2025年9月19日金曜日

中学受験 その24 我が家の教育【ボンちゃんの調子が悪いの巻】

 夏休みが終わり、受験に近づいてまいりましたね。

塾在籍の中学受験部6年生は、ピリッとしてきました。

自習室で頑張る姿勢が変化しています。


そんな中、我が息子、ボンちゃんは成績が低迷中。

とくに国語の成績は大幅ダウン。


過去一番悪いのではないか?😱という成績となりました。

しかも勉強量が夏休み後半くらいから激減。


夏の疲れもあるとは思いますが、

こんなに何もしない受験生いますか?

と日々もんもんと思いながら過ごしました。


少しは漢字でも覚えてみたら?

と伝えますと、

覚えたーーーーー😏


少しは算数解いてみたら?

解けるもーーーーーん😏


今日、勉強しないの?

もうしたよー、夢の中でやけどな😏


と、最近、プチ反抗期?のような態度をとりますので、

母は放置することにいたしました。

勉強のことは本人に任せます!!



そんなこんなで、

時間だけがただただ過ぎ去り、時々勉強。

H学園のWEB授業は夏期講習含め40本近くため込み、

毎回の復習テストやらプリント、宿題はほぼ放置。

夏休みに欲しいと言って購入した問題も三日坊主。


う~ん。きっと成績がったがたやな。

ハイ。がったがたでしたよ。


う~ん・・・。

ちょっと緩んだだけ!

と思い見守っております。


最後の試験結果も悪く、ホームステイを言い訳にすることもできなくなり、

だいぶとショックを受けたようです。

最近やっと復活し始めました。


ワタクシが彼の勉強姿を見て感じたことがいくつかございます。

遅いです!!
計算間違い、漢字間違いもあります!!
そして、自分で近道を探し、そこでミスってます!!


・・・。

これは、自習の仕方を徹底的に変えねば間に合わないかもしれない・・・。

9月後半に入って気付いた母でありました。


今月中に修正せねば、

取り返しのつかないことになりかねません😭


母は後数か月だけ、息子のために協力しよう、と覚悟を決めましたよ。

ちょっとくらいの寝不足なんてへっちゃらさ。


とりあえず、国語をなんとかせなあかん。

受験までに間に合いますように!!



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2025年9月13日土曜日

共通テスト数学で焦らない!大問別の時間配分と得点戦略

 時間内に解ききる!

共通テストの数学はⅠA70分、ⅡB70分。


限られた時間の中で複数の大問を解き切る必要があり、

毎年「時間が足りなかった」「途中でパニックになった」という声が多く聞かれます。


数学は「解ける問題を落とさない」戦略を取ることで安定して得点を伸ばせる科目です。

ここでは、大問別の時間配分と得点戦略を具体的に解説します。



◆1.共通テスト数学の特徴


  • 問題文が長文化:文章形式で条件を与える問題が多い

  • 資料やグラフを読み取る設問が増加

  • 計算量が多いため、ケアレスミスが得点を大きく左右する

  • 難問は解かなくても合格可能:得点配分の多い標準問題を確実に取ることが重要


👉 すべてを解こうとするのではなく「取れる問題を確実に取る」姿勢が必須です。


◆2.時間配分の全体像

数学ⅠA(70分)

  • 大問1(小問集合)…15分以内

  • 大問2(場合の数・確率/整数など)…15分前後

  • 大問3(二次関数・図形と計量など)…20分

  • 大問4(データの分析など)…20分


数学ⅡB(70分)

  • 大問1(小問集合)…15分以内

  • 大問2(微積分・図形と方程式など)…20分

  • 大問3(数列/ベクトル)…20分

  • 大問4(確率分布・統計など)…15分


👉 特にⅡBは計算量が多いので、「最初から全問正解を狙わない」ことが大切です。



◆3.大問別の得点戦略

① 大問1(小問集合)

  • 難易度は低め。ここで満点近くを狙うことが必須。

  • 「計算の正確さ」を重視。ケアレスミス防止のために途中式を丁寧に書く。


② 場合の数・確率/整数(ⅠA)

  • 基本公式を使いこなせれば得点できる分野。

  • 苦手な人は「出題頻度の高い典型問題」に絞って演習を。


③ 図形・二次関数・数列・ベクトル

  • 図形や数列は問題文を図示することが重要。

  • ベクトルは「座標で処理する」ことを徹底すればスピードが上がる。


④ データの分析・統計問題

  • 教科書に載っている公式・指標(相関係数・標準偏差など)を押さえていれば得点可能。

  • 「文章の意味を正しく読み取り、どの指標を使うか判断する」力が問われる。



◆4.解く順番を工夫する

  • 先に解ける大問から取り組む
    → 苦手な大問に時間をかけすぎると全体が崩れる。

  • 最初の小問集合で必ず得点を確保
    → 精神的な余裕が生まれ、後半で落ち着いて解ける。

  • 見直し時間を残す
    → 5分確保して計算ミスを防げば10点以上の得点差につながることもある。



◆5.演習のやり方

  • 過去問を時間通りに解く
     → 70分・80分を実際に測って解く練習が必要。

  • 間違えた問題は「原因分析」
     → 知識不足か、計算ミスか、時間配分ミスかを区別する。

  • 解法パターンを整理
     → 「この条件ならこの解法」と瞬時に判断できるように演習で定着させる。



◆6.本番で失点しないために

  • 難問にこだわらない:取れそうにない問題は潔く飛ばす。

  • マークミス防止:特に計算問題は答えを飛ばさないよう要注意。

  • 計算の工夫を意識:因数分解・約分などで式を簡単にできるか確認する。


👉 数学は「冷静さ」が勝敗を分ける科目です。

焦らず、確実に得点できる問題を積み重ねましょう。



◆まとめ

共通テスト数学で得点を伸ばすためには、

  1. 大問1の小問集合で確実に得点する

  2. 時間配分を守り、後半の大問に余裕を残す

  3. 得点源となる分野(関数・数列・ベクトルなど)を重点的に演習

  4. 過去問で時間感覚を身につけ、解法パターンを整理する

  5. 難問にはこだわらず、計算ミス防止で安定得点を狙う


数学は満点を狙うよりも「合格に必要な得点を安定して取る」戦略が大切です。

自分の得点源を確立し、時間配分を徹底することで、

共通テスト本番でも落ち着いて得点を積み重ねることができるでしょう。


👉 次回は「理科基礎編」。

短期間で確実に得点源にする勉強法を解説します。



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共通テスト国語は時間が足りない?現代文・古文・漢文の解き順戦略

 国語の時間足りない問題

共通テスト国語は制限時間80分。

現代文・古文・漢文の3分野を解き切らなければならず、

多くの受験生が「時間が足りない」と感じます。


模試でも「最後までたどり着けなかった」

「古文や漢文を飛ばしたまま終わってしまった」という声は後を絶ちません。


しかし、共通テスト国語は解き方を工夫し、

戦略的に時間配分をすれば十分に点数を伸ばすことが可能です。


今回の投稿では「時間が足りない原因」を整理し、

現代文・古文・漢文それぞれの攻略法と最適な解き順を解説します。



◆1.なぜ国語は時間が足りないのか

  1. 文章量が多い
    現代文の評論・小説だけでなく、古文・漢文も含めると80分で処理するには膨大な分量です。

  2. 本文を精読しすぎる
    一語一句を読み込もうとして時間を浪費し、設問に答える時間が足りなくなる。

  3. 解き順を決めていない
    「どこから解くか」を決めずに始めると、時間配分の調整ができません。


👉 「読み方」と「解き順」の工夫が、国語攻略の第一歩です。



◆2.時間配分の目安

80分をどう振り分けるかが勝負を分けます。目安は以下の通りです。


  • 現代文(評論+小説):40分

  • 古文:20分

  • 漢文:20分


👉 ポイントは「古文・漢文に時間を残す」こと。

現代文に時間をかけすぎると、後半が全く解けなくなります。



◆3.現代文の攻略法(評論・小説)

① 設問を先に読む

  • 問われ方を確認してから本文を読むと、重要部分を効率よく拾えます。


② 接続詞・指示語を意識する

  • 「しかし」「つまり」「このように」など論理の転換点を押さえる。

  • 小説なら「心情変化」に注目。


③ 選択肢は消去法で

  • 「本文と違う表現」を排除していく。迷ったら本文に立ち返りましょう。


👉 現代文は「本文に根拠を求める姿勢」が正答率を上げるコツです。



◆4.古文の攻略法

① 文法・単語の知識を前提にする

  • 古文単語300語程度を仕上げておくことが必須。

  • 助動詞・助詞を見抜ければ内容理解が一気に楽になります。


② 主語を補いながら読む

  • 古文は主語が省略されることが多い。場面ごとに「誰の行動か」を意識して読む。


③ 設問との対応を重視

  • 本文をすべて理解する必要はありません。設問に関わる部分を重点的に読み取ることが大切です。



◆5.漢文の攻略法

① 句形を押さえる

  • 反語・否定・二重否定・使役など、基本句形を覚えていれば大部分は解けます。


② 書き下し文をイメージ

  • 瞬時に日本語に直す練習を積んでおくと、内容理解がスムーズになります。


③ 選択肢問題は「大意把握」で十分

  • 全文を精読する必要はなく、設問に関わる部分を確実に拾えばOK。



◆6.おすすめの解き順

パターン1:現代文 → 古文 → 漢文(標準型)

最も一般的。現代文で流れをつかみ、古文・漢文で確実に点を取る。


パターン2:古文 → 漢文 → 現代文(逆型)

古典に強い人は先に解いて得点を固める。現代文は後半でも対応可能。


パターン3:漢文 → 古文 → 現代文(時間確保型)

漢文が短時間で解ける人向け。最初に得点を稼ぎ、残りを現代文に回す。


👉 模試や過去問演習で「自分に合った順番」を見つけることが重要です。



◆7.本番で失点しないための注意点

  • 一問にこだわらない:迷ったら即座に切り替える勇気を持つ。

  • マークミス防止:問題番号のずれは致命的。最後に必ず確認。

  • 見直し時間を確保:3〜5分残せると安心感が増します。



◆まとめ

共通テスト国語は「時間配分」と「解き順」で大きく結果が変わります。


  1. 現代文45分、古文25分、漢文20分を目安に配分

  2. 設問を先に読み、本文から根拠を探す姿勢を徹底

  3. 古文は単語・文法を固め、主語を補いながら読む

  4. 漢文は句形を押さえ、大意把握で設問に対応

  5. 自分に合った「解き順」を模試で試し、本番で使う


90分は短いようで、戦略次第で十分に得点を伸ばせます。
焦らず冷静に、自分の得点源を確実に積み重ねていきましょう。


👉 次回は「数学編」。

大問別の時間配分と得点戦略を徹底解説します。



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2025年9月12日金曜日

共通テスト英語リスニング対策──速い音声に負けない耳の鍛え方

 リスニング対策

共通テストの英語リスニングは30分。

センター試験の時代と比べて文章量が増え、音声スピードも速くなっています。


「聞き取れなかった問題がそのまま終わってしまう」

「集中力が途切れて後半で失点してしまう」と悩む受験生は多いでしょう。


しかし、リスニングは正しい練習をすれば短期間でも大きく伸ばせる分野です。

ここでは、共通テスト英語リスニングを攻略するための

学習法と本番の戦略を具体的に解説します。



◆1.共通テストリスニングの特徴


  • 全問マーク式:記述はなく、選択肢から解答

  • 音声は1回のみ:聞き逃しても繰り返しはない

  • スピードが速い:センター試験より速いナチュラルスピード

  • 問題形式が多様:会話文、アナウンス、図表問題、要約問題など


👉 ポイントは「一言一句を聞き取ろうとせず、要点をキャッチする力」を鍛えることです。



◆2.リスニングで失点する主な原因


  1. 日本語に訳して理解しようとする
    → 頭の中で逐語訳すると、音声に追いつけません。

  2. 音声の「かたまり」が聞き取れない

  3. → 文章を単語ごとに処理してしまい、意味がつながらない。

  4. 集中力が続かない
    → 30分間聞き続ける練習をしていないため、後半で集中が切れる。



◆3.耳を鍛える勉強法

① シャドーイング

音声を聞きながら、少し遅れて発音を真似する練習です。


  • 「意味を理解しながら声に出す」ことが重要

  • 最初はスクリプトを見て練習し、慣れたら音声だけで行う

👉 リスニング力とスピーキング力を同時に伸ばせる最強のトレーニング。


② ディクテーション

音声を一文ずつ止めて、聞こえた通りに書き取る練習です。


  • 自分が聞き取れない音の特徴を把握できる

  • 省略音(going to → gonna など)に気づける


👉 書き取る作業は時間がかかりますが、弱点を発見するのに効果的です。


③ 短文の多聴

1つの教材を繰り返すだけでなく、いろいろな短文を数多く聞き流すことも有効。


  • アプリや英語ニュースを活用

  • 「分からなくても止めずに聞き続ける」ことで耳を慣らす




◆4.共通テスト形式に慣れる

リスニング対策で重要なのは「本番形式で練習すること」です。


  • 共通テストの過去問・予想問題を30分通しで解く

  • 問題用紙にメモを取りながら解答する習慣をつける

  • 図表問題や要約問題など、出題形式ごとの攻略法を確認する


👉 本番に近い形で練習を繰り返すことで、緊張感や集中力も鍛えられます。



◆5.本番での時間配分と戦略

① 聞く前に選択肢を確認

設問を先に見て「何を聞き取ればよいか」を頭に入れておきましょう。

例:数値を問う問題なら、数字や単位に意識を集中。


② 聞き取れなかったら切り替える

1問にこだわると、その後の問題をすべて落としかねません。

分からなければマークだけして次へ。


③ 集中力を維持する工夫

  • 姿勢を正す

  • メモを取りながら聞く

  • 問題の区切りで深呼吸して気持ちを切り替える



◆6.短期間で点数を伸ばす方法

リスニングは他の科目よりも短期間で伸びやすい科目です。


  • 毎日15分のシャドーイングを習慣化

  • 週に2回は30分通しで演習

  • リスニング用語彙を集中暗記(数値・場所・時刻・日常表現)


👉 数週間でも継続すれば、聞き取れる量が増え「音の壁」を突破できます。



◆まとめ

共通テスト英語リスニングで得点を伸ばすためには、


  1. 一言一句を訳そうとせず、要点をキャッチする

  2. シャドーイング・ディクテーション・多聴で耳を鍛える

  3. 本番形式の演習で集中力と形式対応力を高める

  4. 聞き取れなかった問題にこだわらず切り替える


ことが重要です。

リスニングは直前期でもまだまだ伸びる科目です。

毎日の短時間トレーニングを習慣化し、

本番で落ち着いて音声を聞き取れるよう準備を整えましょう。


👉 次回は「国語編」。

時間が足りないと言われる共通テスト国語で、

現代文・古文・漢文をどう解き切るかを徹底解説します。



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2025年9月11日木曜日

共通テスト英語リーディング攻略──80分で解き切る時間配分と解き方

 英語/時間との闘い

共通テストの英語リーディングは80分。

その限られた時間の中で、長文6題を読み切り、設問に答えなければなりません。


文章量はセンター試験時代の約1.5倍に増加しており、

「読んでも終わらない」「焦って精読してしまう」と悩む受験生は多いでしょう。


しかし、適切な時間配分と解き方の工夫を身につければ、

80分を十分に使い切り、高得点を狙うことが可能です。

この記事では、リーディングを攻略するための戦略を具体的に解説します。



◆1.リーディングの特徴を理解する

共通テスト英語リーディングは「速読力+情報処理力」が問われます。


  • 全問マーク式:記述はなく、解答はすべて選択式

  • 文章量が膨大:センター試験よりも文字数が大幅に増加

  • 実用文が多い:メール・広告・ポスター・記事など、日常的な英語資料が頻出

  • 設問は情報探索型:細部を正確に読み取る力が必要


👉 つまり、「精読力より速読力」「単語を完璧に覚えるより文脈から読み取る力」

が重要です。



◆2.時間配分の目安

80分をどう使うかが勝負を分けます。一般的な目安は以下の通りです。


  • 大問1・2(短文読解・情報処理):15分以内

  • 大問3・4(中程度の長文):25分程度

  • 大問5・6(長文読解・総合問題):40分程度


👉 ポイントは「前半を素早く終わらせ、後半に時間を残す」こと。


大問5・6は文章量が多く得点比重も高いため、

ここに時間を確保することが高得点への鍵です。


◆3.設問を先に読む習慣をつける


共通テストでは「何を探せばよいか分からないまま本文を読む」

と時間が足りなくなります。

※人により解き方は異なりますので、あくまでも参考程度にしてください。


  • 本文を読む前に必ず設問に目を通す

  • 設問中のキーワードをチェックして本文に当たりをつける

  • 全文を精読せず、答えの根拠がある部分を重点的に読む


👉 「読む」のではなく「探す」意識を持つことで、スピードと正答率が大きく上がります。



◆4.過去問演習で「時間感覚」を身につける

リーディング攻略に最も効果的なのは、やはり過去問演習です。


  • 時間を必ず計って解く

  • 15分・40分などの節目で「今どの問題まで進んでいるか」を確認

  • 「いつも時間が足りなくなる箇所」を把握する


👉 例えば「大問4で10分オーバーする」など自分のクセが分かれば、

演習で修正できます。

本番での焦りを防ぐことにつながります。



◆5.語彙力の強化は「頻出語を絞る」

全単語を完璧に覚える必要はありません。

共通テストで頻出する単語を重点的に押さえましょう。


  • 広告・案内文によく出る単語(exhibition, discount, registrationなど)

  • グラフ・表現に多い単語(increase, percentage, surveyなど)

  • 接続詞・副詞(however, therefore, in additionなど)


👉 語彙は「文脈で推測する練習」を並行することが大切。

文章全体の流れをつかめば、知らない単語があっても答えにたどり着けます。



◆6.速読力をつける練習法

  • 音読と黙読を組み合わせる:英文を声に出すと文構造が頭に入りやすい

  • シャドーイング:リスニング音源を活用しながら声に出して追いかけると、読むスピードも自然に上がる

  • 短文を多読する:新聞記事・英語ニュースなどで「読む習慣」をつける


👉 毎日15分でも続ければ、読むスピードは確実に上がります。



◆7.得点を安定させるための本番戦略


  • 難問に固執しない:分からない問題はマークだけして次へ進む

  • 見直し時間を確保する:最後の5分で塗り間違いを防ぐ

  • 設問番号に注意:マークシートでずれが起きると致命傷になるので要注意


共通テストは「全問正解を目指す」より「取れる問題を確実に取る」姿勢が大切です。



◆まとめ

共通テスト英語リーディングの攻略ポイントは以下の通りです。


  1. 80分の時間配分を守る(前半短め・後半に時間を残す)

  2. 設問を先に読み、答えを探す意識で本文に取り組む

  3. 過去問演習で時間感覚を養い、自分のクセを把握する

  4. 頻出語を中心に語彙力を強化し、文脈推測力を磨く

  5. 速読練習を毎日続けて読むスピードを上げる


共通テスト英語リーディングは「戦略的に解く」ことで点数が大きく変わります。

焦らず冷静に、そして「探す読み方」を習慣化して、

本番で80分を有効に使い切りましょう。


👉 次回は「英語リスニング編」。速い音声に負けない耳の鍛え方と、

得点を安定させる解き方を解説します。




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2025年9月10日水曜日

共通テストで得点を伸ばす!残り期間の学習計画と時間配分の全体戦略

 共通テストまでの戦略

共通テスト本番まで残り数か月。

模試の結果に焦ったり、「どこから手をつければいいのか分からない」

と不安になる受験生も多いでしょう。

保護者の方も「このままで間に合うのか」と心配になるかもしれません。


しかし実は、この直前期こそが最も成績を伸ばせる時期です。

夏に基礎を固め、秋に演習を積んだ人ほど、

ここから一気に得点力を伸ばす可能性を秘めています。


逆に「やることを間違える」と、せっかくの努力が得点に反映されにくくなります。


そこで今回は、

残り期間で受験生がやるべき全体戦略

「学習計画」「時間配分」「勉強法」「メンタル」の4つの視点から整理します。



◆1.残り期間の学習計画をどう立てるか

① 直前期は「アウトプット重視」に切り替える

直前期に新しい参考書を始めるのは非効率です。

今ある知識を「解ける形」に仕上げることが最優先。


  • 問題演習 → 間違い直し → 類題で再確認
    このサイクルを高速で回しましょう。


特に共通テストは「スピードと処理力」が試されます。

知識があっても演習不足だと、問題量の多さに押しつぶされてしまいます。


② 模試や演習ノートを総点検

これまでの模試や問題演習で間違えたものをまとめたノートは宝の山です。


  • 「知識不足なのか」

  • 「時間が足りなかったのか」

  • 「ケアレスミスなのか」


理由ごとに整理して復習すれば、最短で弱点を克服できます。

直前期は「できなかった問題をできるようにする」ことが最も効率的です。


③ 教科の優先度を明確にする

すべての科目を完璧にすることは不可能です。

志望校の配点を見て「どの教科で点を稼ぐべきか」を決めましょう。


例えば文系なら「英語・国語を安定させ、社会で伸ばす」、

理系なら「数学・理科を得点源にし、英語で落とさない」といった方針を立てます。



◆2.時間配分の全体戦略

共通テストは「時間との戦い」といっても過言ではありません。

問題量が多く、全体の7割を正確に解くスピードが求められます。


① 英語(リーディング80分・リスニング30分)

  • リーディングは文章量が圧倒的。設問を先に読み、答えの根拠を探すように読むことが必須です。

  • 語彙に不安がある人も「単語帳を1周する」より「本文から意味を推測する」練習の方が得点につながります。

  • リスニングは「分からない問題を引きずらない」ことが最大の鉄則。聞き逃しても即座に切り替える練習を、日常的にやっておきましょう。


② 国語(90分)

  • 「現代文45分、古文25分、漢文20分」が目安。

  • 先に古文・漢文を解いて確実に点を取る人もいれば、現代文から入る人もいます。自分に合った順番を過去問演習で見つけることが大切です。

  • 「1問にこだわりすぎて時間を溶かす」ことが最大の失点要因なので、潔い見切りも必要です。


③ 数学(ⅠA70分・ⅡB70分)

  • 「第1問の小問集合」と「標準レベルの大問」で確実に稼ぎ、難問は後回し。

  • 「解ける問題から解く」勇気を持ち、見直し時間を確保することが得点安定につながります。

  • 時間内に全問を解こうとせず、7割を確実に取る意識で臨むと本番で安定します。


④ 理科・社会(60分)

  • 共通テストでは「資料問題」「グラフ問題」が増加しています。

  • 教科書知識を覚えているだけでは不十分で、資料を根拠に考える力が必要です。

  • 過去問や予想問題で「読み取りの練習」を必ず取り入れましょう。



◆3.直前期にやるべき勉強法

  • 過去問を時間通りに解く
     本番のシミュレーションとして最も効果的。1日1科目でもいいので必ず時間を測って解きましょう。

  • 弱点補強はつまみ食いで十分
     新しい分野に手を出すより、出題頻度が高い範囲だけに集中。特に英語の頻出構文や数学の標準問題は外せません。

  • 解法パターンを整理する
     「この問題はこの解き方」と瞬時に判断できるよう、演習で意識しておく。



◆4.メンタルと生活習慣の整え方

直前期は学力だけでなく、心と体のコンディションも合否を左右します。


  • 判定に一喜一憂しない
     模試は途中経過にすぎません。A判定でも落ちる人、C判定から合格する人は数多くいます。

  • 小さな成功体験を積む
     過去問で「前回より5点伸びた」など、自分の成長を実感することで不安を打ち消せます。

  • 生活リズムを本番仕様に
     起床・就寝を試験当日の時間に合わせ、朝から頭を働かせる練習を。睡眠不足は最大の敵です。

  • 休養も戦略の一部
     集中できないときは思い切って休むことも必要。心身をリセットすれば学習効率は必ず戻ります。



◆まとめ

共通テストで得点を伸ばすための全体戦略をまとめると以下の通りです。


  1. 直前期はアウトプット重視に切り替える

  2. 模試や演習ノートを総点検し、弱点をピンポイントで修正する

  3. 各教科の時間配分を決め、本番を意識して演習する

  4. 弱点補強は出題頻度の高い分野に絞る

  5. 生活リズムとメンタルを整え、当日に最高の状態で臨む


直前期は「不安」と「伸びしろ」が同居する時期です。

正しい戦略を持って学習を進めれば、ここからでも十分に得点は伸ばせます。


👉 次回は「英語リーディング編」。

80分をどう使い切り、正答率を上げるかを徹底解説します。



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2025年9月9日火曜日

模試の結果を保護者はどう受け止めるべきか?

模試の見方と保護者サポート

模試の結果が返却されると、受験生本人以上に落ち込んでしまうのが保護者です。


「この判定で志望校は大丈夫なの?」「勉強のやり方が間違っているのでは?」

と不安が募り、つい子どもを責めてしまうこともあるかもしれません。


しかし、模試の結果をどう受け止め、どんな声かけをするかは、

受験生の今後の成績に大きな影響を与えます。


ここでは、保護者が知っておくべき模試結果の正しい見方と、

家庭でのサポートの仕方を解説します。



◆1.模試判定は「未来の合否」ではない

まず理解しておきたいのは、

模試判定は現時点の力を示す目安にすぎないということです。


  • 判定は「受験者集団の中での位置」

  • 毎回の模試で判定が変動するのは当たり前

  • A判定でも落ちる人はいるし、C・D判定から合格した人も多い


判定結果に一喜一憂するのではなく、「現状をどう改善するか」という視点が大切です。



◆2.保護者がやってはいけない対応

模試の結果を見たとき、つい感情的になってしまうことがあります。

以下のような対応は逆効果になりがちです。


  • 「どうしてこんな点数しか取れないの?」と責める

  • 「もうこの大学は無理なんじゃない?」と可能性を否定する

  • 「もっと勉強しなさい!」と抽象的に叱る


これらの言葉は、子どものモチベーションを下げ、自信を奪ってしまいます。

模試の判定が悪くても、正しい努力を積み重ねれば逆転は可能なのです。



◆3.保護者が注目すべき3つのポイント

模試結果で本当に見るべきなのは、判定そのものではなく以下の3点です。


① 偏差値の推移

点数や判定はその模試特有のものですが、偏差値は「全国的な位置」を示します。

前回より上がっているか、下がっているかを見ると成長度合いが分かります。


② 教科ごとの得点バランス

合計点が同じでも、教科バランスは受験に直結します。


  • 英語が安定しているか

  • 数学で大きく失点していないか

  • 社会・理科で得点源を作れているか


どの科目を強化すべきかを確認しましょう。


③ 設問ごとの間違いの傾向

ケアレスミスが多いのか、知識不足なのか。

本人に確認して「なぜ間違えたのか」を把握することが重要です。



◆4.模試後の効果的な声かけ

保護者の言葉ひとつで、子どものやる気は大きく変わります。


  • 「この教科は伸びてきてるね」 → 伸びた点をまず認める

  • 「苦手なところが分かったから、これから伸ばせるね」 → 判定を前向きに捉えさせる

  • 「次はどう対策する?」 → 自分で考えさせ、主体性を育てる


否定ではなく「次につながる声かけ」を心がけましょう。



◆5.家庭でできるサポート

模試の結果に合わせて、家庭でサポートできることは意外に多いです。


  • 生活リズムの安定:夜更かしや朝寝坊を防ぎ、勉強に集中できる環境をつくる

  • 勉強時間の確保:テレビやスマホの使い方を工夫する

  • 環境づくり:静かに勉強できるスペース、温かい食事の用意

  • 伴走者になる:「結果を一緒に分析しよう」と寄り添う姿勢


これらは点数そのもの以上に、受験生の精神的な支えになります。



◆まとめ

模試の結果をどう受け止めるかで、その後の勉強の質は大きく変わります。


  • 判定は「現時点の目安」であり、未来の合否ではない

  • 保護者が一番注目すべきは「偏差値の推移・教科バランス・間違いの傾向」

  • 子どもを責めるのではなく「伸びしろを見つける」姿勢が大切


模試の結果を前向きに活かせるかどうかは、

受験生本人だけでなく、家庭の支え方にもかかっています。


保護者が冷静に受け止め、

正しい声かけと環境づくりを行えば、

子どもは必ず次の模試・本番へと前向きに挑めるでしょう。



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2025年9月8日月曜日

模試の偏差値と合格判定の違いを正しく理解する

 偏差値と合格判定の違い

模試を受けると「偏差値」と「合格判定」が両方示されます。

しかし、この2つの意味を正しく理解している受験生は意外と少ないのです。


  • 偏差値は高いのに判定が悪い

  • 判定は良いのに偏差値が伸びない


こんな結果を見て「どう解釈すればいいの?」と混乱する人も多いでしょう。

そこで今回は、偏差値と合格判定の違いを整理し、

模試の結果を正しく活用する方法を解説します。



◆1.偏差値とは「相対的な学力の位置」

偏差値は、その模試を受けた受験生全体の中で、

自分の学力がどの位置にあるかを示す数値です。


  • 偏差値50 → 受験者のちょうど真ん中

  • 偏差値60 → 上位約16%

  • 偏差値70 → 上位約2%


つまり偏差値は「集団内での相対的な順位」を表しています。

ポイントは「模試の受験者層によって数値が変わる」ということ。

難関大志望者が多い模試では全体のレベルが高くなるため、

同じ得点でも偏差値は低めに出やすいのです。



◆2.合格判定とは「志望校に対する合格可能性」

一方、合格判定は「その大学に合格できる可能性」を示したものです。

模試主催者が蓄積している過去データや合格者実績に基づき、

統計的に算出されています。


  • A判定:合格可能性80%以上

  • B判定:60〜79%

  • C判定:40〜59%

  • D判定:20〜39%

  • E判定:20%未満


 判定は「志望校ごと」に出されるのが特徴です。

同じ偏差値でも、志望校によって判定は変わります。



◆3.「偏差値が高いのに判定が悪い」のはなぜ?

実際によくあるのがこのケースです。

たとえば偏差値65を取っても、第一志望の判定がC判定ということは珍しくありません。


理由は、志望校の合格者層が非常に高いレベルだからです。

難関大学では合格者の多くが偏差値65〜70を取っているため、

「65ではまだ合格可能性50%前後」と判定されることがあります。


この場合は「全国的には上位層だが、志望校の中では平均的」という意味になります。



◆4.「判定は良いのに偏差値が伸びない」のはなぜ?

逆に、偏差値は50台なのにB判定やA判定が出る場合もあります。

これは、志望校の受験者層のレベルがそこまで高くないため、

合格可能性が高く出ているのです。


つまり判定は「その志望校に限った可能性」であり、

偏差値とは別物として考える必要があります。



◆5.模試結果を正しく活用するために

① 偏差値は「学力の推移」を見る

模試ごとの偏差値の上がり下がりをチェックすることが大切です。

1回の判定よりも、継続的に上昇しているかどうかが重要です。


② 判定は「志望校対策の指針」として使う

合格判定は「今のままなら合格可能性はこのくらい」というシグナルです。

判定が悪ければ「志望校レベルとの差」を埋める勉強を計画しましょう。


③ 両方を組み合わせて考える

  • 偏差値=全国的な学力の位置

  • 判定=志望校に対する立ち位置


この両方を見て初めて、模試の結果を正しく理解できます。



◆まとめ

模試の「偏差値」と「合格判定」は似ているようでまったく別物です。

  • 偏差値:受験者全体に対する相対的な学力

  • 判定:志望校ごとの合格可能性


偏差値が高くても判定が悪い場合は「志望校のレベルが高い」、

判定が良くても偏差値が低い場合は「全国的にはまだ課題がある」と読み取れます。


模試の結果は数字に一喜一憂するのではなく、

偏差値と判定を両方見て分析することが大切です。

これができれば、次の模試や入試本番に向けて、

より正確な学習戦略を立てることができます。



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2025年9月6日土曜日

判定別勉強法──A~D判定の戦い方

 判定別勉強法

模試を受けると誰もが気になる「合格判定」。

A判定なら安心、D判定なら落ち込む……という気持ちは自然です。

ですが大切なのは、判定の記号そのものではなく

「そこからどう勉強を修正するか」です。


A判定でも油断すれば失敗しますし、

D判定からでも逆転合格をつかんだ受験生は数多くいます。

ここでは判定ごとに、どのような勉強戦略をとるべきかを整理します。



◆1.A判定(合格可能性80%以上)──油断は最大の敵

A判定は多くの受験生にとって理想的な結果です。

しかし「もう合格できるだろう」と安心してしまうと、

失点が積み重なり本番で不合格になるケースもあります。


戦い方

  • 弱点科目の徹底補強:小さな穴を放置すると本番で大きな失点になる

  • 過去問演習を早めに開始:志望校形式に慣れておく

  • 本番を想定した時間配分練習:点数を落とさない仕上げ


A判定は「合格圏」ではあるが「合格確定」ではありません。

合格を確実にするための詰めを意識しましょう。



◆2.B判定(合格可能性60〜79%)──あと一歩の詰め

B判定は「十分に射程圏内」です。

あと少しの積み重ねでA判定に届くライン。

ここで努力を続けられるかどうかが合否を分けます。


戦い方

  • 得意科目を安定させる:ムラをなくして確実に点数を稼ぐ

  • 苦手科目を1つだけ集中攻略:全科目を完璧にしようとせず、1科目で大幅減点を防ぐ

  • 過去問研究を開始:傾向を把握して重点分野に注力


 B判定は伸びしろが大きい。

迷いなく勉強を継続すればA判定、そして合格が見えてきます。



◆3.C判定(合格可能性40〜59%)

            ──逆転合格のチャンス

C判定は「まだまだ可能性あり」のゾーン。

合格者の中には、秋にC判定だった人も少なくありません。

ここからの努力次第で大きく伸びるのです。


戦い方

  • 苦手科目の底上げ:完全克服でなく「最低限の得点ライン」を確保

  • 得意科目をさらに伸ばす:1科目で引き上げれば合計点が逆転

  • 学習計画を細かく修正:「次の模試までにここを克服する」と具体的な目標を立てる

  • 過去問分析を開始:頻出分野を特定し、勉強に優先順位をつける


C判定は「まだ半分の可能性がある」ことを意味します。

悲観せず、改善行動を積み重ねましょう。



◆4.D判定(合格可能性20〜39%)

           ──まだ勝負は終わっていない

D判定を見ると「もう無理かも…」と感じる受験生もいます。

しかし、D判定から逆転合格を果たした人は少なくありません。

大切なのは「正しい努力を今から始める」ことです。


戦い方

  • 基礎を徹底復習:教科書レベルの穴をつぶすことが最優先

  • 出題範囲を絞る:過去問で頻出分野に集中し、効率よく得点を稼ぐ

  • 勉強時間を増やす覚悟を持つ:量を確保することで一気に底上げできる

  • 出願戦略を検討する:併願校の選定を含め、現実的なプランを立てる


D判定からでも逆転は可能です。

むしろ「伸びしろが大きい」と考え、学習習慣を一気に強化しましょう。



◆5.判定を正しく活かすための共通ポイント


  • 判定は“現時点”を示すだけ

  • 一喜一憂せず、次の行動にどうつなげるかが勝負

  • 復習と計画修正を繰り返すことが成績を伸ばす唯一の方法


判定は「未来を保証するもの」ではなく「改善の道しるべ」です。



◆まとめ

模試の判定はAでも油断禁物、Dでも希望を捨てる必要はありません。


  • A判定:弱点補強と仕上げで確実に合格へ

  • B判定:あと一歩の努力でA判定に届く

  • C判定:逆転合格の可能性十分、戦略的な重点化を

  • D判定:基礎を固め、効率的に点を伸ばせばチャンスあり


模試は結果そのものに振り回されるのではなく、

「次の勉強をどう変えるか」を考える材料です。


判定を冷静に受け止め、学習戦略を修正していくことこそ、

合格への最短ルートなのです。



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2025年9月5日金曜日

模試の判定が悪かったときにやるべき3つのこと

 落ち込んでいる場合じゃない!

模試を受けて返却された結果に

「E判定だった…」「C判定すら届かない…」と落ち込む受験生は多いでしょう。


保護者も「この成績で本当に大丈夫なのか」と不安になるかもしれません。

しかし、模試の判定が悪かったからといって合格が不可能になったわけではありません。

むしろ、模試は「改善すべき点を見つける絶好の機会」です。


ここでは、模試の判定が悪かったときに受験生が

まず取り組むべき3つのことを具体的に紹介します。



◆1.落ち込む前に「原因分析」をする

判定が悪かったときに一番やってはいけないのは、

ただ落ち込んで勉強の手を止めてしまうことです。

大切なのは「なぜ点数が取れなかったのか」を冷静に分析することです。


分析の観点

  • 知識不足:基本用語や公式を忘れていた

  • 演習不足:解法を知っていても、実戦形式で解く練習が足りなかった

  • 時間配分のミス:最後まで解ききれずに得点を落とした

  • ケアレスミス:計算ミスや読み間違いによる失点


まずはこの4つの観点で、各教科の答案を振り返りましょう。

原因が明確になれば、次にやるべきことも自ずと見えてきます。



◆2.復習を「深掘り」して弱点をつぶす

模試は復習が本体といっても過言ではありません。

復習の質で次の成績が決まります。


効果的な復習法


  • 解答を写すだけで終わらせない
     →「なぜこの解法を使うのか」「他の方法はないのか」を考える。

  • できなかった問題をノート化する
     →「自分専用の弱点ノート」を作り、次の模試前に必ず見直す。

  • 似た問題で再挑戦する
     →同じテーマを扱う問題集で解き直し、確実に解ける状態にしておく。


復習を“受け身”で終わらせず、“能動的に掘り下げる”ことで弱点が確実に潰れます。



◆3.勉強計画を修正して次につなげる

模試は「合否判定」ではなく「学習計画を修正する材料」です。

結果を踏まえて、勉強の方針を見直しましょう。


修正のポイント

  • 教科ごとの優先度を見直す
     → 苦手教科を完全に放置すると逆転は難しい。最低限の得点ラインを確保する戦略が必要。

  • 学習サイクルを短くする
     →「インプット→演習→復習」を1〜2週間単位で回す。模試の復習を次の模試までに消化するイメージ。

  • 小さな目標を設定する
     →「次の模試で英語を20点伸ばす」「数学で計算ミスを半分にする」といった具体的な数値目標を立てる。


勉強計画を修正することで、

判定が悪かった模試も「成長のきっかけ」に変えることができます。



◆模試判定が悪くても逆転できる理由

  • 判定は「現時点の成績」を示すだけであり、本番までに伸びる余地は大きい

  • 秋から冬にかけて成績を大きく伸ばす受験生は少なくない

  • 判定に落ち込むのではなく「行動に変える」ことが差を生む


模試は合否を決めるものではなく、「伸びしろを教えてくれるもの」です。



◆まとめ

模試の判定が悪かったときにやるべきことは3つ。

  1. 原因分析をする:知識不足・演習不足・時間配分・ケアレスミスを冷静にチェック

  2. 復習を深掘りする:弱点ノートを作り、解法を理解し直し、似た問題で練習

  3. 勉強計画を修正する:優先度を見直し、短いサイクルで成長を確認する


C判定やD判定でも、

模試の復習と計画修正を徹底した受験生は本番で逆転合格をつかんでいます。

判定に落ち込むのではなく、行動に変えていくことが合格への最短ルートです。


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2025年9月4日木曜日

C判定から逆転合格は可能?成功例と戦略

 最後まであきらめない!

模試を受けて「C判定だった……」と落ち込んでいませんか?

C判定は「合格可能性40〜59%」と表されます。


多くの受験生は「半分以下なら厳しいのでは?」と感じるかもしれません。

しかし実際には、C判定は十分に逆転合格が可能なゾーンです。

ここから合格をつかみ取った先輩は数多く存在します。


この記事では

「C判定から合格できるのか?」「そのためにどんな戦略が必要か?」を、

成功例と具体的な勉強法を交えて解説します。



◆1.C判定は「射程圏内」である

C判定=40〜59%。

つまり、統計的には「2人に1人は合格できる」ラインです。

A判定やB判定と比べれば安心感は劣りますが、E判定とは大きな違いがあります。


  • C判定=合格可能性が十分にある

  • 模試の時期によってはむしろ健闘している結果


特に秋の模試でC判定なら、そこからの伸び次第で合格をつかめる可能性は高いのです。



◆2.実際の成功例

過去にC判定から合格した先輩たちは、次のような共通点を持っていました。


  • 苦手科目を1つずつ潰した
    → 英語長文が足を引っ張っていた人は、秋から毎日1題を継続して得点源に。

  • 過去問で出題傾向を分析した
    → 志望校の過去問を研究し、「頻出分野に特化して勉強した」ことで効率的に点数を上げた。

  • 模試の判定に一喜一憂せず、勉強を継続した
    → 「C判定=まだ可能性あり」と捉え、冷静に計画を修正して努力を積み重ねた。


実際に、秋の全統模試でC判定だった生徒が、

入試本番で国公立大に合格するケースは珍しくありません。



◆3.C判定から逆転合格するための戦略

① 苦手科目を「捨てない」

よくある失敗は、苦手科目を切り捨ててしまうことです。

入試は総合点で合否が決まるため、

1科目が足を引っ張ると全体の合格可能性が下がります。

苦手科目は「最低限の得点ライン」を確保する意識で取り組みましょう。


② 得意科目をさらに伸ばす

得意科目は「安定した得点源」に仕上げましょう。

特に数学や英語のように配点が大きい科目は、

得意をさらに強化することで逆転の大きな武器になります。


③ 過去問を研究して重点化

志望校の過去問を分析すると、出題傾向に必ず偏りがあります。


  • 英語なら「自由英作文が毎年出る」

  • 日本史なら「近現代が頻出」

  • 数学なら「整数問題がよく出る」


こうした傾向をつかみ、勉強範囲を重点化することで効率が一気に上がります。


④ 学習サイクルを早める

直前期になってからではなく、

秋の時点で「インプット→演習→復習」のサイクルを高速で回すことが重要です。

復習の質が高ければ、C判定からでも一気に伸びることが可能です。



◆4.模試判定に惑わされない心構え

C判定を受けて気持ちが落ち込むこともあるでしょう。

しかし、模試はあくまで「途中経過」です。


  • A判定でも油断して落ちる人がいる

  • C判定からでも逆転する人がいる


大切なのは「自分の勉強を改善する材料」として模試を使うことです。



◆まとめ

C判定は「まだまだ合格可能性が十分ある判定」です。


  • 苦手科目を放置せず最低限のラインを確保する

  • 得意科目をさらに伸ばす

  • 過去問分析で効率的に重点化する

  • 模試は“分析材料”と捉え、冷静に学習を続ける


これらを意識すれば、C判定からの逆転合格は決して夢ではありません。

むしろ、ここからの努力次第で大きく差がつくのです。


模試の判定を受け止め、行動に移した人こそ、合格を手にできます。



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2025年9月3日水曜日

模試の判定は本当に当たる?信じすぎてはいけない理由

 合否判定の結果を見て、一喜一憂していませんか?

模試を受けたあと、多くの受験生や保護者が一番気にするのは「判定」でしょう。

A判定なら安心、D判定なら絶望……と一喜一憂してしまうのは自然なことです。

しかし、模試の判定は「未来の合否を予言するもの」ではありません。


判定通りにならないことも、今までたくさん見てきました。


模試の判定の仕組みを理解し、正しく活用することでこそ、

成績を伸ばす大きなヒントになります。


ここでは

「判定はどこまで当たるのか?」

「信じすぎてはいけない理由」

「活かすために見るべきポイント」を整理して解説します。



◆1.模試の判定はどうやって出されているのか?

模試の判定は

「同じ模試を受けた母集団の中で、志望校に合格できる可能性」

を統計的に出したものです。


  • A判定=合格可能性80%以上

  • B判定=60〜79%

  • C判定=40〜59%

  • D判定=20〜39%

  • E判定=20%未満

といった形で示されます。


ここで重要なのは、

「あくまで模試を受けた受験生の中での位置」であること。


模試ごとに受験生の層が違うため、同じ成績でも判定が変わることがあります。



◆2.判定は“未来を保証するもの”ではない

模試の判定を信じすぎてはいけない理由は大きく3つあります。

① 模試の受験者層が本番と異なる

難関大志望者が多い模試では判定が辛く出やすく、

逆に全国模試など受験者層が幅広い模試では判定が甘めに出ることもあります。


② 本番までに成績は変動する

模試はあくまで「その時点での力」を測っているに過ぎません。

C判定から合格する人もいれば、

A判定を取り続けていても本番で不合格になる人もいます。


③ 科目ごとの得点差が反映されにくい

模試は合計点で判定が出る場合が多いため、

1科目が極端に苦手でも他でカバーできることがあります。

しかし実際の入試は科目配点が大学ごとに異なるため、

模試の判定と本番結果が一致しないことも珍しくありません。



◆3.模試の判定から学ぶべきこと

では、模試の判定をどう活用すべきでしょうか?

大切なのは「判定そのものに一喜一憂する」のではなく、

「判定を出すためのデータ」を分析することです。


① 偏差値の推移をチェックする

判定よりも大事なのは「偏差値が上がっているか下がっているか」です。

特に主要3科目(英数国)の偏差値が伸びているなら、

判定が悪くても自信を持って良いでしょう。


② 教科別の得点バランスを見る

合計点だけでなく、どの科目で点を落としたのかを確認してください。

苦手科目がボトルネックになっていることが多いので、

次の勉強計画はそこを重点的に補強しましょう。


③ 設問ごとのミスを分析する

「ケアレスミスなのか」「知識不足なのか」「時間配分ミスなのか」

を分析することが、次の成績アップにつながります。



◆4.判定に振り回されないために

模試の判定は「成績の現状を把握するためのツール」であって、

「合否の決定通知」ではありません。


  • A判定でも油断すれば落ちる

  • C判定でも正しい努力をすれば十分合格できる


実際に、多くの逆転合格者は「C判定・D判定からスタート」しています。

重要なのは判定に左右されず、模試を“分析材料”として使うことです。



◆まとめ

模試の判定は「当たる・当たらない」で考えるものではなく、

現状を知り、次にどう行動するかを決めるための指標です。


  • 判定は受験者層や時期によって変わる

  • 本番までの努力次第で成績は大きく動く

  • 偏差値の推移や教科別の得点を分析することが重要


模試は未来の結果を保証するものではありません。

むしろ「これからどう伸びるか」を示す地図のようなものです。

判定に一喜一憂するのではなく、冷静に分析して次の勉強につなげましょう。



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2025年9月2日火曜日

入試直前3か月の勉強戦略──全教科を仕上げるラストスパート法

 

3か月の勉強戦略

受験本番まで残り3か月を切ると、

多くの受験生は「時間が足りない」「どこから手をつけるべきか分からない」

と焦りを感じます。しかし、残り期間をどう過ごすかで合否は大きく変わります。


ここからは、全教科を効率よく仕上げるための総合戦略を紹介します。



◆1.「弱点補強」と「得点源強化」のバランスをとる

直前期にやりがちな失敗は、弱点だけに時間を割いてしまうことです。

確かに穴を埋める作業は必要ですが、同時に「得点源をさらに伸ばす」ことも重要です。


  • 弱点補強:苦手分野を“完璧”にする必要はありません。入試で出題頻度が高いものだけを絞って復習する。

  • 得点源強化:比較的得意な科目・分野をさらに固めて「安定して取れる得点」にする。


この2本柱を意識すれば、無駄なく点数が上がっていきます。



◆2.全教科に共通する直前期の勉強法

① 過去問演習を軸にする

直前期は「過去問」こそ最大の教材です。

各大学の出題傾向や難易度を知り、時間配分を体に覚え込ませることが重要です。

解いたら必ず「どの分野で点を落としたか」を分析し、次につなげましょう。


② 間違えノートを活用する

直前期は新しい問題集に手を広げるよりも、

今まで解いた問題の中で間違えたものを徹底復習することが効果的です。


自分専用の「弱点まとめノート」や「間違えノート」を作り、

毎日見直す習慣をつけましょう。


③ アウトプット重視に切り替える

知識のインプットばかりに偏らず、

必ず問題演習や記述練習でアウトプットを意識してください。

頭に入れた知識を実際に使うことで、初めて得点力として定着します。



◆3.科目別のラストスパート法

  • 数学:標準レベルの問題を確実に解ける力を仕上げる。難問は追いすぎない。

  • 英語:長文読解を毎日継続しつつ、英作文・リスニング対策も忘れない。

  • 国語(現代文・古文・漢文):過去問を通じて「時間配分」と「設問の根拠確認」の訓練をする。

  • 理科:公式暗記よりも「なぜその式が成り立つか」を確認し、典型問題を完璧に。

  • 社会:一問一答+過去問で「知識を使える形」に整理。資料問題は必ず練習する。



◆4.生活面の最終調整

直前期は「勉強時間」だけでなく「生活習慣」も大切です。


  • 就寝・起床時間を試験本番に合わせる

  • 本番と同じ時間帯に過去問を解いて体を慣らす

  • 暗記科目は朝・夜に復習、思考科目は昼に演習


勉強リズムと生活リズムを一致させることが、本番のパフォーマンスにつながります。



◆まとめ──最後に伸びるのは“戦略的に勉強した人”

受験直前期に必要なのは、「弱点補強」と「得意科目強化」のバランス、

そして「過去問中心の演習」です。

焦って手を広げるのではなく、

今まで積み重ねてきたものを整理し、得点につながる形に仕上げていきましょう。


残り3か月は、最も伸びる可能性が高い時期です。

計画的に、冷静に、そして粘り強く。

最後の努力が合格という結果を呼び込みます。



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2025年9月1日月曜日

英作文とリスニングで差をつける!秋から伸ばす英語アウトプット対策

 英作文とリスニングで差をつけよ!

多くの受験生は英語の勉強というと「単語」「文法」「長文読解」に時間をかけがちです。

確かにこれらは受験英語の基盤であり、夏の時点で基礎を固めることが重要です。


しかし、秋以降に他の受験生と差がつくポイントは「英作文」と「リスニング」です。

どちらも軽視されがちですが、対策をすれば短期間で得点を伸ばせる分野でもあります。

ここでは、秋から本格的に取り組むべき英作文・リスニングの勉強法を解説します。



◆1.なぜ英作文とリスニングで差がつくのか?

後回しにされやすい

受験生の多くは長文読解に比重を置きすぎて、

英作文やリスニングは直前期に少しやる程度になりがちです。

そのため、本番で差が開きやすいのです。


出題割合に対して軽視されがち

大学によっては英作文が20点以上、リスニングが30%近くを占めることもあります。

ここを捨ててしまうのは非常にもったいない戦略です。


短期間で伸びやすい

単語・文法は積み上げが必要ですが、英作文とリスニングは

「型を覚える」「耳を慣らす」ことで短期間でも効果が出やすい分野です。



◆2.英作文の勉強法

① まずは「型」を身につける

英作文は自由に書く力よりも、典型的な表現パターンを覚えて使いこなせるかが勝負です。


  • 意見を述べるときの型:I think that ~. / The reason is that ~.

  • 比較をするときの型:A is more ~ than B. / Not only A but also B.

  • 結論をまとめる型:Therefore, ~. / In conclusion, ~.


このように「導入・理由・結論」のテンプレートを練習しておくと、本番で迷わず書けます。


② 添削を受ける or 自己添削をする

可能であれば先生や塾で添削を受けるのが理想ですが、

難しい場合は自分で「シンプルに、正しい英文を書く」ことを意識してください。


難しい単語や表現に挑戦してミスするより、

基本的な文法で正確に書く方が高得点につながります。


③ 過去問で「出題形式」に慣れる

和文英訳なのか、自由英作文なのかで対策は変わります。

志望校の過去問を確認し、形式に合わせた練習を積んでおきましょう。



◆3.リスニングの勉強法

① 音読・シャドーイングで耳を鍛える

リスニングは「英語を日本語に訳してから理解する」クセをやめることが大切です。

英文を見ながら音読し、次に音声を聞きながら追いかける「シャドーイング」を行うと、

英語の語順のまま理解できる力が身につきます。


② 短い英文を繰り返す

長いスクリプトを1回聞くより、短い英文を何度も繰り返し聞く方が効果的です。

「聞き取れなかった部分を特定して克服する」トレーニングを繰り返すことで、

弱点が減っていきます。


③ 問題形式に慣れる

共通テストや私大のリスニング問題は、出題形式がある程度決まっています。

設問パターン(会話文・図表問題・要約など)に慣れておくと、

本番で焦らずに対応できます。



◆4.直前期に効果を最大化する方法

  • 毎日10分でOK:英作文は短いお題で1日1文書く。リスニングは1日10分でも耳に触れる。少しずつの積み重ねが効きます。

  • 過去問の比重を増やす:英作文もリスニングも「志望校形式」で練習することが最重要。特にリスニングはスピードや発音の癖が大学ごとに違うことがあります。

  • インプットとアウトプットを並行:単語暗記は継続しつつ、それを「使う練習(書く・聞く)」に回すと知識が定着します。



◆まとめ──アウトプットを鍛えて差をつける

秋以降に差がつくのは、英作文とリスニングです。


  • 英作文は「型」を覚えてシンプルに正確に書く

  • リスニングは「毎日耳に慣れる」+「形式に慣れる」

  • 直前期は過去問演習で本番を想定する


夏までにインプット中心で力を蓄えた人は、

今こそアウトプットに力を入れるべき時期です。


ここを徹底することで、他の受験生が取りこぼす得点をしっかり拾い、

合格に大きく近づくことができます。


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【受験】模試後こそ伸びる!結果を『チャンス』に変えるための3つの見方

 模試結果に一喜一憂してませんか? 秋の公開模試や合判模試の結果が返ってくるこの時期。 「思ったより悪かった…」 「前回より下がってしまった…」という声を多く聞きます。 中学受験を控える6年生にとって、模試の結果はどうしても一喜一憂してしまうもの。 でも実は、 模試の“見方...