夢や、

「こんな大人になれたらいいな」という未来のイメージができたとき、

子どもは自然と「じゃあ、今の勉強も必要かも」と思えるようになります。


「なぜ勉強するの?」への効果的な対話術3選

① 子どもの「好きなこと」から話を広げる

「将来は何になりたい?」と聞いても答えにくいときは、


「最近ハマってることって何?」

「その動画、どうして面白いと思うの?」


と日常の好きなことや興味から話を始めてみましょう。

そこから、

「それって、どうやったらもっと詳しくなれるかな?」

と自然に学びにつなげていくのがポイントです。


② 親自身の経験をシェアする

「お母さんも昔は『数学なんて使わない』って思ってたよ。

でも今、家計管理で役立ってるよ(笑)」


といった、リアルな“学びの意味”の実体験を伝えると、

子どもも「勉強って役に立つんだ」と思えるようになります。


③ 「正解」を押しつけない
「勉強は将来のためだから!」「やらないとダメでしょ!」

というように“正解”を押しつけると、子どもは心を閉ざしてしまいます。

大切なのは、「そう思うんだね」と一度子どもの感情を受け止めること。

そして、「お父さんはこう思うよ」と対等な会話のスタンスで伝えていくことです。


勉強の意味を理解した子どもは「学びの姿勢」が変わる

勉強の“必要性”や“意味”を納得できた子どもは、

「テストで良い点を取るための勉強」から、

「自分の未来につながる勉強」へと、視点が変わっていきます。


すると、学ぶことに対するモチベーションも変わり、

机に向かう姿勢に“目的意識”が芽生えます。

これはテストの点数以上に、

将来の社会を生き抜く力へとつながる大きな変化です。


学ぶ意味を見つけた先に広がる「明るい未来」

学校の勉強が、直接将来の職業に繋がるわけではないかもしれません。

けれど、

「どうすれば理解できるか考える力」

「知らないことを学ぶ姿勢」

「諦めずに取り組む粘り強さ」

──こうした力は、社会に出てからこそ求められる“本物のスキル”です。


勉強の意味を親子で一緒に見つけていく時間は、

お子さまの将来を照らす、かけがえのない対話の時間でもあります。

なぜ勉強するのか?

を理解し、勉強を進めてみてくださいね。



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【保存版】どうしたらいいの?子どもの反抗期に親ができること

  親子関係がピリつく毎日…あなたも悩んでいませんか? 子どもが反抗的な態度をとるようになった ――何を言っても「うるさい」「わかってるってば」と返される毎日。 笑顔で話していたはずの親子の時間が、 いつの間にかピリピリとした空気に変わってしまう。 そんな日々に、心が疲れ...